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バイオジェン・アイデック・ジャパン,多発性硬化症(MS)の啓発活動を全国規模で実施~5月29日は「世界MSの日」初めて大型映像メディアを利用〜

2013-5-23

バイオジェン・アイデック・ジャパン(株)は,毎年,「世界多発性硬化症(Multiple Sclerosis:MS)の日」の主旨に賛同し,啓発活動などの支援活動を行っている。その一環として,本年の5月29日には,全国7地域(東京,札幌,仙台,名古屋,大阪,広島,福岡),計14箇所の街頭大型映像メディアを利用し,初めて全国規模での活動を実施する。2009年に多発性硬化症国際連合が5月の最終水曜日を「世界MSの日」に制定以来,同社では社員が都内数か所でMS情報提供カードを通行人に配布し,MSに対する理解を深めてもらう活動を行ってきた。今年は,従来の活動に加えて,大型映像メディアを利用し,より多くの一般の方にMSを知ってもらう機会を増やし,多発性硬化症に対する理解を呼び掛ける。

全国の大型映像メディアで流すビデオ画面の一部

全国の大型映像メディアで流すビデオ画面の一部

 

また,同社では2010年に多発性硬化症の症状や障害を抱えながらも明るく前向きに生活している患者さんを支援し,その思いや行動に対して表彰を行うプログラムを創設した。今年は,日本MS協会の後援を得て,「DREAMS Award 2013第3回フォト&エッセイコンテスト」を開催。5月18日には,岩手県,石川県,和歌山県,大阪府,広島県より5名の入賞者を迎え,都内で表彰式を行った。

難病情報センターによると,多発性硬化症の特定疾患医療受給者証交付件数は,1989年の3,213件から,2011年には16,140件と,約5倍に増えている。同疾患は,病巣の部位によって症状が異なり,多くの例で再発と寛解を繰り返すのが特徴で,早期発見と早期治療が重要である。

同社は,「患者さんとその家族の毎日をより良くすること」を使命とし,この「世界MSの日」の趣旨に賛同し,今後も多発性硬化症およびMS患者さんに対する認知および理解度の向上を図っていく。

多発性硬化症(Multiple Sclerosis:MS)について
MSは厚生労働省によって特定疾患(=難病)に指定されている病気で,若年成人に多く見られる中枢神経系の慢性疾患。現在,日本では,約16,000人がMSと診断されており,世界中には200万人を超える患者さんがいる。日本での有病率は10万人あたり7.7~15.0人と推定され,過去30年間上昇傾向にある。
MSに罹患する可能性は誰にでもあるが,疾患の特徴としていくつかのパターンが見られる。発症は男性よりも女性に多く,一般的に15歳から60歳の間に発症する。MSでは中枢神経系の神経線維を保護するミエリン鞘(髄鞘)が損傷を受け,それによって脳から身体への神経伝達が妨げられる。症状としては視覚障害,運動麻痺,歩行障害,感覚鈍麻,排尿障害などがある。
MSを完全に治す治療法はまだ発見されていない。しかし現在では,病気の進行を遅らせ,再発を予防する治療薬があり,早期治療がとても重要である。

世界MSの日について
MSという疾患についてあらゆる人々に広く認知を図り,また,世界各国の患者さんや家族,彼らを支える組織や医療関係者が密接に連携し,より良いコミュニティの形成を支援することを目的に,毎年5月の最終水曜日を「世界MSの日(World MS Day)」として,2009年,多発性硬化症国際連合によって制定された。毎年,世界60ヵ国以上の国々で,200を超える支援イベントが実施されている。

 

●問い合わせ先
バイオジェン・アイデック・ジャパン(株)
マーケティング部
TEL: 03-6402-7800
http://www.biogenidec.co.jp/