創立80周年を迎える富士フイルムホールディングスがソリューション提案拠点「Open Innovation Hub」を開設,記者説明会を開催

2014-1-22

富士フイルム


記者会見会場

記者会見会場

富士フイルムホールディングス(株)は2014年1月20日(月),創立80周年を迎えるのを機に,同社の基盤技術・コア技術を活用したソリューション提案拠点「Open Innovation Hub」を東京ミッドタウンウエスト2Fに開設。本社(東京都港区)にて記者説明会を開催した。

富士フイルムホールディングス(株)代表取締役会長・CEO兼富士フイルム(株)代表取締役会長・CEOの古森重隆氏は冒頭の挨拶で次のように述べた。「当社の歴史は,技術で時代を切り拓いてきたイノベーションの歴史であり,イノベーダーとしてのDNAが備わっている。21世紀とともに始まった一般写真分野のデジタル化の波を受け思い切った経営改革を断行し,当時の主力製品であった写真フィルム中心の会社から事業転換を図ってきた。自社の持っている技術を棚卸して社会の持つニーズと突き合わせることで技術資源を活かせる新しい分野を検討し,「ヘルスケア」「高機能材料」「グラフィックシステム」「デジタルイメージング」「光学デバイス」「ドキュメント」の6つの重点事業分野へ資金を投入してきた。これらの分野を中心にさらなる成長を続けるため,また,当社とビジネスパートナーの持つニーズを的確にマッチさせるイノベーションの取り組みをこれまで以上に加速させるために,「Open Innovation Hub」を開設した」
また,80周年を機に新たなコーポレートスローガン「Value from Innovation」を策定。今後も新スローガンのもと,不断のイノベーションを通じて成長していきたいと述べた。

続いて,富士フイルムホールディングス(株)代表取締役社長・COO兼富士フイルム(株)代表取締役社長・COOの中嶋成博氏が「Open Innovation Hubによって目指すもの」と題して,同社のコア技術である写真感光材料を支える高機能材料技術とその応用展開について説明した。同社では,真の顧客ニーズを掘り起こして自社のコア技術とマッチングさせ,新たな画期的な技術・製品・サービスを生み出すため,社外のビジネスパートナーとの連携を進める取り組みのひとつとして「Open Innovation Hub」を開設した。また,もうひとつの取り組みとして,高機能材料開発本部を発足させた。今後は,事業部をまたがってマーケティングから開発・生産・販売まで一気通貫的に行っていくと述べた。

古森重隆 氏

古森重隆 氏

中嶋成博 氏

中嶋成博 氏

 

記者説明会に続いて,本社2階に開設された「Open Innovation Hub」の内覧会が行われた。「Open Innovation Hub」は,3つのエリアと2つのゾーンから構成され,社外のビジネスパートナーと新たな価値を「共創」する場となる。

「Open Innovation Hub」

「Open Innovation Hub」

 

●問い合わせ先
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション室
TEL 03-6271-2000
http://www.fujifilmholdings.com/

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