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富士通,医療機関における新型コロナウイルス感染症対策を支援 -6か月間,ヘルスケアソリューションを無償提供-

2020-6-8

富士通(株)は,医療機関における新型コロナウイルス感染症対策を強力に支援するため,以下3つの活用シーンを支えるソリューションを,多くの導入実績を持つ同社のヘルスケア製品(5種)の中から有効な機能を組み合わせる形で早期に実現し,2020年6月より,6か月間の無償提供を開始した。

富士通,医療機関における新型コロナウイルス感染症対策を支援

 

●背景

現在,新型コロナウイルスの新規感染者数が全国的に減少しつつある一方で,小規模クラスター発生の抑制,医療機関における感染者の発生状況や空床の把握,地域全体での医療体制の最適化などに課題があり,医療機関や行政機関は,一刻も早く,広範囲にわたる長期的な対策を整備することが重要になる。
同社は,医療機関を強力に支援するため,新型コロナウイルス感染症対策の3つの活用シーンを支える以下のソリューションの無償提供を開始する。

●無償提供を行うヘルスケアソリューション

1.病院内でのクラスター発生を抑制するソリューション

「FUJITSU ヘルスケアソリューション LifeMark-コンシェルジュ」
患者がスマートフォン上で場所や時間を問わずに診療予約が可能で,また,医療機関は,予約状況や外来での診察待ち状況を患者に通知できる。これにより,院内の混雑を緩和し,クラスター発生を抑制。

「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE X-W」
ドライブスルー方式などでPCR検査を院外で実施する場合の臨時診療所における診療報酬請求を支援。

2.医療従事者間の3密を低減するソリューション

「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE EGMAIN-GX 感染管理支援ライブラリ」,「空床管理機能」
感染患者の院内移動歴や接触者をリストで見える化し,感染病棟マップで俯瞰的に把握可能。感染患者が発生した際には,主担当医や担当医にリアルタイムに情報共有するなど,感染拡大防止を支援。また新型コロナウイルス感染病棟を含めた院内複数の空きベッドを一元管理し効率的な運用が可能。

「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE PocketChart」
 医療従事者が院内のどこからでも,スマートデバイス上でセキュアに電子カルテシステムを参照・入力可能。医療従事者が場所を問わず業務を行えるため3密(密閉・密集・密接)発生を抑制し,医療従事者の安全確保が可能。

3.地域全体での最適な医療体制を確立するソリューション

「FUJITSU ヘルスケアソリューション HumanBridge EHR ソリューション」
地域の医療機関同士をセキュアなネットワークでつなぎ,電子カルテなどの診療情報を共有可能。専門医療機関とかかりつけ医療機関が連携し,主治医と専門医がリモートで電子カルテを共有できるなど,遠隔診療を支援。在宅療養患者の訪問診療における医療従事者間のコミュニケーションをセキュアなSNSサービスで支援。また,リモートカルテ機能により医療従事者のテレワークを支援。

なお,上記の「LifeMark-コンシェルジュ」,「HOPE EGMAIN-GX 感染管理支援ライブラリ」,「空床管理機能」,「HOPE PocketChart」の利用には,同社の電子カルテシステムが必要となる。詳しくは下記の問い合わせ先にて。

●無償提供期間

提供開始から6か月間(申し込み期間:2020年6月1日から2020年9月末まで)

●対象者

日本国内の医療機関

 

●問い合わせ先
富士通コンタクトライン(総合窓口)
TEL 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・同社指定の休業日を除く)
https://www.fujitsu.com/jp/