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日立チャネルソリューションズ,メッツ社のME機器管理システムにタッチレスソリューションが導入され,触れない操作により,安全で効率的な医療機器・備品管理業務を支援外付で搭載可能で導入しやすく,稼働200台超の実績・信頼性が評価される

2022-9-15

触れない操作により,安全で効率的な医療機器・備品管理業務を支援するME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」

触れない操作により,安全で効率的な医療機器・
備品管理業務を支援する
ME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」

日立チャネルソリューションズ(株)(以下,日立チャネルソリューションズ)は医療関連機器の開発・製造・販売などを行う(株)メッツ(以下,メッツ社)のME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」に,同社の「空中入力装置」を活用したタッチレスソリューションが導入されたことを発表した。高度な感染対策や厳しい衛生管理が求められる医療機関での医療機器や備品の貸出・返却などの管理業務において,管理端末に触れることなくクリーンな操作を支援する。

今回の導入にあたって,同社の「空中入力装置」は200台を超える稼働実績とその高い信頼性に加え,ATMなどでのユーザーインターフェース技術で培ったわかりやすい操作性,既存システムに容易に接続しタッチレス機能を追加できるなどの導入しやすさが評価され,採用に至った。

背景

医療現場では医療法施行規則にも定められているように医療機器運用管理の実施を義務付けられている。これに伴い,医療機関での検査や手術に使われる電子機器(ME機器)や備品の使用状況やデータ入力などの運用状況が管理できる,ME機器管理システムの導入が広がっている。一方で,医療機関では日常的に厳しい衛生管理が必要であり,ME機器管理システム端末の使用に際しアルコール消毒を行ったり,タッチパネル操作時に手袋を着脱したりするなど,手間がかかっており,感染対策を行いながら,業務効率を向上させることが課題になっていた。

タッチレスソリューションを導入したME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」について

今回,メッツ社のME機器管理システムに,日立チャネルソリューションズの空中入力装置を活用した空中映像によるタッチレス操作を実現したソリューションを導入することで,従来はタッチパネルなど端末の操作により行っていた医療機器や備品の貸出・返却の登録作業を,端末に触れることなく実施可能になった。非接触操作のためアルコール除菌やゴム手袋の着脱が不要となり,接触による感染リスクの低減,作業効率向上に貢献する。さらに,医療機器管理をするため操作ミスが許されず正確な操作が求められるME機器管理システムにおいて,シンプルな画面構成と「めくる」・「押す」といった簡単な操作性で正確な操作を支援する。

ME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」のシステム構成

ME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」のシステム構成

 

タッチレスソリューションについて

日立チャネルソリューションズは,2020年5月に新型コロナウイルス感染症拡大の状況下で,モノに触れない,触れたくないというニーズを受けて,業界で先駆けて空中入力装置の提供を開始し,不特定多数の方が幅広く利用するATMや精算機などの正確性や高い操作性が求められるセルフサービス機器に導入した。これまでに,200台以上が稼働しており,金融機関やクリニックなどにおいて安心,安全を提供し,顧客から高い信頼を得ている。
多くの方が利用するATMで培った使いやすさを追求したユーザーインターフェースなどを活かし,空中映像を使ったタッチレスにおいても見やすく分かりやすい操作を実現している。また,空中入力装置は,端末システムベンダーの既存システムに外付けで搭載可能であり,汎用インターフェースであるUSBで接続でき,表示する画面やボタン操作内容は,同社が提供する画面作成ユーティリティーを利用することで,空中表示と操作に適したデザインに設計することが容易で,導入しやすくなっている。
今後も現場のニーズを取り入れながら利用者の声に寄り添った製品開発を展開するなど,安心安全な生活環境サポートに取り組んでいく。

(株)メッツ 代表取締役 福田 充宏氏 コメント
近年の医療提供体制においては,院内の医療機器を管理する仕組みが必要不可欠となっています。メッツでは,大規模病院において数千台に及ぶ医療機器運用管理のための仕組みを開発し,各施設のご要望に沿ったシステムを提案してまいりました。当該システムにおいては,機器の使用履歴を記録するために,どの機器をどの部署に持ち出すかを借り受ける部署の担当者がタッチパネル端末を用いて日々システムへの入力を行います。一方,昨今猛威を振るっているコロナウイルスのような感染症の拡大防止には,感染経路の遮断が非常に重要な戦略です。不特定多数の人間が振れるタッチパネルモニタは,まさに感染経路となり得る部分であり,そこを遮断する必要があると考えていた矢先に,日立チャネルソリューションズよりタッチレスモニタのお話がありました。
院内において手指衛生の徹底がなされているとはいえ,100%を達成することは困難であり,残りのわずか数%にどう対応するかが現在の課題です。この点において,システムへの入力作業をタッチレスにすることによって感染経路を遮断することは,院内における+αの感染対策に大変有用であり,さまざまなシステムにおいて導入が進んでいくものと考えています。
今後も,日立チャネルソリューションズとともに,機能的なデバイスを通したソリューションの創造を通じて,病院運営のお手伝いをめざしていきます。

タッチレスソリューションの特長

1. 清潔
非接触での操作を実現することで接触感染リスクの抑制ができる。
手袋などを付けたままでも操作が可能なため,ボタンの清掃や操作の度に手袋の着脱の手間がなくなる。

2. 簡単操作
くっきり見やすい空中像で操作を誘導し,はじめて使用される方でも簡単に操作できる。
日本カーバイド工業(株)製の高性能な空中ディスプレイ用リフレクターを採用している。

3. 端末との高い親和性
汎用インターフェースで各種の上位装置(ATM,POS,精算機など)と容易に接続が可能。
既存機器のユーザーインターフェースと併用も可能なため,触れる操作を継続したい方のニーズにも応えることができる。

4. 画面デザインはカスタマイズが可能
端末システムベンダーで簡単にボタンや画面デザインなどをカスタマイズでき,画面作成ユーティリティーに従うことで容易にタッチレス操作に適したユーザーインターフェースの設計が可能。

タッチレスソリューションに関するウェブサイト
https://www.hitachi-ch.co.jp/products/touchless/001/index.html

 

●問い合わせ先
日立チャネルソリューションズ(株)
チャネルビジネス推進センタ 事業企画部 [担当:飯田]
TEL 0561-53-6132
問い合わせサイト:https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/hitachi-ch/products/jp/form.jsp?UM_Qno=7