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東芝メディカルシステムズ,最新1.5T MRIシステム「Vantage Elan / Zen Edition」販売開始〜99%の静音化を実現し,快適な検査環境を提供〜

2017-4-12

Vantage Elan / Zen Edition

東芝メディカルシステムズ(株)は,最新のアプリケーションソフトウェアを搭載した1.5T MRI装置 Vantage Elan™/ Zen Edition(ヴァンテージ エラン ゼンエディション)の国内販売を4月12日より開始する。

従来のクラス最小の撮影室面積(約16m2(注1))や低ランニングコストなどの良さはそのままに,新製品では最大99%(注2)の静音効果を実現する技術(Pianissimo™ Zen)に対応し,快適な検査空間を実現する。また,多様化した新たな臨床ニーズにも幅広く対応するため,同社3テスラMRI装置Vantage Galan™ 3Tに搭載しているハイエンドの最新アプリケーションを新たに搭載し,検査効率の向上を図る。

●新製品の主な特長

1.より静かで快適な検査環境
新製品は,静音技術Pianissimo Zenの搭載が可能。Pianissimo Zenは,撮像の際の電流波形の変動を限りなく小さくすることにより,検査時の騒音を最大99%低減する。また,従来より搭載されている静音機構Pianissimo Σは,すべてのシーケンス,スキャンにおいて画質の劣化を伴うことなく,MRI検査時における騒音を大幅に低減できるため,検査を受ける患者さんのみならず,MRI室外の診察室や待合室の患者さんへもやさしい検査環境を提供する。
更に,頭部コイルのチルト機構,ショートガントリ,非造影MRAなど,より快適な検査環境を実現するための様々な技術が導入されている。

2.検査時間を大幅に短縮
新製品は,様々な部位の検査に適用可能な生体構造認識技術を搭載。新しく搭載された「SUREVOI™」では,心臓検査における様々な設定を,生体構造の認識技術を用いて装置が自動で設定し,撮像をアシストする。一度の撮像で同時に14断面を得るCardioLine+と併用することで,心臓MRI検査時間にかかる操作時間を大幅に削減する。
また,頭部・脊椎・心臓の形状を解析し,各断面の位置決め設定を支援するNeuroLine,SpineLine,CardioLineの機能を強化。わずか数秒で正確な位置決めが可能で,位置決め結果の確認・修正もスムーズになり,操作者の負担軽減と操作時間の短縮化に貢献する。
造影剤を使わないで撮影する,下肢MRA(FBI) 画像取得に必要なECG情報の遅延時間(delay time)を,ボタン一つで設定できるDelayTracker™などの撮像アシスト技術も搭載しており,検査効率の向上を実現する。

3.より高度な検査に対応する最新アプリケーション
Vantage Galan 3T で好評のmUTE(注3) 4D-MRA,腹部検査対応の横隔膜同期,整形分野での活用が期待されるUTEなど,ハイエンドのアプリケーションを多数搭載。mUTE 4D-MRAは非常に音が静かな非造影MRA技術。一回の撮像で複数時相を取得し,大幅な時間の延長なく動態観察が可能である。
また,軟骨の損傷・変性の診断に有用とされているT2マッピングなどのRelaxation Mappingが本体コンソール上で解析可能。新製品では,幅広い診断ソリューションを提供する。

同社は,今後も「高度な検査をやさしいMRIで広めたい!」をコンセプトに技術開発を推進していく。

(注1) 約16m2は最小設置面積のケースであり,施設のMRI室や運用形態に合わせて最適なプランニングをする。
(注2) 同社調べ,使用条件,撮像条件による
(注3) mUTE: minimized acoustic noise utilizing UTE

 

●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
http://www.toshiba-medical.co.jp