ITEM2026 ニプロバスキュラー ブースレポート 
院内の情報共有を促進する「G-Scheduler」など循環器領域のDXを可能にするソリューションを展示


2026-5-8


ニプロバスキュラーブース

ニプロバスキュラーブース

ニプロバスキュラーは,2026年4月1日に新社名となり初めてのITEM出展となった。旧・グッドマンは,2014年にニプロの子会社となり,2018年からはITEMについてもニプロの社名で出展してきた。今回,親会社のニプロの名称を一部継承したニプロバスキュラーと社名を変更。同時に,ニプロのバスキュラー部門から営業・商品管理組織をニプロバスキュラーに移管する組織変更を行い,検査用・治療用カテーテルからヘルスケアIT製品まで循環器分野に対して「一気通貫」で提供する体制が整った。今回の展示では,その信頼性や柔軟性が評価され全国の循環器専門医療機関や部門に多くの導入実績を誇るCardiology総合管理ソリューション「Goodnet」シリーズを中心に,定量的冠血流量比解析プログラム「Medis QFR」といった循環器領域の各種の解析アプリケーションなど,循環器領域のDXを実現するソリューションをメインに紹介した。

Goodnetを核にCardiologyの総合管理ソリューションを展示

Goodnetを核にCardiologyの総合管理ソリューションを展示

 

●カテ室業務のスケジュール管理や情報共有を可能にするWebベースの「G-Scheduler」

今回,新製品として紹介したのがカテーテル室予定管理システム「G-Scheduler」だ。カテ業務にはカテ室だけでなく病棟や外来など院内のさまざまな場所で,医師,看護師のほか診療放射線技師や臨床工学士など多くのスタッフがかかわることから,複数の心臓カテーテル室(カテ室)を運用する施設では,カテ室のスケジュール管理や情報共有が課題となっている。カテ治療では手技がスケジュール通りに終わらないことも多く,病棟などからカテ室の状況が把握できないことで,不用意な待ち時間や行き違いなどタイムラグが生じることがある。G-Schedulerは,カテ室の検査・治療に関連する病棟,外来,医局などの間で,スケジュール管理を行うことができる。複数あるカテ室の検査の割り振りや時間設定などが画面上で簡単に行えるほか,チャットツールを使った病棟へのお迎え依頼,開始・終了などのステータス管理などが可能となっている。従来,FileMakerプラットフォーム上で同様の機能を構築し提供したケースもあったが,FileMakerではライセンス数の関係から利用できる端末台数や設置場所にかぎりがあった。新しいG-SchedulerはWebベースのアプリケーションとすることで,端末台数の制限をなくし,院内のどこからでもアクセスして情報共有が可能になる。Webアプリでは画面設定など仕様の変更には制約が生じることから,オプション設定の項目を細かくして,施設ごとのニーズに柔軟に対応できるようにしたのが特徴だ。

Webベースのカテーテル室予定管理システム「G-Scheduler」

Webベースのカテーテル室予定管理システム「G-Scheduler」

 

SNSのようなチャット機能によって病棟との連絡も可能

SNSのようなチャット機能によって病棟との連絡も可能

 

●施設ごとの運用や詳細なデータ管理に柔軟に対応できるレポートシステム「G-Record」

Cardiology総合管理ソリューションのGoodnetは,動画PACSとしてDICOMビューワ「GoodView」,レポートシステム「G-Record」などで構成され,心機能解析や心エコー画像など解析アプリケーションのデータ管理,また,Medis QFRをはじめ各種の解析システムと連携してデータを取り込む親和性の高さが特徴だ。FileMakerプラットフォームで構築されているG-Recordは,カテ室周りで必要とされる記録やレポート,物品管理など,施設ごとに異なり,また,日進月歩で変化が求められる業務にきめ細かく,迅速に対応できることが評価され,多くの施設に導入されている。カテ台帳,心エコーや心臓CT,MRIなど,循環器診療に必要なレポート作成に対応しているのも特徴だ。そのほか,ペースメーカーなどの植込み型心臓電気デバイス(CIED)の遠隔モニタリングデバイスデータ自動取得システム「REVOLVER」など,循環器領域のニーズに合わせた豊富な機能を提供していることをアピールした。

さまざまなフォーマットや項目に対応するレポートシステム「G-Record」

さまざまなフォーマットや項目に対応するレポートシステム「G-Record」

 

施設に合わせた柔軟なカスタマイズが可能

施設に合わせた柔軟なカスタマイズが可能

 

●定量的血流量比解析システム「Medis QFR」など循環器領域の解析システムをアピール

定量的血流量比解析システム「Medis QFR」は,2方向のアンギオ画像のみで3Dの血管モデルを構築し,冠動脈のQFR(quantitative flow ratio,定量的冠血流量比)の値を含め,狭窄率、病変長、血管の屈曲角度(Bending Angle)などを算出できる。血管輪郭抽出とフレームカウントの自動化により,再現性の高い解析結果を提供する。心筋虚血の評価法のゴールドスタンダードである冠血流予備量比(FFR)の計測は,血管拡張薬の追加やプレッシャーワイヤの挿入など侵襲性が高い。Medis QFRでは,撮影されたアンギオ画像から各種の解析が可能で,3D再構成されカラー表示された血管像を用いて直感的かつ多方向からの操作や観察でき,手技時間の短縮やコスト面でのメリットも大きい。さらに,2023年に医療機器承認を取得,2024年1月には保険収載されたことから,導入施設も右肩上がりで増えている。ブースでは,昨年に引き続きハンズオンコーナーなども設けて来場者にアピールした。そのほか,統合型血管解析システム「Medis Suite XA」,統合型心機能解析システム「CAAS」,血管内イメージング解析システム「QIvus」,心エコー画像解析システム「Ultrasound Workspace」などの解析アプリケーションも紹介した。

定量的血流量比解析システム「Medis QFR」

定量的血流量比解析システム「Medis QFR」

 

3D構築された血管像からQFRや狭窄率などを算出

3D構築された血管像からQFRや狭窄率などを算出

 

●お問い合わせ先
社名:ニプロバスキュラー株式会社
住所:〒465-0092 名古屋市名東区社台三丁目182番地
TEL:0120-864-522
URL:https://www.nipro-vas.com


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