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シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス,日本初となるアルコール性肝障害マーカー CDTの体外診断用医薬品の承認を取得

2016-7-25

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)(以下シーメンス)は,アルコール性肝障害マーカー「N-ラテックス CDT(CDT:Carbohydrate-Deficient Transferrin,糖鎖欠損トランスフェリン)」の日本初となる体外診断用医薬品の承認を取得した。

大量のアルコールを継続的に飲酒していると,血中のたんぱく質のひとつであるトランスフェリンから,糖鎖が欠損した物質「CDT」が上昇する。
そのため,CDT検査は,習慣飲酒のマーカーとして有用なだけでなく,総トランスフェリン中のCDTの比率(%CDT)を算出し,アルコール性肝障害と非アルコール性肝障害の鑑別診断の一助としても有用とされている。

また,ガンマGTはアルコールに敏感に反応するが,飲酒してもガンマGTが上昇しない人(ノンレスポンダー)のアルコール性肝障害診断にもCDT検査は有用である。
CDT検査は,欧米では飲酒マーカーとして認知されており,ドライバーの検診などにも利用されている。

本製品は8月下旬を目途に販売を開始。また,今後,アルコール性肝障害マーカーとして保険適用の申請を予定している。

 

●問い合わせ先
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)
マーケティングコミュニケーション
TEL 03-3493-7630
http://www.healthcare.siemens.co.jp/laboratory-diagnostics