ITEM2019 ネットカムシステムズ ブースレポート 
ユーザーエクスペリエンスを追究した乳腺画像診断ワークステーション「mammodite」の実機を操作できるブースを出展


2019-4-19


ネットカムシステムズブース

ネットカムシステムズブース

ネットカムシステムズは,乳腺画像診断ワークステーション「mammodite(マンモディーテ)」の性能を,実機操作で体験できる展示を行った。シックな黒を基調とした中にレンガ調のレトロなデザインを採り入れた落ち着いた雰囲気のブースでは,パーテーションで区切られた個室の中でmammoditeを心ゆくまで体験できるようになっている。実機操作による体験展示のため,デモ機の操作・説明は例年すぐに使える端末がない場合は予約制となっており,時間の都合や予約が埋まっていてユーザーの体験機会が損なわれることがあったため,今回はEIZO社製のモニタを3台,JVCケンウッド,バルコのモニタを各1台と,例年よりも多い5台体制にすることで,より多くのユーザーがmammoditeを体験できる機会を増やした。

ブース内の個室は通路と遮断されているため,mammoditeの説明をマンツーマンで受けることができる。

ブース内の個室は通路と遮断されているため,mammoditeの説明をマンツーマンで受けることができる。

 

各ブースでは各モニタメーカーの最新モニタでmammoditeのパフォーマンスを試すことができる。

ブースでは各モニタメーカーの最新モニタでmammoditeのパフォーマンスを試すことができる。

 

●ユーザーニーズへのスピーディな対応が特長のmammoditeのビューワ

mammoditeは,「より簡単に,よりストレスなく読影していただく」をコンセプトに,画像の表示スピード,ワークフローを向上する各種機能,ユーザーエクスペリエンスに基づくインターフェイスを追究した乳腺診断に特化したワークステーション。100%自社開発のため,ユーザーニーズへのスピーディで柔軟な機能追加など対応が可能なカスタマイズ性が特長の一つとなっている。
ビューワは,独自開発の画像統合プロセスエンジン“APROS”を搭載し,高速な乳腺画像の表示スピードを実現。従来は表示までに時間がかかる,データ容量の多いトモシンセシスも含めたマンモグラフィ画像をウエイトタイムなしに表示することができ,読影へとスムーズに移行できる。今回ブースでは,新たに搭載されたディープラーニングを用いた独自症例で学習を行ったAIによる解析について説明が行われた。
また,シンプルで直感的な操作性を追究し,読影医にかぎらず,すべてのユーザーが横断的にストレスなく使用できることを想定し,実運用で求められるユーザーインターフェイスを設計。各種検査画像の比較の際に,どのようなレイアウトからでも画面レイアウトをボタン1つで切り替えられる“ワンタッチレイアウト機能”を搭載している。使いたいレイアウトと一目でわかるアイコンを押すだけで,過去画像比較やトモシンセシス比較はもちろん,乳腺エコーとの併読などのレイアウトにすぐに切り替えられるため,複数のユーザーがいても瞬時に自分の使いたいレイアウトで読影を行うことが可能となっている。
さらに,mammoditeでは,乳腺濃度を左右で計算し,1ボタンで自動補正ができる“オートポジショニング機能”や非対称性の抽出をサポートする“マスキング機能”など,乳腺診断に便利な機能を搭載している。

mammoditeのビューワ。ウエイトタイムなしで表示することができる。

mammoditeのビューワ。ウエイトタイムなしで表示することができる。

 

●作業負担を軽減し,ストレスフリーな所見作成フローを実現するレポートシステム

mammoditeでは,レポートシステムでも詳細かつシンプルな所見作成を追究している。
所見作成はシェーマを配置するだけで完成することができ,作成した所見の全内容で詳細な検索も可能。ボタンを1回クリックするだけで,検索にて抽出された検査群の統計データの算出も可能となっている。
前回の展示で実装された日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)のマンモグラフィ検診施設画像認定施設を受けるための支援機能も強化された。マンモグラフィ検診施設画像認定施設の評価を受けるためには,診療放射線技師の負担となる煩雑な資料作成と提出画像の選定を行わなければならない。mammoditeでは,このような作業負担を軽減するため,画像の採点機能を検査画像に紐付けて保存しておくなど画像選定の効率向上を目的とした機能がついている。今回この機能の使い勝手が大幅に向上され,精中機構の施設認定を取得する際の資料作成が格段に容易になっている。
また,前回,mammoditeのレポートシステム上に実装されたモニタの精度管理アプリケーションについても使い勝手を向上した。このアプリケーションはレポートシステム上に組み込まれているため,精度管理(QA)ソフトウエアを立ち上げる必要がなく,レポートシステムを立ち上げる際に自動的に確認メッセージが表示されるため,やり忘れや作業工数の増加を伴うことなく精度管理を行うことができる。

 

●お問い合わせ先
社名:株式会社ネットカムシステムズ
住所:〒532-0003 
大阪府大阪市淀川区宮原5-1-18 新大阪サンアールセンタービル16階
TEL:06-4866-6431
URL:http://www.netcam.co.jp/


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