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キヤノンメディカルシステムズ,医療情報ソリューション「Abierto」シリーズなど病院経営,診療に貢献するソリューションをPR

2022-7-15

“「Abierto」に診療情報を集約する”をイメージしたキヤノンメディカルシステムズのブース

“「Abierto」に診療情報を集約する”をイメージした
キヤノンメディカルシステムズのブース

キヤノンメディカルシステムズは,医療情報ソリューション 「Abierto」シリーズや,大・中規模病院向け電子カルテシステム「HAPPY ACTIS」などの病院情報ソリューション,総合健診システム「HealthcareAgent」を中心にブースを構成。さらに,今後提供を予定している「カメラ画像支援ソリューション」などを紹介した。

●診療情報の統合管理により効率的で質の高い診療を支援するAbiertoシリーズ

Abiertoは,画像などの検査データや文書といった各部門システムサーバにある情報を「Abierto VNA」に統合し,一元的に管理する。集約されたデータは,ビューワ“Abierto Cockpit”上に一覧表示される。診療情報は時系列にマトリックス表示され,アイコンをクリックすることで,各種の検査データ,画像,文書情報を呼び出せる。Abierto Cockpitの画面は,診療科などで個別に設定可能である。開発中である腫瘍内科の画面では,画像処理ワークステーション「Vitrea」に搭載される同社の人工知能(AI)ブランド「Altivity」で開発されたの腫瘍体積計測機能の結果と,化学療法のデータを時系列に表示させ,それらを参照しながら効果判定を行える。また,救命救急向けでは,バイタルデータなどを一画面上に表示させ,設定した値を超えた場合はその時間帯をカラー表示して,注意を促すといった機能も開発している。

読影支援ソリューション「Abierto Reading Support Solution(Abierto RSS)」は,AltivityのAI技術などを用いて開発されている。領域ごとにアプリケーションを展開し,脳神経外科領域では,脳梗塞の診断から治療までの迅速に行うための“Abierto RSS for Neuro”として,Abierto RSS for Neuroには,“Hemorrhage analysis”“Ischemia analysis”“Brain Perfusion”“Brain Vessel Occlusion”の4つのアプリケーションを用意。検査終了後,データを受信すると自動で解析処理が実行される。また,“Bone Subtraction”は過去画像との差分処理を行い,骨の性状変化を表示する。骨転移の溶骨型・造骨型の違いを色で分けて病変の見落としを防ぐ。

診断に必要な情報を一覧表示する“Abierto Cockpit”

診断に必要な情報を一覧表示する“Abierto Cockpit”

 

“Abierto RSS for Neuro”の“Ischemia analysis” はearly CT signを強調表示

“Abierto RSS for Neuro”の“Ischemia analysis” はearly CT signを強調表示

 

溶骨型・造骨型骨転移をカラー表示する“Bone Subtraction”

溶骨型・造骨型骨転移をカラー表示する“Bone Subtraction”

 

●スマートフォンから電子カルテシステムを使用できる“HAPPY ACTIS Mobile”

大・中規模病院向け電子カルテシステムHAPPY ACTISをスマートフォンで使用できるようにしたのが,HAPPY ACTIS Mobileである。従来,看護師はカートに乗せたノートPCやナースステーションのデスクトップPCなどで参照・入力を行っていたが,スマートフォンからアクセスできるようになったことで,業務の効率化,省力化が期待できる。輸液など処置では,スマートフォンのカメラを使用し,患者のバーコード,輸液のバーコードをスキャンして認証を行えるため,安全,確実に実施できる。また,カメラで患者の患部などを撮影して,HAPPY ACTISに画像を保存可能。さらに,画面のカラーバリエーションを用意して,使用者を識別できるようになっている。

“HAPPY ACTIS Mobile”では担当患者のリストを表示

“HAPPY ACTIS Mobile”では担当患者のリストを表示

 

診療情報を時系列で表示することも可能

診療情報を時系列で表示することも可能

 

●デジタルカメラ画像と患者情報をひも付けるカメラ画像支援ソリューション

キヤノン株式会社が開発し,参考展示している"カメラ画像支援ソリューションは,デジタルカメラで撮影した画像と電子カルテシステムなどの患者情報とひも付けて管理できる。検査前に専用カメラで患者のバーコードを撮影して患者情報を記録。その上で患部などを撮影することで,専用カメラ内で患者情報がひも付けられる。撮影した画像は,病態写真連携ソフトを介して画像ファイリングシステムなどに保存される。これにより,患者の取り違えを防ぐとともに,データ保存のフローを効率化する。専用カメラを使用しない場合も,病態写真連携クライアントソフトを使用することで,画像と患者情報のひも付けが行われる。

「カメラ画像支援ソリューション」のデータフロー

「カメラ画像支援ソリューション」のデータフロー

 

「EOS RP」ベースで開発された専用カメラ

「EOS RP」ベースで開発された専用カメラ

 

なお,カメラ画像支援ソリューションの使用方法,機能は,YouYubeで紹介している。

https://www.youtube.com/watch?v=qgHGbuRh_ek&list=PLUMNZ9UNYlr5EUO7Dnb2oCQDdtUFj4BEU&index=2

https://www.youtube.com/watch?v=HVynyYu0g-E&list=PLUMNZ9UNYlr5EUO7Dnb2oCQDdtUFj4BEU&index=3