ソシオネクストブース

2015年に富士通とパナソニックのLSI事業を統合し設立されたソシオネクストは，独自LSI（半導体）の技術を核に，超小型・超軽量・ワイヤレス診断機器の開発を進めている。ITEM2022で参考展示された次世代LSIを搭載した新ワイヤレス超音波プローブの薬機法認証を取得，「viewphii 64」として新たに発売した。ブースでは，2020年発売の「viewphii-US」と併せて展示され，同社の技術力をアピールした。

viewphii 64は，同社が新規開発した2種類の専用LSIに必要な機能を内蔵，バッテリを含めて150gまで軽量化し，連続3時間以上の長時間動作とワイヤレスでの使用が可能になった。多方向からの超音波ビームを合成する空間コンパウンドやトラペゾイド機能，パワードプラ機能などにより，より高精度な診断を実現する。第一弾として10-5MHzのリニアプローブ「viewphii 64 L10-5」を発売，今後ラインアップを拡充させていく。なお，viewphii 64はプローブ単体で販売し，専用アプリケーションをダウンロードして使用する形式となる。

新製品の「viewphii 64 L10-5」

viewphii 64 L10-5に搭載されている新開発の専用LSI

「viewphii-US」（左側の2製品）と「viewphii 64」シリーズ（右端は開発中のコンベックスプローブ）。viewphii 64はより小型化，軽量化を実現した。