AI Dock,「予防医療を,物語に変える。」全身スキャン×AIの予防医療サービス「AI Dock」正式提供を開始,シードラウンド約2.6億円を調達
DWIBS法発案者・高原太郎医師が医学監修,マーソ等が出資。商号をAI Dock(株)へ変更
2026-8-20
AI Dock(株)(旧商号:Med X(株),以下「AI Dock社」)は,全身スキャンとAIを活用した予防医療サービス「AI Dock(エーアイ・ドック)」の正式提供を開始したことを発表した。あわせて,シードラウンドにて約2.6億円の資金調達を実施するとともに,ブランドの一貫性を高めるため,商号を「Med X(株)」から「AI Dock(株)」へ変更した。なお,商号変更に伴う事業内容,代表者および所在地の変更はない。
AI Dockは,DWIBSを含む画像検査,血液検査,ライフスタイル情報などを統合し,一人ひとりが自身の健康状態を理解し,継続的な健康管理につなげられる体験の提供を目指す予防医療サービスである。医学監修には,DWIBS法発案者である高原太郎医師(放射線科専門医・医学博士)が協力している。
AI Dock社は,Bio Engineering Capital(株)(以下「BEC」)のカンパニークリエーションプロジェクト第一弾として設立された。シードラウンドには,国内最大級の人間ドック予約サイト「MRSO」を運営するマーソ(株)をはじめ,事業会社,医師,起業家等が出資している。調達資金は,プロダクト開発,提携医療機関の拡大,顧客体験・ブランド構築,専門人材の採用,サービス提供体制の強化に充当する。
【背景】
検査を「受けて終わり」にしない
日本はMRIやCTなどの画像検査インフラが充実しており,人間ドックや健康診断が広く普及している一方,検査結果を継続的な健康管理につなげにくいという課題がある。また,海外では全身スキャンとデジタル技術を組み合わせたヘルスケアサービスも登場している。 AI Dock社は,画像検査・血液検査・AI・専門医の知見を組み合わせ,「検査後から価値が始まる」予防医療体験の社会実装を目指す。
【AI Dockの主な特長】
1. DWIBSを含む全身スキャン
放射線被ばくを伴わないMRI撮像法であるDWIBSを中核の一つとし,脳MRI,肺CT等と組み合わせ,身体への負担に配慮した検査体験を提供する。
2. 画像・血液・ライフスタイルデータの統合
複数のデータを統合的に整理し,将来的な経時変化の把握にもつなげていくことを目指す。
3. ナラティブAIレポート
専門的な検査結果をわかりやすく整理・可視化し,自身の身体と未来に向き合うきっかけをつくる。
4. パーソナルAIによる継続支援
検査後も,AIを活用した健康情報の理解支援を通じて,継続的な健康管理を支援する。
受診可能な提携施設として,赤坂パークビル脳神経外科 菅原クリニック 東京脳ドック,高原クリニック イノベーティブスキャン等を順次拡大していく。
利用希望者は,公式サイト(https://ai-dock.ai
)より登録。
※本サービスは医療機関と連携して提供する。検査は提携医療機関が実施する。
※AIによる情報提供は一般的な健康管理支援を目的とするものであり,医師による診断・治療・助言を代替するものではない。
※本サービスは,疾病の診断や治療の代替を目的とするものではなく,医師による診療・判断が必要な場合がある。
※提供内容・料金・対象地域は変更となる場合がある。
【資金調達と出資者】
シードラウンド(約2.6億円)により,正式提供後の品質向上と拠点拡大を加速する。個別の出資金額およびバリュエーションは非開示。
※下記は,氏名・社名の公表に同意した出資者の一部である。このほか,氏名・社名を非公表としている出資者がいる。
戦略パートナー(事業会社)
・マーソ(株)
医師・専門家,起業家・事業家等(順不同)
・井手 武 氏(医師・医学博士/東京ビジョンアイクリニック阿佐ケ谷 院長)
・緒方 憲太郎 氏((株)Voicy 代表取締役CEO)
・菅原 道仁 氏(脳神経外科医/医療法人社団赤坂パークビル脳神経外科 理事長)
・田中 邦裕 氏(さくらインターネット(株) 代表取締役社長)
・木島 茂喜 氏(放射線診断医/TRN合同会社 代表(画像診断専門医・IVR専門医))
・樋口 優貴 氏(Deep Growth Capital合同会社 代表社員)
・Matěj Chmelo 氏(投資家)
関連会社
・Bio Engineering Capital(株)(カンパニークリエーション/既存株主)
【出資者からのコメント】(順不同)
マーソ(株) 代表取締役社長CEO
西野 恒五郎 氏
この度,AI技術を活用した予防医療サービスを展開するAI Dock(株)へ出資いたしました。マーソが培ってきた全国規模の人間ドック予約基盤と,AI Dockの先進的なAI技術を掛け合わせ,より多くの方へ,質の高い新たな予防医療体験を届けてまいります。
脳神経外科医/医療法人社団赤坂パークビル脳神経外科 理事長
菅原 道仁 氏
検査は受けて終わりではなく,結果を一緒に考え,その方の人生目標に活かして初めて意味を持ちます。AI Dockは,専門的な所見をわかりやすく整理し,検査後の行動と継続までを支えようとしています。医師として,受診された方の「心」まで支える予防医療の実現を期待し,より多くの方々を支えられるよう尽力してまいります。
放射線診断医/TRN合同会社 代表(画像診断専門医・IVR専門医)
木島 茂喜 氏
画像診断は,異常を見つけて終わりではありません。所見が本人に正しく届き,h必要な精査や意思決定につながって初めて,予防医療として価値を持ちます。医学的に正しいものを,実際に社会へ届く仕組みに変えていくAI Dockの挑戦に強く共感し,その社会実装を応援したいと考え出資させていただきました。
医師・医学博士/東京ビジョンアイクリニック阿佐ケ谷 院長
井手 武 氏
開業医として日々感じるのは,専門的な検査結果ほど,生活者の言葉に翻訳する手間と責任が大きいということです。AI Dockは,臨床の信頼を崩さずに「わかる体験」へ寄せようとしています。医師であり事業者でもある立場から,そのバランス感覚に期待し,出資を通じて応援しています。
さくらインターネット(株) 代表取締役社長
田中 邦裕 氏
クラウドをはじめとするインフラは,サービスの信頼性を支える土台です。予防医療の領域でも,検査データの扱いと,その後の体験設計がつながって初めて,社会に届く価値になると考えています。AI Dockが全身スキャンを起点に,理解と継続までをプロダクトとして設計しようとしている点に可能性を感じ,出資を通じて応援しています。
(株)Voicy 代表取締役CEO
緒方 憲太郎 氏
かつてがんゲノム検査の事業を経営し,医療とテクノロジーの間にある壁の高さを知りました。だからこそ,検査データを一人ひとりの物語に翻訳するというAI Dockの挑戦に心が動きました。10年来見てきた島原さんの構想力と実装力に,心から期待しています。
Deep Growth Capital合同会社 代表社員
樋口 優貴 氏
AI Dockという世界に通ずる素晴らしいサービスの成長に関わることができ大変感謝しています。放射線被ばくを伴わない安心・安全なMRスキャンによる予防医療の価値,及びそのデータを活用したビジネス拡大への期待は大きく,将来が非常に楽しみです。私自身も伴走し,成長を加速する支援をしたいと考えております。
投資家
Matěj Chmelo 氏
I believe the biggest gains in longevity will come from catching problems early and acting on data, and AI finally makes that practical at scale. AI Dock is building exactly that, and the team has the vision and execution to deliver it. Glad to be part of the journey.
【代表コメント】
AI Dock(株) 代表取締役 島原 佑基 氏
予防医療は,「検査を受けること」自体が目的ではなく,その後の人生や行動につながって初めて価値を持つ——そう考え,AI Dockをつくりました。
全身スキャンで得たデータをわかりやすく整理し,一人ひとりが自身の身体と未来に向き合う。その体験を,登録いただいた方から順に届けていきます。
シードラウンドでご支援いただいた出資者・パートナーの皆さまへの感謝を力に,商号もAI Dockへ統一し,本格的な社会実装の段階に入ります。BECのカンパニークリエーション第一弾として,日本から新しい予防医療の選択肢を生み出してまいります。
【今後の展望】
AI Dock社は今後,提供品質の向上と提携医療機関の拡大を進めるとともに,マーソ社をはじめとするパートナーとの連携を強化し,企業の健康経営・法人向け展開の検証や,ナラティブレポート,パーソナルAIなど検査後体験の継続的な改善に取り組んでいく。
予防医療を,義務や不安からではなく,自分の身体を知り,日々の選択をアップデートする体験へ。AI Dockは,医療とライフスタイルをつなぐヘルスケアプラットフォームを目指す。
●問い合わせ先
AI Dock(株)
https://ai-dock.ai
Email:info@ai-dock.ai
