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インテル,日本マイクロソフト,タブレットとクラウドサービスで「電子母子健康手帳標準化委員会」を支援〜母子健康手帳の電子化と標準化に向けて,製品・サービス提供や技術支援を実施〜

2014-1-27

インテル(株)と日本マイクロソフト(株)は,1月24日に設立された「電子母子健康手帳標準化委員会」に参画するとともに,両社の製品・サービスの提供や技術支援等を行うことで同委員会の活動を支援していく。

妊産婦・乳幼児をもつ保護者や保健医療関係者に親しまれている母子健康手帳の電子化に向けて,複数の企業や団体によるプロジェクトが進行しているものの,その記録する内容やデータの記録法に関して統一された方式が採用されておらず,将来的に多数の独自方式が乱立し相互に連携できない,あるいはせっかく集まった情報の統合活用ができないことが危惧されている。電子母子健康手帳標準化委員会は,情報の電子化がさらに加速する前に,早期に電子母子健康手帳の標準的な記載法を制定しておく,標準化を目的とした委員会である。

電子母子健康手帳標準化委員会は,電子母子健康手帳の提供基盤として,24時間365日の高可用性とセキュアな環境を両立するマイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」を,アプリケーションの開発環境として,既存の医療システムとの連携も容易なインテルのインテル® Atom™ プロセッサー・ベースの Windowsタブレットを採用し,実証研究などに取り組むことで,電子母子健康手帳の標準化を推進する。両社は電子母子健康手帳標準化委員会において,下記の役割を担う。

■インテルの役割:

 

■日本マイクロソフトの役割:

 

■ 「Mamaのーと」の概要および研究内容

「Mamaのーと」は,妊産婦や育児中の母親が利用する電子母子健康手帳アプリ。現在 Windows ストアで提供されている本アプリでは,従来の母子健康手帳と同様に身長・体重等の基本情報やスケジュールなどを記入し管理できるが,本委員会では,実証研究で収集するデータなどを活用・分析することにより,将来的には,医療機関やデータセンターの電子カルテや予防接種管理システムなどと電子母子健康手帳を連携させることで,タブレットのカメラアプリでワクチンのバーコードを読み取るだけで電子母子健康手帳と電子カルテに即時登録できるようにするなど,妊産婦と医療機関の手間を省き,より安全性を高めるための,より高度な活用にも取り組む。

・開発会社:株式会社ミトラ
・対応OS:Windows 8,Windows 8.1
・画面イメージ:

Mamaのーと

 

*電子母子健康手帳標準化委員会の設立に関しては、下記の公益社団法人 日本産婦人科医会のWebサイトを参照。
http://www.jaog.or.jp/

 

●問い合わせ先
マイクロソフト カスタマーインフォメーションセンター
TEL 0120-41-6755

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