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キヤノンMJ,介護予防事業所向けソリューション“ロコモヘルパー”が2016年度福祉製品「かわさき基準(KIS)」に認証

2017-2-22

ロコモヘルパー

キヤノンマーケティングジャパン(株)(以下キヤノンMJ)が販売する運動機能測定システム“ロコモヘルパー”が,2016年度の川崎市独自の福祉製品認証基準「かわさき基準(KIS)」に認証された。

●「かわさき基準(KIS)」の認証公募
川崎市は産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値を創造するウェルフェアイノベーションを進めている。その大きな柱の1つとして,川崎市独自の福祉製品の認証基準「かわさき基準(KIS※1)」を福祉製品の活用促進とそこから生まれる価値創造による新たな社会モデルの構築に取り組んでいる。
「かわさき基準(KIS)」の認証公募は毎年行われ,川崎市は高齢者や障害のある方の「自立支援」を中心概念※2とし,(1)新たな在宅ケアモデルの実現,(2)施設や家庭内での介護・介助負担の軽減,(3)ダイバーシティの街づくりの推進,のいずれかを解決する製品の募集を行っている。また,高齢者や障害者への多様なサービス・製品を創出し開発やKIS認証製品の導入経費の補助を行っている。

●運動機能測定システム“ロコモヘルパー”について
介護予防事業所は,厚生労働省の「ロコモティブシンドローム(運動器症候群,以下ロコモ)」啓発活動にあわせて,ロコモの判断基準となる開眼片足立ち・椅子の立ち座りなどの運動を定期的に測定し,高齢者やその家族に運動指導をしている。
“ロコモヘルパー”は,運動測定業務を効率化・見える化する運動機能測定システム。キヤノンITSメディカル(株)が開発した本システムは,高齢者がマーカー等を装着することなく運動測定を自動化し,介護予防従事者(ケアマネジャー,理学療法士,介護スタッフ)の業務効率化とその測定結果の動画やレポートで情報共有を実現する。

●「かわさき基準(KIS)」認証理由
“ロコモルパー”は,介護・介助者負担の軽減,ダイバーシティ社会のまちづくりの推進に期待できる製品であると評価され,2016年度の「かわさき基準(KIS)」に認証された。
認証の評価ポイントは以下のとおり。
・介護スタッフによる運動機能測定の内容・結果を見える化することで,測定対象者の機能訓練に対するモチベーションの向上や,介護スタッフの業務の効率化が期待できる製品である。
・理学療法士,介護スタッフは「自動で客観的な測定を実現するツール」であり,モニター評価時には,「その場で映像を確認しながらフィードバックしていくことが可能でリハビリテーションにも大変有用」との評価があった。
・介護スタッフの意見を反映しながら製品化を進めている。

※1「かわさき基準(KIS)」とは,利用者にとって最適な福祉製品のあり方を示した独自の基準であり,自立支援を中心概念としている。
※2「かわさき基準(KIS)」における理念は,福祉先進国であるスウェーデンにおける福祉の基本方針,理念を参考としつつ,日本の「介護保険における理念」も包含しながらその現状を踏まえ,「8つの理念」として整理されている。「8つの理念」とは,人格・尊厳の尊重,利用者の意見の反映,自己決定,ニーズの総合的把握,活動能力の活性化,利用しやすさ,安全・安心,ノーマライゼーション。

 

●問い合わせ先
キヤノンITSメディカル(株)事業企画部
TEL 03-6701-3612(直通)
http://www.canon-itsmedi.co.jp/solution/welfare/locomohelper.html