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スズケン,デュアルディスプレイ搭載解析付心電計「Kenz Cardico(ケンツ カルディコ) 1215 D」発売

2014-1-22

Cardico 1215 D

Cardico 1215 D

医薬品卸の(株)スズケンは,心電計初(※1)のデュアルディスプレイを搭載した解析付心電計「Kenz Cardico 1215 D」を平成26年1月20日に発売した。

Cardico 1215 Dはデュアルディスプレイ(2画面)を採用することにより,メインディスプレイで「12誘導心電図波形表示」,サブディスプレイで「不整脈波形表示」といった異なる情報を同時表示することができ,検査に携わる医療スタッフの「異常波形の出現を的確に捉える」といった要求を新しい発想で実現した。病院の検査室や病棟・健診,診療所まで幅広く心電図検査をサポートする。

Cardico 1215 Dでは,より快適で使い易い検査環境の構築と院内のシステム化をサポートするための連携機能を強化した。さらに,重篤度の高い急性心筋梗塞やブルガダ型心電図(※2)等の解析精度を向上させた新解析プログラムを搭載し,精度の高い心電図検査結果を提供する。

●製品特長

1. 心電図検査に新提案!異常波形の出現を的確に捉える“デュアルディスプレイ搭載”

心電計初のデュアルディスプレイを搭載することにより,メインディスプレイに12誘導心電図波形を表示しながら,サブディスプレイに約2分間の圧縮波形を表示することで不整脈等の異常波形を的確に捉えることができる。また,メインディスプレイの心電図波形を隠すことなく,サブディスプレイで被検者情報を入力することができ,心電図波形を見逃すことがない。

2. 新解析プログラムで解析精度向上

新解析プログラムを搭載し,精度の高い解析結果を提供。特に重篤度の高い所見である急性期の心筋梗塞やブルガダ型心電図などについて,高い検出精度を確保している。

3. 電子カルテとスマート接続

高機能な心電図ビューアソフト(※3)を標準装備。別途サーバーパソコンを用意することなく,ネットワークハードディスクのみで,シンプルかつスマートに電子カルテとの連携を実現する。

4. 心電計を多様な検査装置に拡張可能(オプション)

ソフトウェアを追加することにより,運動負荷試験(※4),ホルター心電図検査(※5),運動指導や睡眠時無呼吸検査の解析が可能となる。

 

※1 2画面波形表示できる心電計として国内初 2014年1月現在 同社調べ
※2 ブルガダ型心電図とは,心筋梗塞や心不全などの所見が認められないのに,突然重篤な不整脈である心室細動により失神し,死に至ることがある心電図所見。
※3 記録した心電図データを閲覧できるソフトウェアで電子カルテとも連携できる。
※4 体を動かした時に異常が現れる心臓病を診断する検査で,運動により心臓に一定の負荷をかけた時の心電図を見る。
※5 「動悸」「息切れ」「めまい」「胸痛」などの自覚症状の原因(不整脈など)を精査するために,携帯型の心電計を24時間装着して心電図を記録する検査。

 

●価格
390万円
●問い合わせ先
(株)スズケン ケンツ事業部 学術企画課
TEL 052-701-4403
http://www.suzuken.co.jp/