innavi net画像とITの医療情報ポータルサイト

ホーム

オリンパス,より高画質な観察に対応する小腸用カプセル内視鏡「ENDOCAPSULE 10 SYSTEM(エンドカプセル テン システム)」を欧州および,中近東・アフリカ・アジア太平洋地域の一部で発売

2013-2-4

小腸用カプセル内視鏡

小腸用カプセル内視鏡
11mm(直径)×26mm(長さ)
※実際のカプセルにはロゴが入っていない。

オリンパスメディカルシステムズ(株)は,より高画質な観察に対応する新しい小腸用カプセル内視鏡「ENDOCAPSULE 10 SYSTEM(エンドカプセル テン システム)」を,2013年2月上旬から,欧州および,中近東・アフリカ・アジア太平洋地域の一部で順次発売する。

同社は2005年,欧州で小腸用カプセル内視鏡を発売開始して以来,世界中で同製品を販売している。今回,新たに発売する小腸用カプセル内視鏡「ENDOCAPSULE 10 SYSTEM」は,従来品より高画質な観察に対応し,より正確な診断をサポートする。また,医師の読影作業の負担を軽減させる新しいレビューモードを搭載することで,読影作業の効率化を追求した。
本製品は,日本においては現在薬事申請中。

受信装置

 

●主な特長

1. 高画質イメージングセンサの採用と視野角度の拡大で,より正確な診断をサポート
高画質イメージングセンサの採用により,従来品と比べて,画質が格段に向上。ノイズを軽減し,ハレーションを抑えることで,正確な診断をサポートする。また,視野角度が145°から160°へ拡大。広範に明るい観察視野を確保できるようになり,より確実に病変部などの関心領域を捉えることができる。
さらに,カプセルのバッテリー継続時間が,8時間から12時間へ延長され,カプセルが体内を通過するのに時間がかかってしまった場合でも,最後まで撮影が可能。

2. 新しいレビュー機能と3Dトラック機能を搭載し,読影作業の効率化を追求
医師の診断時に,効率的な読影作業を補助する新しいレビュー機能を搭載。例えば,似たような撮影画像が続く場合や,泡や残渣が写っている画像の場合は,自動的にハイスピードで再生して読影時間を短縮する。一方,出血点が写り込むなど,変化が大きく疾患の可能性がある撮影画像の場合は,自動的にレビュースピードが遅くなり,画像診断をしやすくする。
撮影された画像が小腸内のどの場所なのかがわかるよう,高感度のアンテナユニットによって,カプセルの軌跡を3D表示する機能も追加された。撮影した疾患の場所が特定しやすくなり,その後の治療をスムーズに行うことが可能。

3. 患者の体に取り付ける受信装置セットの改良を行い,使い心地の良さを追求
受信装置をリアルタイムビューワーと一体化し,従来品よりも高機能ながら小型化,軽量化を実現。また従来品では,患者の体8カ所にアンテナユニットを正しく取り付ける必要性があったが,本製品では,アンテナユニットをベルトのように簡便に装着できるようになった。
さらに,検査中,患者が持ち歩く受信装置に,飲食許可や病院へ戻る時間などの情報を随時知らせる機能を搭載。アラームやバイブレーションで知らせ,検査中の患者をよりわかりやすくサポートする。

 

●問い合わせ先
オリンパスメディカルシステムズ(株)
販売本部 CIセンター
TEL 0120-41-7149
FAX 03-3375-7596
http://www.olympus.co.jp