コニカミノルタがスーパーソニックイマジン社と提携し,超音波診断装置「Aixplorer」の国内独占販売を開始

2015-5-22

コニカミノルタ

超音波


Aixplorerを挟み握手する秦氏とSouquet氏

Aixplorerを挟み握手する秦氏とSouquet氏

コニカミノルタ(株)は2015年5月21日(木), フランスのスーパーソニックイマジン社と提携し,超音波診断装置「Aixplorer」の日本国内における独占販売を開始した。ハイエンドクラスの装置であるAixplorerを取り扱うことで超音波診断装置のラインナップを拡充し,低侵襲なモダリティとして今後成長が期待される超音波診断装置市場でのシェア拡大をめざす。

Aixplorerは,スーパーソニックイマジン社が2009年に発売した装置。乳腺や肝臓領域において海外市場を中心に高い評価を得ている。今回発表したAixplorerは,ハードウエア設計を見直したほか,アプリケーションも強化している。最大の特長は,独自のエラストグラフィ技術である“ShearWave Elastography”である。組織の弾性の絶対値を剪断波から計算して,“硬さ”を数値化し,カラーマップで表示する。このエラストグラフィは,ソフトウエアベースで行われるため,プローブを被検者の体に強く押し付けることなく,容易に測定できる。また,この技術は,プローブで体を圧迫しないため,エラストグラフィの課題とも言える検査者によって結果が異なることもなく,優れた再現性,定量性を有している。さらに,Aixplorerには,高速画像処理技術“UltraFast Imaging”が搭載される。1秒間のフレーム数を多くすることができ,これにより,カラーの血流画像をなめらかに表示する。また,“UltraFast Doppler”は,カラー画像とともに脈波を表示でき,機能診断に有用な情報を提供する。このほかにも,ノイズを低減して高画質化を図る技術として,“SuperCompound”や“SuperRes”,検査対象組織に合わせて音速を調整する“TissueTuner”が採用された。

ShearWave Elastographyが特長のAixplorer

ShearWave Elastographyが特長のAixplorer

 

 

5月21日には,両社の業務提携とAixplorer発売に関する記者発表が,品川プリンスホテルで行われた。出席した同社ヘルスケア事業本部執行役の秦 和義氏は,技術革新により「見えないものを見える化」して,早期診断・治療へ貢献するという,同社のヘルスケア事業について説明。従来手がけてきたX線撮影装置だけでなく,超音波診断装置についても2009年の参入以降,革新的な製品を展開してきたと述べた。

コニカミノルタのヘルスケア事業

コニカミノルタのヘルスケア事業

 

革新的な製品を展開してきた超音波診断事業

革新的な製品を展開してきた超音波診断事業

 

Aixplorerの特長

Aixplorerの特長

 

また,記者発表では,スーパーソニックイマジン社Executive VP and Chief Innovation OfficerのJacques Souquet氏も挨拶。ShearWave Elastographyの精度の高いデータ,画像によりバイオプシーを省略でき,低侵襲の診断につながる可能性があることを示唆した。このShearWave Elastographyについては,3番目に登壇した昭和大学江東豊洲病院乳腺外科の榎戸克年氏が使用経験を報告した。榎戸氏は外部からの加圧・加振が不要というShearWave Elastographyの特長を説明した上で,定量値を測定して診断する方法,カラーマップ画像を視覚的に診断する方法をそれぞれ説明。実際の症例画像を供覧した。

秦 和義 氏(ヘルスケア事業本部執行役)

秦 和義 氏
(ヘルスケア事業本部
執行役)

Jacques Souquet 氏(スーパーソニックイマジン社)

Jacques Souquet 氏
(スーパーソニック
イマジン社)

榎戸克年 氏(昭和大学江東豊洲病院)

榎戸克年 氏
(昭和大学江東豊洲病院)

 

このAixplorerは,5月22日(金)〜24日(日)に開催されるUltrasonic Week 2015(グランドプリンスホテル新高輪)でも参加者にお披露目される。

 

●問い合わせ先
コニカミノルタヘルスケア株式会社
TEL 03-6324-1080
http://www.konicaminolta.jp/healthcare/

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