RSNA2015 富士フイルム - US
70MHzの高周波超音波装置,使いやすいユーザーインタフェースのポータブル超音波装置をアピール

2015-12-3

富士フイルム

超音波


タッチパネルでモバイル使用に最適化したポータブル超音波装置を展示

タッチパネルでモバイル使用に
最適化したポータブル超音波装置を展示

RSNA 2015[第2日目:11月30日]

富士フイルムは,携帯型超音波診断装置で高いシェアを持つ米国Sonosite社を2012年に買収,2014年には両社の技術を生かした携帯型超音波装置「FUJIFILM FC1」を発売,国内では2015年7月に日本法人の富士フイルムソノサイト・ジャパンを富士フイルムメディカルの100%子会社化するなど,超音波事業の強化を進めている。

ブースでは,超音波診断装置の新製品として多くのラインナップが展示されたが,その中から2016年前半に日本でも発売を予定する2製品に焦点をあてて紹介する。

重さ520gでタッチパネル操作を可能にした超小型タブレット型超音波装置「iViz(アイビズ)」(FDA承認済,医薬品医療機器等法未承認品)は,本体をホールドして親指で画面をタッチ,スライドさせることで操作でき,無線でPACSへの画像転送やEメールへの添付,クラウドサービスを利用した画像保存など,携帯型の利点を生かした機能を搭載する。

他メーカーからもタブレット型やスマートフォンを利用したポータブル超音波装置が発表されているが,今回の新製品の特長は,心臓領域にも対応する高画質,航空機に使われる堅牢性の高いアルミニウムを使用した筐体,専用のコネクタによる外れにくいプローブな ど,モバイルでの使用を考慮した基本性能を持っていることにある。バッテリーについても交換方式を採用しており,1つのバッテリーでフルスキャンで1時間 使用可能で,標準で3個のバッテリーが付属する。用途としては在宅や救急など,従来,超音波装置があまり使われていなかった領域での使用を想定しており,装置のマニュアルやスキャン方法などの教育コンテンツも充実させているのが特徴となっている。

もう1つの「Vevo MD」(日本での製品名は未定,医薬品医療機器等法未承認品)は,中心帯域50〜70MHz,最大70MHzの高周波の超音波診断装置である。従来の高周波超音波装置は20MHzが最大であり,Vevo MDでは3〜4倍の高分解能での観察が可能になる。高周波のため,浅部領域の観察に限られるが,従来の超音波画像では描出できなかった,直径2mm程度の 静脈の血流や,静脈内の弁の動きまで観察できる。対象領域としては,X線などの使用が難しい新生児や小児の診断,救急や皮膚科での利用が考えられる。

Sonosite社では従来から小動物実験用の超音波装置を開発しており,マウスやジェリーフィッシュの観察が可能な高分解能技術を生かし,微細な素子を加工し集積したトランスデューサなどを開発することで,臨床用の高周波超音波装置を実現した。

最大70MHzの高周波超音波による観察が可能な「Vevo MD」(仮称)

最大70MHzの高周波超音波による観察が可能な「Vevo MD」(仮称)

 

高周波超音波を可能にするトランデューサ

高周波超音波を可能にする
トランデューサ

高解像度で直径2mmの静脈血管内の弁や血流の観察が可能

高解像度で直径2mmの静脈血管内の弁や血流の観察が可能

 

超小型タブレット型超音波装置「iViz(アイビズ)」では心臓の弁や壁の動きなど高解像での観察可能

超小型タブレット型超音波装置「iViz(アイビズ)」では心臓の弁や壁の動きなど高解像での観察可能

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