富士通が「Fujitsu Experience Day 2026」を開催し,医療機関・保険会社間の「オンライン診断書連携サービス」などを紹介
2026-7-14
「オンライン診断書連携サービス」などを紹介
富士通(株)は,2026年7月15日(水),16日(木)の2日間,「Fujitsu Experience Day 2026」をTAKANAWA GATEWAY Convention Center(東京都港区)で開催する。一般公開に先立ち,14日(火)にはメディア向けに見学会を開催した。
本イベントは,「すべてのビジネスに,Data & AIの力を。」と題して,AIが本格実装フェーズに入った現状を踏まえて,ヘルスケア領域を含めた幅広い産業における同社のビジネスソリューションやデータ基盤,最新テクノロジー,豊富な事例を紹介する。
ヘルスケア領域では,開催に先立つ7月13日(月)に発表された,アフラック生命保険(株)とがん研究会有明病院が導入した「オンライン診断書連携サービス」に関する展示が行われた。同サービスは,「Uvance for Finance」のPersonalized Experience拡充の一環として開発されたもので,データとAIによる金融業務の高度化を支援する。生命保険・医療保険の給付金請求に必要な診断書の作成依頼から受け取りまでを,患者,医療機関,保険会社の三者間でオンラインで完結させる仕組みである。従来,患者は診断書の依頼や受け取りのために医療機関へ来院する必要があり,医療機関側も診断書作成が医師・事務の負担となっていたほか,保険会社では紙の診断書のデータ入力コストや改ざんリスクを抱えていた。
同社は,国内シェアナンバーワンを誇る電子カルテのセキュアなネットワークを活用して医療機関と保険会社を接続する。本サービスの開発では,医療機関の保有データを保険会社の診断書項目へ自動変換する技術について特許を取得している。医療現場の診断書作成業務を効率化するツールとして提供する。さらに,個社間接続ではなくマルチテナント型SaaSモデルとして構築することで,参加する医療機関・保険会社が増えるほど患者の利便性が高まるエコシステムとなっている。
メディア向け見学会で行われたデモンストレーションでは,患者が給付金請求先の保険会社と依頼先の医療機関を選択し,診察券番号で本人を特定した上で,診断書を事前確認するか医療機関から保険会社へ直接提出するかを選び,本人確認書類の登録とクレジットカード決済まで一連の手続きをオンラインで完了できることが示された。医療機関は専用の診断書作成ソフトを使って作成した診断書をアップロードし,保険会社が内容を確認・受領することで手続きが完了する。
同社では,本サービスを8月末から運用を開始する予定。患者が申請手続きに費やしていた時間を家族との時間や療養に還元できる点を本質的な価値と位置づけており,今後2031年度までに生命保険会社約20社,医療機関約400施設への導入をめざすとしている。Fujitsu Experience Day 2026では,こうしたヘルスケア領域の実装事例を含め,AIとデータが社会にもたらす変革の姿が紹介される。
●問い合わせ先
富士通株式会社
Fujitsu Experience Day 2026事務局
E-mail contact-events-fed@cs.jp.fujitsu.com
