アライドテレシス,ビットブレイン,EPLink,医療DX推進を視野に医療機関の安全な外部接続環境の実現に向けた3社協業を開始
~ 治験・臨床研究領域を起点に,3社の技術・知見を組み合わせた活用モデルの検討を開始 ~
2026-10-7
アライドテレシス(株)(以下,アライドテレシス),(株)ビットブレイン(以下,ビットブレイン),(株)EPLink(以下,EPLink)は,医療機関と外部関係者をつなぐ通信環境の安全性・運用性向上に向け,3社協業を開始したことを発表した。本協業では,まず治験・臨床研究領域を起点に,3社の技術・知見を組み合わせた活用モデルの検討を開始する。
■ 背景
医療現場では,医療機関間の情報連携や遠隔での業務支援,クラウドサービスの活用など,医療DXの進展に伴い,外部との接続機会が増えている。こうした中,医療機関内に加え,外部との接続を含めたセキュリティ対策の重要性が高まっている。
厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第7.0版」でも,ネットワークの安全性に加え,利用者の認証やアクセス権限の管理等が求められている。医療機関という「点」の対策に加え,接続先と通信経路を含む環境全体を「面」として捉え,各システムやサービスの役割と責任範囲に応じた対策を組み合わせることが重要である。
特に治験・臨床研究領域では,医療機関外の関係者が原資料を遠隔から確認するリモートSDV(Source Data Verification)の活用により,移動や日程調整の負担軽減が期待される。一方,外部からの接続には,安全な通信環境と業務内容に応じたアクセス管理が必要となり,医療機関側の確認・管理負担への配慮も求められる。
こうした背景のもと,3社はそれぞれの技術・知見を組み合わせ,治験・臨床研究領域を起点に,安全な外部接続環境の活用モデルを検討する。
■ 協業の概要
本協業では,アライドテレシスが有する医療機関向けネットワークインフラの構築・運用支援の知見,ビットブレインが提供する医療専用閉域ネットワーク基盤「WCI (Wires Connect Intelligence)」,EPLinkが治験支援事業を通じて培った知見を組み合わせ,医療機関と外部関係者の接続を支える通信環境の実現に向け,活用モデルの検討・検証を進める。
WCIは,閉域性・専用性を備えた医療専用閉域ネットワーク基盤である。本協業では,WCIを通信基盤として活用し,その上で利用するシステムやサービスの役割と責任範囲を踏まえ,安全な外部接続環境の活用可能性を検討する。
まずは,EPLinkが展開するリモートSDV用システム「SYNOV-R(サイノブ)」をWCI上で活用する可能性について,3社で検討を開始する。治験・臨床研究に関わる外部接続時の管理や,医療機関側の確認・管理負担の軽減に向けた検討を進める。
■ 本協業で検討する主な活用領域
主な活用領域として,治験・臨床研究におけるリモートSDVなど,医療機関外から医療機関内の情報へアクセスする業務を想定している。安全な通信環境と業務に応じたアクセス管理を組み合わせた活用モデルの具体化を目指す。
3社は,「WCI」と「SYNOV-R」の業務利用シーンをもとに,利用者,利用時間,利用端末,接続先などの管理要件を各システムの役割に応じて整理し,医療機関側の負担に配慮しながら,運用実態に即した活用可能性を検証する。
■ 各社の役割
- アライドテレシス(株)
医療機関向けネットワークインフラの構築・運用支援で培った知見をもとに,ネットワーク機器および通信サービスに関する技術・運用面から,医療機関の運用実態を踏まえた安全かつ安定的な通信環境の検討を支援する。
- (株)ビットブレイン
医療向け閉域ネットワーク基盤「WCI」に関する技術・知見をもとに,閉域性・専用性を備えたネットワーク空間の活用可能性について,技術面から検討を支援する。
- (株)EPLink
治験支援事業を通じて培った知見をもとに,リモートSDV用システム「SYNOV-R」をはじめとする治験・臨床研究領域での活用シーンを提示し,医療機関外からの接続・アクセス管理における業務面での検討を支援する。
【アライドテレシス・ビットブレイン・EPLinkの3社協業の全体像】
■ 各社エンドースメント
アライドテレシス(株) 代表取締役副社長 佐藤 朝紀 氏
医療DXの推進においては,技術やサービスを個別に導入するだけではなく,医療現場の業務に根ざした形で安全かつ継続的に活用できる環境を整えることが重要です。本協業は,ビットブレインのWCI,EPLinkのリモートSDVに関する知見,そしてアライドテレシスの医療機関向けネットワーク領域での知見を掛け合わせることで,治験・臨床研究領域において,先進的な技術をより身近で実用的なものとし,医療機関が安心して活用できる環境の実現を目指すものです。アライドテレシスは,3社の連携を通じて,医療DXの実装を支える新たな価値の創出と展開に取り組んでまいります。
(株)ビットブレイン 代表取締役社長 斎藤 智示 氏
医療DXが進展するほど,医療機関には自院内の安全対策だけでなく,外部の医療機関や事業者とつながることを前提とした安全な通信環境が求められます。ビットブレインは,医療向け閉域ネットワーク基盤「WCI」を通じて,閉域性・専用性を備えた通信基盤を提供し,医療DXを支える安全な接続環境の整備に取り組んでいます。本協業では,WCIを基盤に3社それぞれの技術・知見を組み合わせ,まず治験・臨床研究領域から,実運用に即した安全な外部接続モデルの具体化を目指してまいります。
(株)EPLink 代表取締役 中島 裕尚 氏
治験・臨床研究のデジタル化を進めるには,技術の導入だけでなく,医療機関の運用や治験に関わる方々の業務を踏まえた,安心して継続利用できる仕組みづくりが不可欠です。EPLinkは,医療機関における治験支援とSYNOV-Rの運用を通じて培った知見を活かし,本協業において現場視点から活用モデルの具体化に取り組みます。3社それぞれの強みを結集し,医療機関の負担軽減と治験・臨床研究の効率化を両立する環境を整備することで,医療DXの推進と新たな価値の創出に貢献してまいります。
■ 今後の展望
3社は今後,医療機関での運用実態を踏まえながら,リモートSDVをはじめとする具体的な活用シーンの検討・検証を進めていく。
また,本取り組みを通じて得られる知見をもとに,将来的には,医療機関と外部関係者を安全かつ効率的につなぐアクセス環境のあり方や医療DXを推進させる仕組みについて,継続して検討していく。
●問い合わせ先
アライドテレシス (株)
https://www.allied-telesis.co.jp
(株) ビットブレイン
https://bit-brain.jp/
(株) EPLink
https://www.ep-link.co.jp
