伊藤忠商事/フィンガルリンクブース

伊藤忠商事/フィンガルリンクは，MRIとリニアックを組み合わせてMR画像下で放射線治療を行うMRリニアックシステム「MRIdian Linac」（米国ViewRay社製）をPRした。MRIdian（メリディアン）は，MR画像などによる画像誘導放射線治療（IGRT）のほか，治療直前のMR画像による即時適応放射線治療，シネMRを用いたReal Time Gatingを可能にする。MRIdianではこれらの治療を行うためにSEE（MRI-IGRT），SHAPE（On-line Adaptive RT），STRIKE（Real-Time Gating）をコンセプトに開発されており，精度の高い放射線治療を実現する。現在，世界では欧米を中心に57施設で稼働しており，日本でも国立がんセンター中央病院，江戸川病院に加え2023年4月から埼玉医科大学国際医療センターでも治療がスタートしている。ブースでは，MRIdianの装置の特長や有用性について臨床試験の結果なども含めて紹介した。また，MRIdianの次のソフトウエアアップグレード“A3i”（薬機法未承認）の概要についても紹介し，3断面でのゲーティングが可能になること，最大5ユーザーが同時に接続して輪郭補正などの作業が並行して行えるようになることなど機能強化を具体的に説明した。

国内でも3台が稼働したMRリニアックシステム「MRIdian Linac」

高精度なMR画像誘導を可能にするMRIdianの3つのコンセプト

ワールドワイドで57台が稼働

3断面でのゲーティングが可能になるソフトウエアアップグレード“A3i”（薬機法未承認）