JVCケンウッド,ヘルスケア事業から撤退

2026-2-20

JVCケンウッド


(株)JVCケンウッドは,セーフティ&セキュリティ分野の業務用システム事業における,ヘルスケア事業(以下「本事業」)からの撤退を決定した。

1.事業撤退の背景

同社は2013年の医用市場への参入以降,医用画像表示モニターや手術室映像システムソリューションの提供,新医療事業などを展開してきたが,主要取引先の撤退による売上高の減少や,競合の台頭,原材料価格の高騰により,本事業の業績は厳しい状況が続いていた。今期が最終年度となる中期経営計画「VISION2025」においては,成長性と資本効率性を指標とした事業ポートフォリオの再定義を掲げて,本事業を再構築事業に位置付け,新医療事業を事業譲渡(2023年4月27日報道発表)するなど,事業改革を進めてきた。しかし,収益性の改善および将来的な成長の見通しが立たないことから,総合的に判断し,本事業から撤退することを決定した。
なお,今回の撤退により,「VISION2025」で再構築事業として掲げた事業の構造改革は概ね完了することとなる。

2.事業撤退の概要

(1)医用画像表示モニターなどの生産・販売終了

対象製品:医用画像表示モニター,サージカルモニター,タッチパネル液晶モニター
製造拠点:株式会社JVCケンウッド長岡(新潟県長岡市東高見1丁目2番地1)
スケジュール(予定):
2026年09月末 生産終了
2026年12月末 販売終了
2031年12月末 保守サポート終了

(2)独Rein Medical GmbHの株式譲渡

2018年に連結子会社化した手術室映像システムソリューションの開発・販売などを手がけるドイツのRein Medical GmbH(以下「Rein Medical社」)の全株式を,欧州地域の医療機器メーカーへの投資を進めているチェコのReinsberg Group a.s.(以下「Reinsberg社」)へ譲渡する株式譲渡契約を締結し,1月30日に株式譲渡を完了した。今後,Rein Medical社は,Reinsberg社の傘下で,引き続き手術室映像システムソリューションを中心とした事業を展開していく予定。

 ・Rein Medical社の概要
(1)名称:Rein Medical GmbH
(2)所在地:ドイツ メンヒェングラートバッハ
(3)代表者の役職・氏名:CEO Dr. Peter Kohrs
(4)事業内容:手術室映像システムソリューションの開発・販売・施工
(5)設立年月日:1994年1月
(6)大株主及び持株比率 株式会社 JVCケンウッド 100%

・株式譲渡の相手先の概要
(1)名称:Reinsberg Group a.s
(2)所在地:チェコ プラハ
(3)代表者の役職・氏名:CEO Dr. Markus Keussen
(4)事業内容:欧州を拠点とする医療機器メーカー群を統括する持株会社
   

3.同社連結業績に与える影響

本事業撤退による2026年3月期の連結業績予想への影響は,大部分が織り込み済みであることから,軽微。

本資料の内容は発表時のものである。最新の情報と異なる場合もある。

 

●問い合わせ先
(株)JVCケンウッド
https://www.jvckenwood.com/jp/

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