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キヤノンメディカルシステムズ,高精細検出器を組合せ可能な次世代X線アンギオグラフィーシステム「Alphenixシリーズ」販売開始

2018-4-13

Alphenix Core+

Alphenix™ Core+

キヤノンメディカルシステムズ(株)は,次世代X線アンギオグラフィーシステム「Alphenix™ Core+」,「Alphenix Biplane」(「アルフェニックス コアプラス」,「アルフェニックス バイプレーン」)および,アンギオ検査支援ワークステーションの国内販売を4月13日より開始する。

近年,先進諸国においては高齢化が進み,加齢に伴う様々な血管障害による疾病罹患者が増加している。手首や足の付け根からカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し,開頭や開胸する外科手術より侵襲度が低い血管内治療(カテーテル治療)の果たす役割が増している。

カテーテル治療においては,治療デバイスの精緻な操作が治療予後に関わると言われる。この精緻な操作を実現するために,X線血管撮影装置には高精細な画質と高い操作性が求められる。さらに治療はX線を照射しながら行うため,患者さんの被ばく低減はもちろんのこと,術者の被ばく低減にも関心が寄せられている。また,カテーテル治療は術者の経験に頼るところが大きく,安全な治療のための治療計画の立案から術中の支援機能強化に対するニーズが高まっている。

新製品のAlphenixシリーズはこれらのニーズに応え,画質向上,ワークフローの最適化,被ばくの低減を実現し,カテーテル治療をサポートする。

Alphenix Core+は床置型シングルプレーンシステム,Alphenix Biplaneはバイプレーンシステムで,3種のサイズの異なるFPDの組合せにより全身さまざまな手技に対応したシステムラインアップを有する。(図1)

図1 システムラインアップ

図1 システムラインアップ

 

4月13日(金)~15日(日)パシフィコ横浜で開催される国際医用画像総合展(ITEM)に出展する。

●新製品の主な特長

1. 画質向上
X線発生からモニターに表示されるまでのイメージングチェーンを大幅に見直し高精細画像を実現した。特にデジタル画像処理装置を一新し,平面検出器(FPD)の持つワイドなダイナミックレンジを有効に活用した上,さらなるノイズ低減を図った。
さらに,動画対応のFPDとして高精細画像を目指し,従来の約1/2サイズを実現した76μmの画素サイズを持つ高精細検出器「Alphenix Hi-Def Detector」(「アルフェニックス ハイデフディテクター」)を開発し搭載可能とした(オプション)。これにより特に脳動脈瘤のコイル塞栓術など脳血管内治療において,最小1.5インチという小さな視野を,鮮明な画像で大きくモニターに表示することができるため,精緻なカテーテル治療を高精細画像でサポートする。臨床評価において使用したドクターより,「瘤内のコイルの動きが過去経験したことが無いほど良く観察できる」との評価を得ている。(図2)

図2 現行FPDと高精細検出器の比較

図2 現行FPDと高精細検出器の比較

 

2.ワークフローの最適化
デジタル画像処理装置の刷新により,操作性や応答性の向上を実現した。DSAや透視ロードマップ時の患者体動によるミスレジストレーションをリアルタイムに自動補正するなど,様々な自動化技術を採用することで,術中・術後のワークフローを改善する。
さらに,カテーテル寝台に術者や術式に応じカスタマイズが可能なタッチパネル操作卓「Alphenix Tablet(アルフェニックス タブレット)」をオプションで構成することができ,操作性の向上が図れる。

3.被ばく低減
従来より好評を得ている,患者さんのみならず術者の被ばくにも配慮する当社の被ばく低減技術は,Alphenixシリーズにも引き継がれる。Alphenix Core+/Biplaneでは,全機種に「SPOT ROI(スポット ロイ)」を搭載することが可能になり(オプション),さらなる被ばく低減と画質の最適化を実現する。「SPOT ROI」は,手技中の詳細に見たい部分に最適な線量を照射し,それ以外の周辺部は低線量化したX線を照射する,視認性の確保と被ばく低減を同時にかなえる同社独自の入射線量低減機構。SPOT ROIで低線量化した周辺部は,通常透視に比べおよそ65~85%の線量低減を実現する(図3)

図3 SPOT ROI

図3 SPOT ROI

 

●問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon/