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  • 富士通,ハンズフリーで多言語音声翻訳が可能な新ソリューション「TRISY」を提供開始医療や観光など,外国人とのコミュニケーションが不可欠な現場を強力に支援

    2021-5-14

    「TRISY」の利用イメージ

    「TRISY」の利用イメージ

    富士通(株)は,ハンズフリーで日本語と11言語(注1)間のAI音声翻訳を可能にする新ソリューション「FUJITSU 多言語音声翻訳ソリューション TRISY(トライジー) powered by Zinrai」(以下,「TRISY」)を開発し,外国人とのコミュニケーションが不可欠,かつ音声翻訳時の端末操作が困難な医療や観光分野などの現場向けに,2021年5月13日より提供開始する。

    「TRISY」は,同社が独自に研究開発したハンズフリー技術を搭載することにより,端末を操作せずに,タブレット端末(注2)に接続された指向性マイク(注3)で音声認識した話者の音声や位置情報をもとに適切な言語を認識し,音声翻訳する仕組みを実現した。また,雑音を抑制する同社独自開発の技術や,AIを活用した多言語翻訳で先行する(株)みらい翻訳(注4)の音声翻訳APIサービスにより,高い翻訳精度で日本語と11言語間を相互に翻訳可能にした。

    これにより,例えば,医師や看護師などの医療従事者が,様々な医療機器や書類を手に持ちながら外国人患者へ症状などを説明しやすくなり,また,外国人旅行者が多い観光施設などにおいても,PCの操作や荷物の携行をしながらスムーズに観光名所の案内や宿泊施設の予約対応などが可能になる。

    同社は今後,本ソリューションを活用し,外国人とのコミュニケーションにおけるUX(ユーザー・エクスペリエンス)の向上に努め,言語の壁が無いダイバーシティ社会の実現を目指す。

    ●背景

    近年,医療機関を受診する患者数に占める外国人の割合が年々増加傾向にあり,また,厚生労働省の「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和2年10月末現在)」によると,日本における外国人労働者数も年々増加している。このため,外国人とのコミュニケーションを円滑に実現する多言語音声翻訳のニーズが高まっているが,現在普及しているサービスでは利用者が端末を操作する必要があり,診察時に手がふさがることの多い医療現場や観光施設の窓口対応においては活用が難しい状況であった。

    同社は,上記の課題を解決するため,総務省の情報通信技術に関する研究開発「グローバルコミュニケーション計画の推進」のもと,国立研究開発法人情報通信研究機構(注5)(以下,NICT)とともに実施してきた多言語音声翻訳の研究開発や,沖縄県内の6医療機関と共同で2019年に実施した機械翻訳による医療現場での実用性に関する実証実験の成果を踏まえて,ハンズフリーかつ日本語と11言語間の音声翻訳に対応した新ソリューション「TRISY」を開発した。

    ●「TRISY」の特長

    1. 同社独自開発の研究技術により,ハンズフリーで高精度な翻訳を実現

     

    2. 11言語に対応し,かつ医療分野にも対応したAI翻訳エンジンを採用

     

    ●販売価格,および提供開始日

    製品・サービス名:FUJITSU 多言語音声翻訳ソリューション TRISY powered by Zinrai
    サービス内容:タブレット端末(iPad)+指向性マイク(Shure)+通信SIM+多言語音声翻訳アプリ
    販売価格(税込):月額1万6,500円
    提供開始日:2021年5月13日

    ●販売目標

    2025年度末までに3,000セット(同社の決算期は3月末日)。

    注1
    11言語:英語,中国語(簡体字),中国語(繁体字),韓国語,インドネシア語,タイ語,ベトナム語,ミャンマー語,ポルトガル語,スペイン語,フランス語。
    注2
    タブレット端末:現時点ではiPadのみに対応。
    注3
    指向性マイク:特定の方向から聞こえる音のみを集音するマイク。
    注4
    (株)みらい翻訳:本社 東京都渋谷区,代表取締役社長 大野 友義。
    注5
    国立研究開発法人情報通信研究機構:本部 東京都小金井市,理事長 徳田 英幸。
    注6
    機械翻訳の評価:
    国立情報学研究所が主催する評価型ワークショップ「NICTR-10」で実施された機械翻訳の評価手法。翻訳の適切さ,文章単位で正しく伝わる文の割合をそれぞれ5段階で評価するもの。
    注7
    「グローバルコミュニケーション計画の推進」の成果:本件は,総務省の情報通信技術の研究開発 「グローバルコミュニケーション計画の推進 - 多言語音声翻訳技術の研究開発及び社会実証 - I. 多言語音声翻訳技術の研究開発」,およびその事業を継承した「災害時における多言語音声翻訳システムの高度化のための研究開発」による委託を受けて実施した成果。

    関連リンク
    「TRISY」紹介サイト

     

    ●問い合わせ先
    富士通コンタクトライン(総合窓口)
    TEL 0120-933-200
    受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・同社指定の休業日を除く)