ブラザー販売,負担が増える医療現場をプリンターやスキャナーのコスト削減・生産性向上で支援

2019-7-18


ブラザー販売ブース

ブラザー販売ブース

ブラザー販売は,“ブラザーで現場を変える!”をチャッチコピーに掲げ,「コスト削減」と「生産性向上」の2つをテーマに展示を構成した。スタッフの負担が増加し続けている医療現場に対して,プリンターやスキャナーなどの機器使用における負担を,コストをかけずに軽減するための提案を行った。

●トラブルが少なく,コストを抑えたレーザープリンター

プリンターの展示では,A4モノクロレーザープリンターのハイエンドモデル「HL-L6400DW」のランニングコスト低減が可能になったことをアピールした。レーザープリンターの消耗品は汎用品が使われることも多いが,印字トラブルや故障の原因にもなる。そこで,2019年6月から提供を開始した純正の超・大容量トナーを使用することで,コストを抑えて,トラブルリスクを低減する運用を提案した。超・大容量トナーにより,1枚1.4円,印刷可能枚数が2万枚となり,ランニングコストの約30%カット,トナー交換頻度の低減(従来の半分以下)が可能になる。
また,負担軽減のためのツールとして,無償提供されるプリンター管理ソフトウエア「BRAdmin」も紹介した。同一ネットワークに接続されているプリンターの状態を一覧で把握することができ,管理担当者の負担を軽減する。トナー/ドラム切れが近くなるとアラートが通知されるため,事前に対応することで現場業務の停滞を防ぐことができる。また,印刷枚数などを確認し,使用状況を見える化できるため,プリンターの最適な運用の見直しにも役立てることができる。

ランニングコストが低減した「HL-L6400DW」(左)とA4モノクロレーザープリンター「HL-L5100DN」

ランニングコストが低減した「HL-L6400DW」(左)とA4モノクロレーザープリンター「HL-L5100DN」

 

超・大容量トナーによりランニングコスト削減を実現

超・大容量トナーによりランニングコスト削減を実現

 

プリンターのステータスを一覧管理できる「BRAdmin」

プリンターのステータスを一覧管理できる「BRAdmin」

 

●設置しやすい高スペックな小型複合機の分散配置を提案

複合機としては,A4モノクロレーザー複合機「DCP-L2550DW」やA3インクジェット複合機「MFC-J6997CDW」を展示し,小型複合機をスタッフステーションなどに分散配置することで生産性向上を図る提案を行った。DCP-L2550DWは,小型ながら印刷スピードはA4モノクロ約34枚/分と十分なスペックを有する。また,MFC-J6997CDWは,A4モノクロ0.7円/枚,カラー3.7円/枚とランニングコストも抑えられている。ブースでは,あるユーザーのコストシミュレーションとして,リース複合機からの切り替えにより5年間で1台あたり約300万円のコストカットを実現したことなどが紹介された。

分散配置を提案した小型複合機「DCP-L2550DW」(左)と「MFC-J6997CDW」(右)

分散配置を提案した小型複合機「DCP-L2550DW」(左)と「MFC-J6997CDW」(右)

 

●文書を効率的に電子化するスキャナーとソリューションを紹介

スキャナーのコーナーでは,ドキュメントスキャナー「ADS-3600W」を展示し,紙カルテや紹介状などの効率的な電子化を紹介した。ソフトウエア「バーコードユーティリティ」により,バーコードやQRコードをキーとして,1)一度にスキャンしたデータを分割,2)あらかじめ指定した任意のファイル名で保存,3)指定したフォルダに格納という,書類の電子化に伴う一連の作業を自動で実行することができる。省力化だけでなく,ミスの少ない電子化が可能になる。
また,新しいソリューションとして,アイ・オー・データ機器のNASと連携させ,電子署名+タイムスタンプを付与する長期署名ソリューションもアピールした。長期署名付与により原本の保管が不要になるため,紙書類の保管場所の削減に寄与することができる。

ドキュメントスキャナー「ADS-3600W」(左)をはじめとした効率的な電子化ソリューションを提案

ドキュメントスキャナー「ADS-3600W」(左)をはじめとした効率的な電子化ソリューションを提案

 

ブースでは画像ファイリングシステムへの自動ファイル保存をデモンストレーション

ブースでは画像ファイリングシステム「RS_Base」への自動ファイル保存をデモンストレーション

 

●用途に合わせた各種ラベルプリンターを展示

ラベルプリンターは,お薬手帳ラベル,検体ラベル,診察券ラベルのプリンターを出展し,コストを抑えたラベル印刷をアピールした。お薬手帳ラベルとしては,新製品の感熱ラベルプリンター「TD-4550DNWB」を紹介した。汎用ラベル提案によるランニングコストの抑制,液晶画面搭載で操作性を向上,印字ヘッドやカッターなど交換部品をオプションとして用意することでセルフメンテナンスが可能といった特長を有する。
また,検体ラベルは,臨床検査会社各社にも採用されている感熱ラベルプリンター「QL-820NWB」「TD-2130N」に加え,新しく感熱・熱転写ラベルプリンター「TD-4520TN」(参考出品)を展示した。熱転写式がラインアップされることで,検体ラベルプリンターの提案の幅が広がる。
近年は,医療機関にQRコード読み取り式の精算機が導入されるようになっていることから,電子カルテなどからラミネート加工されたQRコード付き診察券ラベルを出力するラミネートラベルプリンター「PT-P900W」を展示した。診察券ラベルは,財布などから出し入れする際に擦れて印字が擦れることへの耐性を持つ。あわせて,スタンドアロンでバーコードラベルを印刷できるソリューションとして,感熱ラベルプリンター「TD-2130N」と磁気カードリーダーの組み合わせを紹介した。夜間や休日,また急遽バーコードを印刷したいときにも,PCレスで磁気カード診察券から一部情報を印刷することができる。

ユーザビリティが向上した新製品の感熱ラベルプリンター「TD-4550DNWB」

ユーザビリティが向上した新製品の感熱ラベルプリンター「TD-4550DNWB」

 

感熱・熱転写ラベルプリンター「TD-4520TN」(参考出品),感熱ラベルプリンター「TD-2130N」,ラミネートラベルプリンター「PT-P900W」

感熱・熱転写ラベルプリンター「TD-4520TN」(参考出品),感熱ラベルプリンター「TD-2130N」,
ラミネートラベルプリンター「PT-P900W」

 

●お問い合わせ先
社名:ブラザー販売株式会社 ソリューション推進部 医療G
住所:東京都中央区京橋3-3-8
TEL:03-3274-7607
URL:http://www.brother.co.jp


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