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GEヘルスケア・ジャパン,高性能な小型全身麻酔装置「Carestation650」と「Carestation620」の発売を開始~クラス最小化*1を実現,ハイブリッド手術室など限られたスペースで麻酔医の作業をサポート~

2016-2-8

Carestation 650 *写真は,オプション品を含む。

Carestation 650
*写真は,オプション品を含む。

GEヘルスケア・ジャパン(株)は,小型でありながら,高機能を有した全身麻酔装置「Carestation650 (ケアステーション650)と「Carestation620(ケアステーション620)」の2機種の販売を開始する。

先進医療や高度医療の発展とともに,CアームX線診断装置,内視鏡システム,手術支援ロボットなど,大型医療器を伴う手術症例が増えている。これらの大型医療機器は,手術室内で働く医師や看護師,医療従事者の作業スペースを奪ってしまうことが課題とされてきた。また,診療記録の電子媒体化や高度な麻酔症例に対応できるデジタル麻酔器の需要も高まっているが,同様に高機能・高性能により大型化され,麻酔医の限られた手術スペースを制限してしまうため,患者の急変による対応処置を妨げる一要因になっている。このような背景から,限られた手術スペースにおいても対応できる,高性能で小型化された麻酔器の開発が求められてきた。

今回発売する「Carestation600 シリーズ」は,日本市場の要望を取り入れて開発された,麻酔医の作業環境の改善に貢献する新しいタイプのデジタル小型麻酔装置。単に小型化に成功しただけではなく,装置に搭載する医療機器や記録装置等の重量による転倒・落下等の危険防止機能や,手術室の床に這ったケーブル類の乗越えを防ぐキャスタ組込みのガード,さらには機器搭載のための豊富なマウント類のオプションを有しており,ケアステーションとしても機能する。

また,同社製全身麻酔装置のトップブランド「エイシスCS2」,「アバンスCS2」にも装備されている第二世代15インチLEDタッチディスプレイ,低流量麻酔のリスクを回避するために必要な情報やコスト情報を提供する「ecoFlow(エコフロー)」機能,術中の低酸素血症を回避し,肺保護換気をより簡便にできる「肺リクルートメント」機能なども搭載しており,より安全な麻酔管理をサポートすることを可能にした。

GEヘルスケア・ジャパンは,高性能かつ小型の「Carestation600 シリーズ」投入により,「麻酔科医にやさしい」医療の実現に貢献することを目指す。

*1:同社麻酔器における最小サイズ

●「Carestation650」「Carestation620」製品特長

・高性能ながらクラスで最小化を実現

Carestation 650:              幅635*mm×奥行650*mm ×高さ135mm
Carestation 650C:           幅800mm×奥行685mm×高さ101.4mm
Carestation 620:              幅635*mm×奥行650*mm×高さ135mm

*)フットプリント

・第二世代15インチLEDタッチディスプレイ
同社製全身麻酔装置のトップブランド「エイシスCS2」,「アバンスCS2」にも装備されているタッチディスプレイを搭載

・「ecoFlow(エコフロー)」機能
低流量麻酔のリスクを回避するために必要な情報やコスト情報を提供

・「肺リクルートメント」機能
術中の低酸素血症を回避しながら,より簡便に肺保護換気を実現

 

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)コミュニケーション本部
ブランチャード/松井
TEL 0120-202-021
www.gehealthcare.co.jp