RSNA2014 日立 - CT
線量最適化機能の追加や国内外の臨床ニーズに応えるバージョンアップを実施

2014-12-2

日立製作所

CT


64列/128スライスCT「SCENARIA EX edition」

64列/128スライスCT
「SCENARIA EX edition」

RSNA 2014[第1日目:11月30日]

Hitachi Healthcare Group(日立)のCTコーナーでは,新製品としてRSNA 2014直前にリリースされた64列/128スライスCT「SCENARIA EX edition」(一部機能FDA未承認)と16列マルチスライスCT「Supria」Version 1.20(FDA未承認)の2台が展示された。

SCENARIA EX editionは,2012年にリリースされた64列/128スライスCT「SCENARIA」に線量最適化の機能を追加し,国内外で高まる被ばく低減のニーズに対応する装置。従来から被ばく低減や診断能向上を目的として,寝台横スライド機構「IntelliCenter」と最適心位相探索「CardioHarmony」が実装されていたが,今回2つの機能が追加された。1つが「IntelliEC Cardiac」で,心臓検査時に目的とする心位相に応じて管電流を変調させることができる。日立独自の特長として,1心拍の間に動きの遅い拡張期に最適線量(高線量)撮影を,動きの速い収縮期に低線量撮影を行う設定が可能で,心臓撮影時の被ばくを低減することができる。もう1つの「IntelliEC Plus」は,AEC機能「IntelliEC」と逐次近似を応用したノイズ低減処理機能「Intelli IP(Advanced)」を連動することで,あらかじめノイズ低減効果を考慮した撮影が行われる。IntelliEC機能を単独で用いるよりも低線量での撮影が期待できるとともに,目標SDの画像を簡便に取得できるようになり,ユーザーの使い勝手の向上にもつながる。加えて,線量管理機能も新たに搭載され,線量情報をDICOMの構造化レポートとしてPACS,RISへ送信する「DICOM Dose SR(Structured Report)」や,線量情報をセカンダリーキャプチャ(画像)としてPACSに転送することができる「Simple Dose Report」も実装された。

Supriaは,コンパクトなガントリに16列ではトップクラスの75cmの開口径を実現し,高速回転と高精細画像の両立に加え,Intelli IP(Advanced)も搭載した,“これからの新スタンダードCT”と日立が位置づける装置。日本だけでなく,東南アジアや中東,ヨーロッパ,アフリカ,南米などで展開しており,2013年9月から現在までで330台以上という速いペースで実績を伸ばしている。Version 1.20では,特に海外でのニーズに応じて最大撮影範囲1800mmのロング寝台を開発するとともに,日本の医療施設からの要望で実現したCT装置と造影剤自動注入の連動機能,被検者情報のカード・バーコード読み取り機能を追加し,医療安全の向上や日常業務の簡略化に貢献することが期待される。

ロング寝台を開発した16列マルチスライスCT「Supria」Version 1.20

ロング寝台を開発した16列マルチスライスCT「Supria」Version 1.20

 

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