島津製作所,“with コロナ”の時代に対応する次世代の製品・サービスをアピール

2021-8-4


島津製作所,“with コロナ”の時代に対応する次世代の製品・サービスをアピール

島津製作所は,“with コロナでの働き方改革をサポート”をテーマに,病院向けデジタル問診サービス「Hospital Essentials」など,今後展開予定を中心に展示を行った。

Hospital Essentialsは,患者のスマートフォンにアプリをダウンロードして基礎情報の入力や事前問診を行い,待ち時間短縮や院内業務の効率化を図るサービス。同社の受付システム「MERSYS」シリーズと連携し,受付後にスマホ画面に表示されるQRコードを読み取るだけで事前問診の内容が医療機関のシステムに反映され,紙の問診が不要となる。問診は医師が監修し,的確に症状が把握できるほか,家族による代行回答も可能である。2021年8月に試用版の提供を開始し,2022年度に製品化を見込んでおり,呼び出しや診察券の電子化などの機能も追加される予定だ。またブースでは,MERSYSシリーズの最新機種である,次世代受付システム「MERSYS-Ⅹ」も紹介された(参考展示)。2021年秋以降に発売予定で,発売後はHospital Essentialsと連携するほか,キャッシュレス対応機能なども順次追加していく。そのほかに,4月のITEMでも紹介されたMERSYSシリーズ対応の非接触タッチパネルや,スタッフによる現金管理業務を減らすことが可能な卓上支払機「Mer’C」なども注目を集めた。

病院向けデジタル問診サービス「Hospital Essentials」。事前問診に回答し(左),受付後にQRコードを読み取ると事前問診の内容がシステムに反映される。

病院向けデジタル問診サービス「Hospital Essentials」。事前問診に回答し(左),受付後にQRコードを読み取ると事前問診の内容がシステムに反映される。

 

Hospital Essentialsとも連携予定のMERSYSシリーズ最新機種(参考展示)。搭載機能を拡大し,7言語に対応予定。

Hospital Essentialsとも連携予定のMERSYSシリーズ最新機種(参考展示)。搭載機能を拡大し,7言語に対応予定。

 

MERSYSシリーズ対応の非接触タッチパネルは,感染症パッケージだけでなく,既存機器への後付け設置も可能

MERSYSシリーズ対応の非接触タッチパネルは,感染症パッケージだけでなく,既存機器への後付け設置も可能


国際モダンホスピタルショウ2021
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