東日本メディコム,訪問診療を支援するモバイルAIアシスタント「MC-Drive GO」提供開始
通信環境に左右されず訪問先で音声・画像を記録し,カルテ下書き作成までの業務を効率化。
2026-11-5
東日本メディコム(株)は,カルテAIアシスタント「MC-Drive for Clinic」拡張機能として,医療従事者の往診時の記録や看護師の問診業務を支援する「MC-Drive GO( iPhone/iPad向けアプリ)」を2026年11月4日(水)より,提供を開始する。
MC-Drive GOは,患者宅や介護施設などで患者との会話や診療に必要な情報を音声・画像で記録するアプリである。記録したデータを訪問後にMC-Drive for Clinicへ取り込むことで,音声の書き起こし・要約およびAIによるカルテ下書きの作成を支援する。訪問診療後の記録作業を効率化し,医師が患者との対話や診療に注力しやすい環境づくりを支援する。
■ 背景:在宅医療の広がりと,医師の業務負担増加
高齢化の進展に伴い,在宅医療へのニーズは年々高まっている。厚生労働省は令和8年度診療報酬改定において「質の高い在宅医療の推進」を重点テーマの一つに掲げ(※),医療機関へ在宅医療への積極的な参画を求めている。
※ 厚生労働省保険局医療課 「令和8年度診療報酬改定について【医科全体版】」
また,国が示す2040年を見据えた地域包括ケアの方向性では,85歳以上人口の増加に伴い,医療と介護の複合ニーズを有する高齢者がさらに増加すると予測されている(※)。限られた医療人材で地域医療を維持するためには,医師の業務負担を軽減し,診療に注力できる環境づくりが重要になっている。
※ 厚生労働省老健局総務課「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方に関するとりまとめ(令和7年7月25日) 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」 検討会 」
一方,訪問診療対応には,医療・介護文書など,多くの作業負担が発生する。さらに,通信環境が不安定な訪問先では,クラウド型の電子カルテでもリアルタイム入力が難しいケースも少なくない。こうした課題に対し当社は,「記録のための作業」を効率化し,「医師が患者と向き合う時間を創出する」ことを目指して,オフラインで使える訪問診療向けモバイルAIアシスタント「MC-Drive GO」を開発した。
■ MC-Drive GOの特長
1. 通信環境に左右されず,訪問先で記録
患者宅や介護施設内などの,通信環境が安定しない場所でも,オフラインで利用できる。患者との会話を録音し,カルテ作成・処方箋作成に必要な情報を記録できる。
2. 帰院後,カルテ下書きにつなげる※
訪問診療後,MC-Drive GOで二次元コードを読み取って「MC-Drive for Clinic」※と連携することで,iPhoneに記録された音声をまとめて取り込み,AIによる書き起こし・要約とカルテ下書き作成を支援する。
3. スマートフォンからPCに画像データを自動転送※
カルテに必要な写真(患者の状況や書類)をまとめて,電子カルテに転送できる。煩わしいケーブル接続やクラウドサービスを利用することなく,スマホとPC間でスムーズにデータ活用が可能となる。
4. 患者情報を確認しながら記録を整理
取り込まれた音声データをAIが書き起こし・要約,患者ごとにカルテの下書きを作成する。
電子カルテ画面の患者ID,患者氏名を確認しながら転記できるため,患者の取り違い防止,記録業務の効率化を支援する。
5.リアルタイム翻訳で外国人患者との会話を支援※
日本語と様々な母国語で患者とのコミュニケーションを実現する。患者が話した言葉をリアルタイムに同時翻訳することで,患者へ質問の意図を正しく伝える,又は患者が本当に伝えたいことを聞き出しやすくすることをサポートする。また,会話内容はSOAP形式に変換されカルテに転送される。
※ iOS26以降の機能を利用する。
MC-Drive GOは,訪問先で記録した音声・画像は,MC-Drive for Clinicへ転送するまで端末内に保存される。転送後の書き起こし・要約などのAI処理は,日本国内に限定したAIで行う。
■ 導入により期待される効果
・訪問診療における記録作業の軽減
・写真や書類取り込み作業の省力化
・看護師がヒアリングした内容を医師へ共有する作業の省力化
・限られた人員でも訪問診療を継続しやすい運営体制づくり
・外国人対応による負担の軽減
医師がカルテ作業に追われるのではなく,患者と目を合わせて会話できる環境づくりを支援する。
■ 利用シーン
・訪問診療時の記録
・待合室での事前問診
・多言語による診察対応
・通信環境が不安定な外出先での記録
・訪問診療後の医療・介護文書作成の効率化
■ 製品概要
製品名:モバイルAIアシスタント MC-DriveGO
対応環境:iPhone/iPad
提供開始時期:2026年11月4日
価格:月額 \5,000~(※ MC-Drive for Clinic連携時)
連携システム:カルテ AIアシスタント MC-Drive for Clinic
製品ページ:https://products.e-medicom.co.jp/mc-drive-clinic/
※ 表示されている価格は税抜。
■ 今後の展開
今後は,紹介状,報告書などの文書データを読み取りカルテ記載との連携機能などの搭載を予定している。
同社は,医療情報システムの提供を通じて,医療機関・薬局の業務効率化と地域医療への貢献を目指している。MC-Drive GOをはじめとするAIアシスタントMC-Drive拡張機能により,医師の業務を支援し,医師が患者の目を見て対応できる環境づくりの支援に取り組んでいく。
■ 関連リンク
・モバイルAIアシスタント 『MC-Drive GO』
https://products.e-medicom.co.jp/mc-drive-pharmacy#mc-drive-go
・カルテAIアシスタント『MC-Drive for Clinic』
https://products.e-medicom.co.jp/mc-drive-clinic/
●製品に関する問い合わせ先
東日本メディコム(株)システム開発部
TEL:048-668-1333(代表)/FAX:048-668-2330
メール:drugstar-contact@e-medicom.co.jp
