オリンパス,4K・3D・IR観察に対応した先端湾曲ビデオスコープを国内発売
1本のスコープで多様な観察モードを実現し,効率的で質の高い内視鏡外科手術に貢献

2026-8-20

内視鏡

オリンパス


オリンパス(株)(以下,オリンパス)は,外科手術用内視鏡システム「VISERA ELITE™ III(ビセラ・エリート・スリー)」に対応したENDOEYE™ FLEX 3D (エンドアイ・フレックス・スリーディー)先端湾曲ビデオスコープ「LTF-S700-10-3D」を,2026年9月から日本および欧州で発売する。本製品は,1本のスコープで4K,3D,IR※1(赤外光)観察などを実現し,多様な観察ニーズに応える。これにより,より効率的で質の高い内視鏡外科手術をサポートする。

ENDOEYE FLEX 3D 先端湾曲ビデオスコープ OLYMPUS LTF-S700-10-3D

ENDOEYE FLEX 3D 先端湾曲ビデオスコープ OLYMPUS LTF-S700-10-3D

 

腹部や胸部などに開けた小さな穴から内視鏡や専用器具を挿入して行う内視鏡外科手術は,患者の身体への負担が少なく,回復が早いなどのメリットから,幅広い診療科で普及している。こうした手術では,限られた術野において対象部位を正確に観察するため,高精細な画像や多様な観察モードへのニーズが高まっている。

オリンパスはこれまで,先端湾曲ビデオスコープ「ENDOEYE FLEX」シリーズを展開し,術者が必要な視野を柔軟に確保できる環境の提供に取り組んできた。今回発売する「LTF-S700-10-3D」は,先端湾曲機能に加え,4Kや3D,IR観察など,多様な観察モードに対応している。術者による血流や組織構造の正確な把握をサポートし,手術の効率化と術者の負担軽減に貢献するとともに,患者にとって低侵襲で安全な内視鏡外科手術の実現に寄与する。

オリンパスは今後も,医療従事者への製品・ソリューションの提供を通じて,患者のアウトカム向上を目指していく。

オリンパス 執行役員 サージカルビジネスヘッド 松本 勘一氏 コメント

「私たちは医療従事者の皆さまがより良い医療を提供し,患者さんのアウトカム向上につなげられるよう支援する技術の開発に注力しています。『LTF-S700-10-3D』は,外科医が必要とする視認性を1本のビデオスコープで実現できるよう開発しました。これにより,効率的で精度の高い手技をサポートすることが期待されます。」

特長の詳細

1.4K・3D・IR観察を1本のスコープに統合し,多様な観察ニーズに対応
本製品は,「VISERA ELITE III」と組み合わせることで,従来製品のHD画像と比較して,より高精細で鮮明な4K画像の取得が可能である。また,白色光観察や3D観察,IR観察,YE(Yellow Enhancement)モード※2などの機能が搭載されている。従来は手技や観察目的に応じてスコープを使い分ける場合があったが,本製品は1本のスコープで幅広い観察ニーズに対応可能である。

2.先端湾曲機能により,多方向からの観察をサポート
「ENDOEYE FLEX」シリーズの特長である先端湾曲機能により,先端を上下左右に最大80°まで湾曲でき,さまざまな角度から対象部位を観察できる。狭い術野においてもスコープや他の処置具との干渉を抑えながら,多方向から視野を確保でき,スムーズな手術進行に貢献する。

3.レンズの曇り防止機能により,クリアな画像取得に貢献
腹腔内へスコープを挿入する際,外気との温度差によってレンズが曇ることがある。本製品はスコープ先端部にヒーターを搭載し,先端部が一定以下の温度になると自動で温める。これにより,レンズの曇りを軽減させ,クリアな画像取得に貢献する。

※1 InfraRedの略。
※2 生体内に存在する黄色色素を含む組織を,内視鏡システムの色域調整によって強調表示する機能。

 

●問い合わせ先
オリンパス(株)
www.olympus.co.jp

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