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富士フイルム,デザイン・IT開発拠点「FUJIFILM Creative Village(フジフイルム クリエイティブ ビレッジ)」オープンデザイナーとITエンジニアのパフォーマンスを最大化し,革新的な製品・サービスを創出

2023-5-29

富士フイルム(株)は,東京・南青山に富士フイルムグループのデザイン・IT開発拠点「FUJIFILM Creative Village(フジフイルム クリエイティブ ビレッジ)」を2023年5月24日にオープンする。本拠点は,デザイナーとITエンジニアがクリエイティビティを発揮し,パフォーマンスを最大化すると同時に,両部門の力を結集しイノベーションを創発することで,より革新的な製品・サービスを生み出していくことを目的とした拠点。デザイン開発拠点「CLAY(クレイ)」とIT開発拠点「ITs(イッツ)」の2棟で構成し,デザイナーとITエンジニア合わせて約170名を擁する。

FUJIFILM Creative Village

FUJIFILM Creative Village

 

今回オープンする「FUJIFILM Creative Village」は,同社のデザイナーがコンセプト作りから建築デザイン,空間デザインまでを手掛けた拠点である。外観には開放感のある広い窓とシャープでソリッドなコンクリート造りを採用。3Dプリンターなどを備えた「CLAY」のプロトタイプ制作室や,集中力を必要とする高度なプログラミングや世界最先端のAIアルゴリズムなどの研究開発を行う「ITs」の個人ブースなど,デザイナーとITエンジニアのクリエイティビティを刺激しパフォーマンスを最大化させるための設備・レイアウトも導入している。

また,日が差し込む南面・東面はダブルスキンファサード(建物の外壁をガラスで覆う二重構造)を採用し空調・照明の負荷軽減を図るほか,カーボンニュートラルの実現に向けて「FUJIFILM Creative Village」の使用電力をすべて再生可能エネルギー由来の電力で賄うなど,環境面でもさまざまな工夫を施している。
同社は,「FUJIFILM Creative Village」を通じてデザイン部門・IT開発部門それぞれの創造性や生産性の最大化を図るとともに,両部門の連携を強化することで新たな価値の創出につながる製品・サービスの開発加速に取り組み,社会課題の解決に貢献していく。

富士フイルムホールディングス(株) 代表取締役社長・CEO 後藤 禎一氏のコメント
当社は,ユーザーの現場に入り込み,徹底的に観察,ヒアリングすることで,潜在的なニーズをとらえてそのソリューションを形にするデザイン力を持っています。ITの分野では,医療現場のニーズにあったAI技術を開発し,それを最大限に生かす製品・サービスにデザインして提供しています。
「FUJIFILM Creative Village」は,デザイン部門とIT開発部門のさらなる連携深化でイノベーションを創発させ,高い競争力を持つ革新的な製品・サービスを生み出す戦略拠点です。当社が提供する価値(アウトカム)の最大化により,世界に山積する課題の解決に貢献していきます。

●FUJIFILM Creative Villageの概要

1.名称 FUJIFILM Creative Village

2.所在地 東京都港区南青山六丁目6番15号

3.面積 敷地面積:約2,570m2,延べ床面積:約4,111m2

4.総工費 約35億円

5.名前の由来
「創造」を意味する「Creative」と「人たちの集まり」を意味する「Village」という2つの言葉を組み合わせて,「FUJIFILM Creative Village」と名付けました。
「CLAY」は,デザイナーの豊かな発想を自由自在に形作る「クレイ(粘土)」を意味し,「ITs」は,ITの精鋭たちが集う場所として,複数形の「s」を付けて「イッツ」としました。

 

●問い合わせ先
富士フイルムホールディングス(株)
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 03-6271-2000

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