クラシテク,病院向けAIエージェント「SHISHIビョウイン」を提供開始。初期費用・固定費・契約縛りゼロ。カルテやX線照射録を撮って送るだけでレセコン入力完了。加算・返戻チェックもAIが実行。
使用中のカルテ・レセコンはそのまま。紙の書類をスキャンや撮影で送るだけでレセコン入力から月初の保険請求まで完結。クラシテクは政府のバーティカルAI重点19分野指定を受け,医療・介護のAXを推進する。
2026-8-6
『Create the next AI society for GovTech.(制度産業のAIインフラで,次世代の暮らしを創る。)』を掲げる(株)クラシテク(以下「クラシテク」)は,病院向けに特化したバーティカルAIサービスとして,病院のレセコン入力,保険請求業務をAIで自動化する「SHISHIビョウイン」を提供開始したことを発表した。
※「SHISHIビョウイン」の機能の一つである「レセコン入力機能」の説明動画
https://youtu.be/IbqI6XfXsJk?si=58PbyBHTBtJL2h7B
医療事務の膨大な専門知識を前提に業務が構築されている
病院における医療事務は,カルテの専門用語から診療内容を正しく読み取り,レセコンへの入力から患者会計までを滞りなく完了させる役割を担っている。カルテ情報をレセコン情報へと変換できるのは,医療事務の頭の中に膨大な専門知識が蓄積されているからである。また,保険請求の際にも,返戻を防ぐためのエラーチェックや,適切な加算算定のための確認が行われるが,チェックツールが存在してもなお,医療事務の知識があることを大前提として業務が構築されている。
つまり,働き手不足が現実となるなかで,専門知識を持つ医療事務が欠ければ運営が立ち行かなくなる病院は,社会的な重要性を持ちながらも非常に脆い基盤の上に成り立っている。少子高齢化が今後ますます進み,暮らしのライフラインとして病院の重要性が増していくなかで,医療事務の方々の研鑽と努力に依存したこの構造的課題は,一刻も早く解決されるべきものと考える。
「訪問看護だけではなく,病院も」という現場の声から
同社は,訪問看護ステーションに特化したバーティカルAIサービス「SHISHIホウカン(AIオペ)」を提供し,記録書Ⅱ・報告書・計画書作成,レセプト業務などの記録・請求業務を大幅に効率化してきた。その導入が病院併設の訪問看護ステーションに広がるなかで「病院の医療事務業務もAIで効率化してほしい」という声を多く聞くようになり,今回のSHISHIビョウインの開発に至った。「SHISHIホウカン」で培った高精度な書類自動生成・レセプト処理等の技術,業務知見などを,病院業務に合わせる形で届ける。
新しいソフトや,やり方を覚えずに効率化
同社がSHISHIビョウインを開発するにあたり,何度も看護師,事務の皆様に使い勝手を確認・相談し,その際に看護師,事務員がAIを活用するからといって,新しいソフトを覚えなくてはいけないこと,業務が変わることは避けたいと強く思っていることを理解した。同社は全ての看護師,事務員が慌ただしい日常の中で,わざわざ新しいソフトを覚えなくていいこと,極力業務を変えないことを念頭に,それでも効率化が可能となる「使えるAIサービス」「使いたくなるAIサービス」を開発・提供することをコンセプトとしている。
従来のオンプレシステムをAIで動かす・補う
病院においては多くがオンプレシステムを利用しており,医師の負担軽減などの理由から依然,紙カルテで業務を回している病院も少なくない。ここにAIネイティブな電子カルテ・レセコンを普及させていくことはコスト,運用の両面から現実的ではない。既存のカルテシステム,レセコン及び既存の運用に則る形でAIを活用するアプローチが必要である。同社のSHISHIビョウインはお使いのシステムを利用しながら,病院業務を効率的に行えるように設計されている。例えば,手書きカルテをスキャンするまたは写真で撮って送るだけでそれが読み取られ既存のレセコンに入力される。もちろんX線照射録などの各種書類の読み込みや,処方箋入力など,一通りの読み込み,入力が可能である。また保険請求時には返戻を起こさないためのエラーチェック,適切な加算のためのチェックなどもAIが行い,保険請求業務が円滑に実施できるようになる。
SHISHIビョウインができること(SHISHIビョウインの主な機能)
レセコンへの自動登録
スキャンまたは写真撮影されたカルテ情報を読み取り内容を判断し,レセコンへの入力が行われる(人が最終判断・更新する)。
保険請求データをチェック
レセコン情報を自動で集め,返戻チェック,加算チェックを行う。
保険請求業務を自動化
使用中のレセコンに慣れてないスタッフでも,SHISHIが用意する様々なUIを通じて複雑な保険請求業務を円滑に実行できるようにする。
訪問看護ステーション向けの指示書作成を自動化
訪問看護ステーションから届く指示書依頼書を写真に撮って送るだけで指示書のたたき台が作成され,医師の当該業務負担を低減する。
必要書類のシステム登録
上記の他,問診票,保険証など業務に必要な書類などもスキャンまたはスマホで写真に撮って送れば自動で既存システムに登録される。
毎月20,000以上の処理で得た学習データと,あなたのデータであなたの業務を最高水準で最適化していく。
同社のAIエージェントSHISHIは同社のコンテキストプラットフォーム「CAIVA」と連携されているが,CAIVAには毎月20,000以上の処理を通じて得た独自データが蓄積されている。また,病院が指定する考え方,フォーマット,個々のやり方,SHISHIを通じたやりとり,さらには様々な時系列データをCAIVAの専用エリアに格納し続けることで,CAIVAは個々の病院,職員にとっての最適解を学んでいく。それにより,SHISHIは業界最高水準をベースに一つ一つの病院,一人一人の職員に合わせた形で各種処理を行えるようになる。SHISHIビョウインは使う人が増えるほどに,使えば使うほどに,その提供品質が上がっていく。
今のソフトのまま,明日から導入できる
SHISHIビョウインは,特定のカルテシステム,レセコンに依存しない。今使用中のシステムはそのままにSHISHIビョウインを導入できる。
・システム移行・データ移行は不要:既存の業務フローにそのまま組み込む。
・難しい操作研修は不要:慣れたスマホの操作感でそのまま使うことができる。年齢を問わずパソコンが苦手な介護士の方でもすぐに使える。
・小規模病院でも大規模病院でも:小規模な病院から大規模な病院まで規模を問わず手軽に導入できる
現地に向かい,導入フォローも行う
常に忙しく働いている中で,長年繰り返してきた業務を変えるということは簡単なことではない。同社のSHISHIシリーズはなるべく業務を変えないことを第一に考え,開発を重ねているが,導入に際しては全く業務が変わらないということではない。例えば,今まで紙カルテを見ながらレセコン入力してきた作業は,スキャンまたはスマホで写真を撮って送信ボタンを押すという作業に変わる。同社は社員を導入期間に現場派遣し丁寧にこの導入を支援する。導入にあたっての負担もゼロにするという目標を持って導入を支える。
導入事例:医療法人 北翔会
北海道を拠点に,病院,居宅,訪問看護ステーション,デイケアなどを運営する北翔会では多くの事業で当社のSHISHIシリーズをご利用いただいています。導入前は経験豊富な医療事務が専門性を発揮した上で医療事務を進めていましたが,導入後は負担が減り,さらには分散され,これまで手をつけれなかった生産性改善に取り組んでいます。医事課全員がSHISHIビョウインを使いこなしており,満足度100%となっています。
初期費用0円・固定費0円・契約期間の縛りなし
「SHISHIビョウイン」は,導入時の初期費用,毎月の固定費用ともに0円。契約期間の縛りも設けず,必要な業務を必要な分だけ利用できる従量課金を基本とする。
初期費用:無料
月額固定費:無料
契約期間の縛り:なし
利用料金:患者1名あたりの従量課金制,または月額定額プランから選択できる
「使わない月も固定費がかかる」「利用者が増えると割高になる」という従来型の料金体系の不合理を排し,事業所の規模や担当件数に応じて無駄なく使える設計を行っている。
医療・介護業界の AIトランスフォーメーション(AX)を着実に実現
同社は,医療・介護の業界全体が一人一人の利用者・患者及びその家族に少しでも多くの時間を割けるように,またそれにより少しでも質の高い医療・ケアが利用者・患者に届く世界が実現するように,AIという強力なテクノロジーと弊社で蓄積したデータを活用してより良いサービスの開発・展開に努めていく。政府の「バーティカルAI」重点19分野の指定を踏まえ,医療・介護業界の AIトランスフォーメーション(AX)を着実に実現する。
(株)クラシテク 代表取締役 一岡 亮大 氏 からのコメント
病院の医療事務は,膨大な制度知識と経験によって支えられています。私たちは,その専門性を単純な転記や情報整理に費やすのではなく,判断や患者様への対応により多く活かせる環境をつくりたいと考え,『SHISHIビョウイン』を開発しました。既存のカルテシステムやレセコンを活かし,初期費用0円,固定費0円,契約期間の縛りなしで,必要な業務から導入できるサービスを届けてまいります。
●問い合わせ先
(株)クラシテク
TEL: 050-1726-1253
メール:k.iehara@kteku.com(担当:家原)
https://kteku.com/shishi/zaitakuiryo/
