ITEM2016 横河医療ソリューションズ 取材速報
電子カルテとの連携機能を“深化”させたShadeQuestシリーズを出展


2016-4-16


横河医療ソリューションズブース

横河医療ソリューションズブース

横河医療ソリューションズは,「深化〜診療情報とのより深い連携をめざして」をテーマに展示した。同社では,4つのシン(“進”,“新”,“深”,“信”)をキーワードに事業を展開しているが,今年はその中から“深”にフォーカスして,ユーザーとの連携,製品間の連携を深めた放射線部門のソリューションを展示した。白と黒のシンプルなブースデザインで,オープンな空間の片側の壁面に,プロジェクタを使って,4つの“シン”のキーワードを映写して企業としての基本姿勢もアピールした。

展示では,新製品,新機能というアピールではなく,ユーザーからの要望に応えて常に進化し,改良を重ねたRIS,PACS,治療RISの最新バージョンを展示した。その中でも,今回,2014年5月に提携した富士通とRIS,PACSなどの共同開発を進めてきたが,その成果として電子カルテシステムとの親和性を高め,患者情報や他検査情報など電子カルテの持つ情報を取り込み,より深い診療が行える機能を強化した画像情報統合ソリューション「ShadeQuest」をアピールした。RISやレポートの画面内で電子カルテの情報を取り込んで表示したり,電子カルテの画面を別端末ではなくRISやレポート,ビューワ端末でワンクリックで呼び出せるなど,診療での利便性が大きく向上している。

そのほか,「ShadeQuest/RIS」では電子カルテのデータを利用した統計機能が強化されたほか,画像ビューワ「ShadeQuest/ViewR-DG」では,整形外科の計測機能の追加,パワーポイント形式での保存への対応,分割画面内でのMPR/MIP画像の自動生成と表示,形状認識による自動位置合わせ機能の搭載など,機能の強化が図られている。

レポートシステム「ShadeQuest/Report」では,マンモグラフィや超音波検査などのテンプレートでの自動入力や,気になる患者の他検査結果のフォローが可能なチェックリスト機能などを搭載。さらに,カンファレンスで使用した画像のリストを引き継ぎ,記事録のメモを読影医が共有できる機能など,情報共有や教育に役立つツールも強化された。

治療RISの「ShadeQuest/TheraRIS」では,こちらにもカルテ連携機能が搭載されたほか,ユーザーインターフェイスの改良や予約機能の強化などが図られた。

富士通との共同開発でカルテ連携機能が強化された「ShadeQuest/TheraRIS」

富士通との共同開発でカルテ連携機能が強化された「ShadeQuest/TheraRIS」

ユーザーの要望にあわせて機能を強化した「ShadeQuest/ViewR-DG」

ユーザーの要望にあわせて機能を強化した「ShadeQuest/ViewR-DG」

   
カルテ連携のほかユーザーインターフェイスの強化などを図った治療RIS「ShadeQuest/TheraRIS」

カルテ連携のほかユーザーインターフェイスの強化などを図った治療RIS「ShadeQuest/TheraRIS」

 

 

●お問い合わせ先
横河医療ソリューションズ株式会社
住所:〒167-0051 東京都杉並区荻窪4-30-16 藤澤ビルディング
TEL:03-6383-6273
URL:http://www.yokogawa.com/jp-mis/


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