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ITEM2022キヤノンメディカル

キヤノンメディカルシステムズ,画像診断装置メーカーとヘルスケアITベンダーとしての強みを融合した最新ソリューションを来場者に披露

2019-7-19

キヤノンメディカルシステムズ

キヤノンメディカルシステムズ

キヤノンメディカルシステムズのブースでは,“Made possible.”をテーマに,画像診断装置メーカーとヘルスケアITベンダーとしての強みを融合して,新しい価値を提供するソリューションを来場者に披露した。実際の医療現場での利活用を想定して胸部のoncologyに焦点を当てて,検査から治療,その後のフォローアップに至るまで,診療シーンに添って,ソリューションを提案した。特に,質の高いアウトカムを低コストで実現することをめざし,今春の2019国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2019)で示した“Collaborative imaging”の技術がさらに進化。早期発見・治療に向け,予防(健診)における一般撮影装置やCT,精査でのCT,MRI,PET/CT,血管撮影システム,治療における放射線治療装置,フォローアップでのCT,MRIなどの画像診断装置と,健診システムやPACS,ビューワ,線量管理システムを組み合わせて,検査・診断情報を統合管理する。また,人工知能(AI)についても画像処理技術だけでなく,病変検出技術の開発が進んでおり,来場者の関心を集めていた。

胸部領域における“Collaborative imaging”

胸部領域における“Collaborative imaging”

 

最もホットなニュースは,医療情報統合ビューワの「Abierto Cockpit」に,ファインデックスの画像ファイリングシステム「Claio」,文書作成システム「DocuMaker」,デジタル文書管理システム「C-Scan」のデータを表示できるようになったことである。これにより検査画像とともに同意書などの文書類を1画面上に表示でき,診療の効率化が図られる。ファインデックスのシステムを導入施設においても,新たにAbierto Cockpitを導入することで,統合表示が可能になる。発売は来年を予定している。さらに,Abierto Cockpitでは,MR画像などと,画像から自動計測した腫瘍のサイズ,抗がん剤情報などを時系列に表示して,経時変化を対比させながら確認できるようになった。

ファインデックスのシステムと連携し機能を強化した「Abierto Cockpit」(W.I.P.)

ファインデックスのシステムと連携し機能を強化した「Abierto Cockpit」(W.I.P.)

 

「Abierto Cockpit」では,新たに画像と腫瘍サイズ,抗がん剤情報の経時変化を一元的に参照可能

「Abierto Cockpit」では,新たに画像と腫瘍サイズ,抗がん剤情報の経時変化を一元的に参照可能

 

このAbierto Cockpitで利用できるAIソフトウエアもデモンストレーションが行われた。エルピクセルが開発した胸部単純X線画像の結節検出,福井大学が開発した肺野の異常検出のソフトウエアが紹介されたほか,胸部CT画像の結節や頭部CT画像の梗塞領域を検出し,そのキー画像をレポートに貼付するソフトウエアが紹介された。さらに,そのレポート内容から類似症例を検索して表示して,読影時に参照できるソフトウエアもPRされた。これらのAIソフトウエアは,現在開発が進められている。

開発が進められている胸部単純X線画像AIソフトウエア(写真左が胸部結節検出,右が肺野異常検知)(W.I.P.)

開発が進められている胸部単純X線画像AIソフトウエア(写真左が胸部結節検出,右が肺野異常検知)(W.I.P.)

 

胸部CT画像のアノテーション画像をレポートに貼付(W.I.P.)

胸部CT画像のアノテーション画像をレポートに貼付(W.I.P.)

 

2020年4月からの医療被ばくの線量管理の義務化に向けて,線量管理ワークステーション「DoseXross」も展示された。DICOM RDSRやDICOM SCのデータを取り込み管理できるだけでなく,グラフ表示などを行い,医療被ばくの最適化に向けて,撮影線量の見直しなどに役立てることができる。

データのグラフ表示なども可能な線量管理ワークステーション「DoseXross」

データのグラフ表示なども可能な線量管理ワークステーション「DoseXross」

 

また,キヤノンマーケティングジャパンが開始した「モバイル画像参照サービス」も紹介された。これは医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place」の新サービスで,医療施設外にいる医師がタブレットなどからクラウド上にある画像を参照できるもので,緊急時の診断支援や在宅医療などに有用である。強固なセキュリティ対策がされたクラウドサービスであるため,情報漏えいなどのリスクがなく,安心して運用できるのも特長である。

在宅医療・訪問看護に対応したソリューションも来場者の関心を引いた。診療所向け電子カルテシステム「TOSMEC Aventy 3.0」とタブレット型超音波診断装置「Viamo sv7」を連携させ,Wi-Fiを用いて撮影部位などをダイレクトにオーダできるようにした。撮影したデータも速やかにカルテ側に送信可能である。診療所内での運用だけでなく,在宅利用でも活用できる。また,デジタルカメラで褥瘡を自動計測できるシステムも参考出品された。バーコードで患者情報を読み込んだ上で,カメラで撮影を行いデータを電子カルテ送信する。訪問看護などでの活用が期待される。

診療所向け電子カルテシステム「TOSMEC Aventy 3.0」とタブレット型超音波診断装置「Viamo sv7」の連携

診療所向け電子カルテシステム「TOSMEC Aventy 3.0」と
タブレット型超音波診断装置「Viamo sv7」の連携

 

デジタルカメラで褥瘡サイズを自動計測(W.I.P.)

デジタルカメラで褥瘡サイズを自動計測(W.I.P.)

 

このほか,介護保険施設などでの利用が見込まれるネットワークカメラを使ったソリューションも展示された。キヤノンのネットワークカメラとビデオ管理ソフトウエア“Milestone XProtect”を用いて,利用者(入居者)の転倒検知,徘徊の見守りなどが行える。さらに,シルエット表示でプライバシーを保護するソリューションもPRされた。

ネットワークカメラを使った見守りソリューション

ネットワークカメラを使った見守りソリューション

 

●お問い合わせ先
社名:キヤノンメディカルシステムズ株式会社    
住所:栃木県大田原市下石上1385番地
TEL:0287-26-5100
URL:https://jp.medical.canon/