2026-8-4
(株)エクセル・クリエイツ(以下「エクセル・クリエイツ」)は,医療機関向けAI画像解析プラットフォーム「FORZSynAI(フォルツシナイ)」(※1)を2026年8月1日にリリースした。
本製品は,自社開発のAI解析機能を搭載したサーバーシステムである。同社の主力製品として1,800以上の医療機関に導入されている「FORZシリーズ」と連携させることで,AI導入におけるハードルの低減を図る。日々の診療を支える機能から,将来的には法医学などの高度専門領域まで,施設ごとの課題に合わせて必要なAI機能を柔軟に選択・導入できるプラットフォームとして,医師の読影業務の効率化をサポートする。
(※1)販売名「画像解析ソフトウェアFORZSynAI」
医療療機器認証番号:308AGBZX00031000
開発の背景
エクセル・クリエイツは,画像ファイリングシステム(PACS),検査システム等の部門システムを統合し,医療データを一元管理するシステム「FORZシリーズ」を全国の医療機関へ提供し,医療現場の負担軽減に貢献してきた。
昨今の医療現場においては,高齢化に伴う医療ニーズの増大と慢性的な人材不足が重なり,医療従事者への負担集中が深刻な課題となっている。同社が20年以上にわたりシステムを提供する中でも,多くの医療機関様から「日々の診療における読影業務の負担をいかに軽減するか」というご相談が多く寄せられてきた。こうした状況を踏まえ,読影業務の支援・効率化を目的として,独自の画像解析AIモデルを研究開発し,「FORZSynAI」をリリースした。既存のFORZシリーズと連携することで,新しいシステムを覚える手間や既存のワークフローを変える負担もなく,使い慣れた環境のままスムーズに導入・活用できる。
「FORZSynAI」の主な特徴
FORZSynAIの連携イメージ
・直感的な操作性と手軽な運用
FORZシリーズとのシームレスな連携により,普段お使いのビューワー画面上で直感的且つ簡単にAI解析の操作が可能である。専任のIT担当者が不在の施設や,多忙な現場であっても,既存の診療のワークフローを妨げることなくAIを活用できる。
・リアルタイム解析で日常診療をサポート
新たに撮影された画像をリアルタイムで自動解析し,日々の診療をスムーズにサポートする。
・日常診療を妨げないフレキシブルな自動解析機能
既存の画像を一括自動解析する機能も搭載。夜間や休診日などの診療時間外に自動で解析を行う等,柔軟な運用が可能である。
・オンプレミス型によるセキュリティの確保
施設内にサーバーを設置し,画像データを院内ネットワーク内で処理する。外部への情報漏えいリスクを抑え,高いセキュリティと患者のプライバシー保護を実現する。
AI画像解析機能(リリース第1弾:日常診療サポート機能)
「FORZSynAI」は現場のニーズに応じて,順次新機能を追加していくプラットフォームである。今回のリリース第1弾では,日々の診療のサポートを目的とした以下の3機能を提供する。
・骨信号減弱機能(胸部X線)
胸部X線画像から肺野に重なる骨信号を減弱し,視認性を高めて診断を支援する。
骨信号減弱機能イメージ
・自動CTR推定機能(胸部X線)
心臓および胸郭の端点を自動抽出し,心胸郭比(CTR)を算出。計算の手間を省き,読影業務を効率化する。
自動CTR推定機能イメージ
・MG位置合わせ機能(マンモグラフィー)
左右乳房画像において,高さ方向の位置を自動調整する。医師が手動で調整する手間をなくし,比較読影をサポートする。
MG位置合わせ機能イメージ
今後の展開について
「FORZSynAI」は,今回リリースした「中小規模医療機関の日常診療サポート」を皮切りに,今後は対象となる医療現場や専門領域を拡大し,AI画像解析プラットフォームとしてさらなる進化を遂げていく。
●問い合わせ先
(株)エクセル・クリエイツ
https://excel-creates.com/
