インフォコム,AI活用とデータ利活用で医療現場の業務改革を支援
2026-7-21
業務改善や経営に資するソリューションを
提案したインフォコム
インフォコムは,中小病院も含めた医療DX需要の高まりを見据え,診療情報管理システム「Medi-Bank」での生成AI活用や病院収益につながる治験部門のデータ利活用ソリューション,看護部門向けの新たな取り組みなどを参考出展した。
Medi-Bankの「退院サマリ作成機能」では,生成AIを活用した「AIサマリ作成支援」を参考展示した。電子カルテから連携された診療経過や検査結果,手術情報などの情報を基に,自動的に要約して退院時サマリ案を作成する機能で,大阪急性期・総合医療センターとの共同研究を通じて開発された。医師や看護師の文書作成負担を軽減するとともに,患者対応に充てる時間の創出をめざす。セキュアな環境下で生成AIを利用できることが特長で,要約内容への追加指示や履歴管理にも対応し,実運用を見据えた使いやすさを実現している。
要約内容へ追加指示や生成履歴管理に対応し,使いやすさを追求した「退院サマリ作成機能」
さらに,「Medi-Bank for 治験(仮)」も参考展示された。これはMedi-Bankに蓄積された診療データを治験業務に活用するもので,製薬企業からの症例調査への対応や治験候補患者のスクリーニングを効率化する。加えて,匿名化した統計データを製薬企業へ提供し,その収益の一部を医療機関へ還元する構想も掲げる。病院が保有する診療データの新たな価値創出と治験機会の拡大を支援するソリューションとして期待される。
病院経営にも貢献するソリューションとして「Medi-Bank for 治験(仮)」を紹介
また,看護部門管理システム「CWS」では,「労働状況診断機能」を参考出展した。シフト作成や勤怠管理によって蓄積されたデータを活用し,有給取得状況や希望休の実現率などを可視化。他施設との比較分析も可能とすることで,看護管理者が客観的なデータに基づいて人員配置や勤務環境改善を行えるよう支援する。看護師の確保や定着が課題となる中,データドリブンなマネジメントを後押しする取り組みとして注目される。
自院の有休休暇取得率などをベンチマーク比較できる「労働状況診断機能」
