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ITEM2017 PSP ブースレポート PACS「EV Insite net」を中心とした読影ワークフローの効率化によって研究や教育で活躍するシステムを紹介

2017-5-2

PSPブース

PSPブース

PSPは「ひとつのシステムのように」というキーフレーズの下,PACS「EV Insite net」を中心としたソフトウエアやシステムのデモンストレーションとともに,所見作成支援ソフトウエア「EV Report」,症例ファイル管理システム「EV Palette」などの新機能を紹介。それぞれのシステムやソフトウエアが,EV Insite net上で一つのシステムのように操作できる環境によって,読影業務の効率化と,研究・教育の場面で活用できる運用の利便性を来場者にアピールした。
なお,同社は,第76回日本医学放射線学会総会のランチョンセミナーを共催した。4月15日(土)には,ランチョンセミナー11「PSPでよかったPACSお気に入りベーシック機能ベスト10!」,4月16日(日)には,ランチョンセミナー24「前立腺癌のMRI診断−病理対比から学ぶmp-MRI診断におけるピットフォール」が行われた。

一つのシステムのように操作できるPSPの製品をアピール

一つのシステムのように操作できるPSPの製品を
アピール

PSPのメインコンセプトをブースデザインとして掲示

PSPのメインコンセプトをブースデザインとして掲示

   
各種システム,ソフトウエアと組み合わせることでより使いやすくなるPACS「EV Insite net」

各種システム,ソフトウエアと組み合わせることで
より使いやすくなるPACS「EV Insite net」

 

 

●電子メール送信機能が追加されたEV Report

EV Reportは,所見作成を効率的に行うための機能を数多く搭載したソフトウエア。画面左に過去所見を配置し,画面右に新規所見レポートを並べて作成できるようにしている。所見には,いつ撮影したどのモダリティ画像と比較したかを迅速に入力可能。検査は部位ごとの定型文をカスタマイズすることができるとともに,アドバンスト・メディア社のAmiVoiceを用いた音声入力によるレポート作成にも対応している。
読影ビューアーと一体化した操作を可能にしたことで,ワンクリックでビューアーの画像をキー画像として貼付することができる。また,レポートのキー画像から元画像を展開させるといったことにも対応しているため,再読影したい場合などにおいてもストレスなく画像を表示できる。
新たに,研修医や若手の医師がレポート作成において,指導医やほかの読影医と相談したい所見があった場合に,複雑な手順を要さずに相談ができる電子メール機能が加わった。レポート作成画面に電子メール送付のアイコンを配置することで,ワンクリックで電子メール送付画面が表示され,作成したレポートが自動的に添付される。電子メールを受信した医師側も,ワンクリックでレポート画面の参照などが行える。加筆・修正があった場合は改訂レポートとして記録が残る。
煩雑な操作もなく,容易に質問や相談ができるので,ストレスなく速やかにレポートを作成できる。経験豊富な読影医の意見を反映した質の高いレポートにより,患者はもとより,検査オーダした医師などと,より高い信頼関係を構築できる。

レポート作成中でもすぐに電子メールで相談が可能

レポート作成中(左)でもすぐに電子メール(右)で相談が可能

 

●キー画像の簡便な抽出が可能になった「EV Insite R」

読影用ビューアーソフトウエアのEV Insite Rは,ユーザーインターフェイスのセルフカスタマイズが可能であり,使用者の読影ストレス軽減につながっている。ビューアーに表示された直前の20件分の履歴が記憶されており,緊急読影などで急に別の症例の読影を行っても,履歴を選択することで,元の表示画面に戻り,すぐに読影を再開することができる。
そして,ビューアーに表示されている任意画像のローカル保存が,より簡便で充実した機能となった。画像の匿名化,時系列や撮影プロトコールの表示,JPEG・TIFFなどの保存形式,画像サイズなどを用途に応じて設定し,保存できる。研究発表用や論文投稿用,院内カンファレンス用,教育用など目的にあった画像がシンプル操作で抽出することが可能で,患者名やIDといった個人情報のマスキングなどの画像加工の手間も省ける。

●教育・研究にデータを利用するための症例ファイル管理システムEV Palette

EV Paletteは,症例ファイル管理システムとして研究・教育の場で活用できる。ビューアーやレポーティングシステムともシームレスに連携する。症例管理や患者ごとの経過観察,疾患別の教育用資料などとして,自在にまとめて活用することができる。画像の匿名化やパスワード設定も容易。読影状態をそのまま保存することが可能である。
検索は,リスト画面にある症例名,部位名,画像,重要度などの項目からすばやく目的の情報へたどり着くことができる。所見レポートやキー画像だけではなく,WordやPowerPoint,PDFデータなど多様な形式のファイルを貼付することも可能である。症例ファイルは,画面上で自由にレイアウトでき,アイコンサイズの設定や関連アイコンとのひも付けも行える。
作成された症例ファイルは,参照用ビューアー付きでメディアへ出力でき,EV Paletteを使用していない施設でも参照することが可能で,地域医療連携にも貢献する。

症例ファイル管理システム「EV Palette」

症例ファイル管理システム「EV Palette」

 

●お問い合わせ先
PSP株式会社
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布4-16-13西麻布六本木通ビル
TEL:03-5485-1028
URL:http://www.psp.co.jp


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