シーメンスヘルスケアと駒澤大学,産学連携プロジェクトによる「画像診断人材教育センター設立記念メディア内覧会」を開催
2026-10-21
画像診断人材教育センターの
テープカットセレモニーの様子
シーメンスヘルスケア(株)と駒澤大学は,2026年10月15日(木),同大学駒沢キャンパス(東京都世田谷区)において,「画像診断人材教育センター設立記念メディア内覧会」を開催した。近年,高齢化の進展や医療の高度化に伴い画像診断や放射線治療の重要性が高まっており,それらを支える人材の確保・育成が大きな課題となっている。同大学は2018年に,先端技術の教育研究の一環として,Siemens Healthineersのグループ企業である(株)バリアンメディカルシステムズとの産学連携により,放射線治療装置「TrueBeam」と治療計画装置「Eclipse」を備えた「放射線治療人材教育センター」を開設し,さまざまな研究成果を挙げてきた。さらに今回,2026年2月にシーメンスヘルスケア社との産学連携協定を締結し,画像診断人材教育センターを設立したことで,画像診断から放射線治療計画,放射線治療までを包括的に学べる教育拠点の実現に至った。
メディア内覧会は,開設記念シンポジウムと施設見学の二部構成で行われた。
シンポジウムでは,はじめに同大学理事長の小島泰道氏が開会挨拶に立ち,同大学における70年以上にわたる診療放射線技師育成の歴史などを紹介した。その上で,画像診断から放射線治療に至るまでを網羅的に学べる教育機関が,医療機関以外の施設に開設されたことは世界でも類を見ない試みであると述べ,日本の医療教育界の発展に尽力したいとの決意を語った。
次に,講演として4演題が設けられた。はじめに,シーメンスヘルスケア(株)代表取締役社長の櫻井悟郎氏が,「日本の医療を取り巻く課題と,画像診断人材育成センターが果たす役割」と題して講演し,同センターの概要などを紹介した。放射線治療用CTソリューション「SOMATOM go.Open Pro」,ヘリウムに依存しない1.5T MRI「MAGNETOM Flow.Elite」,SPECT/CT「Symbia Pro.specta」の実機を設置しており,Siemens Healthineers製画像診断装置のトレーニングセンターは日本初,同SPECT/CTのトレーニング施設はアジア初であると述べた。次に,(株)バリアンメディカルシステムズ代表取締役社長の渡邉隆史氏は,「『がんの脅威に負けない世界』に挑む」と題して,放射線治療人材教育センターにて2018年から行ってきた人材育成の実績などを報告した。続いて,同大学医療健康科学部学部長の志村一男氏は,「画像診断人材教育センターと拓く医療健康科学部の未来」と題して,同センターにおける教育目標や今後の展望などを語った。また,同学部教授の遠山尚紀氏は,「放射線治療人材教育センター8年の効果」と題して,同センターで学んだ多くの人材が即戦力として医療現場で活躍していることや,学会共催の実務講習会が同センターにて毎年多数開催されている現状などを報告した。
講演に続き,パネルディスカッションが行われた。櫻井氏,志村氏のほか,シーメンスヘルスケア(株)カスタマーサービス事業本部長のラルフ・ディーター・クララ氏と,同大学学長の村松哲文氏が登壇し,画像診断人材教育センターが医療人材育成における課題にどう応えていくのか,医療や社会にどのような変化を生み出していくのか,などについて意見を述べた。
開設記念シンポジウムの登壇者
左から,駒澤大学の遠山尚紀教授,志村一男学部長,村松哲文学長,小島泰道理事長,シーメンス社の櫻井悟郎氏,バリアン社の渡邉隆史氏,シーメンス社のラルフ・ディーター・クララ氏
シンポジウム終了後は,画像診断人材教育センターおよび放射線治療人材教育センターの施設見学が行われた。画像診断人材教育センターでのテープカットセレモニーに続き,両施設内に設置されたCT,MRI,SPECT/CT,放射線治療装置の実機が披露された。
放射線治療用CTソリューション「SOMATOM go.Open Pro」
ヘリウムに依存しない1.5T MRI「MAGNETOM Flow.Elite」
SPECT/CT「Symbia Pro.specta」
放射線治療装置「TrueBeam」
●問い合わせ先
シーメンスヘルスケア株式会社
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー
TEL 03-3493-7500
https://www.siemens-healthineers.com/jp
