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クレアボ・テクノロジーズ,胸部CT画像の診断を支援する「画像解析ソフトウェア VIDA Insights」の販売開始胸部CT画像の「画像解析ソフトウェア VIDA Insights」を用いる事で,CT画像から得られる情報を視覚的に分かりやすく,医師の診断負担軽減へ

2022-4-14

丸紅(株)の100%子会社であるクレアボ・テクノロジーズ(株)(以下,「クレアボ社」)は,米国VIDA Diagnostics, Inc.(以下,「VIDA社」)が開発した,胸部CT画像の読影(*1)を支援する「画像解析ソフトウェア VIDA Insights(以下,「本製品」)」について,医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)に基づき,管理医療機器の製造販売認証を取得した。本製品はクレアボ社として初の薬機法認証製品であり,4月より販売を開始する。

国内の医療機関においては,X線写真やCT画像等の医用画像が疾病の診断や治療方針の決定,手術後フォローアップ等の場面で利用されている。昨今,人々の健康意識の高まりや撮影装置の技術革新に伴い,医用画像の撮影枚数が急増しており,診断を行う医師の負担も増加している。

本製品は,胸部CT画像より,肺葉(*2)毎の含気量と低/高吸収領域(*3)を定量化し,独自の技術により肺全体の情報を視覚的に分かりやすく提供することで,医師の負担を軽減する。米国,EU,カナダ,オーストラリアでは医療機器として認証されており,医療機関等で利用されている。

クレアボは,医療現場を支援する優れた製品を提供することで,日本の医療における課題解決に寄与していく。

(*1) CT,MRI,X線検査等による医用画像を観察し,診断すること。
(*2) 肺表面の深い切れ込みによって分けられる肺実質の区分のこと。左肺は上葉と下葉に,右肺は上葉,下葉おび中葉に分れる。
(*3) CTは身体を通過したX線量を基に画像を生成し,X線の透過しやすい領域は低吸収領域と呼ばれ,一般的に画像上は黒く,X線の透過しにくい領域は高吸収領域と呼ばれ,一般的に画像上は白く写る。

クレアボ・テクノロジーズ,胸部CT画像の診断を支援する「画像解析ソフトウェア VIDA Insights」の販売開始

 

●問い合わせ先
クレアボ・テクノロジーズ(株)
https://clairvotech.com/