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ITEM2018 富士通 取材速報 電子カルテと連携して放射線関連業務を支援するPACS,治療RISなどを展示

2018-4-15

富士通ブース

富士通ブース

富士通は,国内トップシェアの電子カルテシステムベンダーとして,クリニックから大規模病院まで,また病院内だけでなく地域包括ケアシステムを支えるトータルソリューションを提供しているが,ITEMではPACSやRISなど電子カルテシステムと連携して読影や検査業務を支援するソリューションを中心に展示した。また,4月11日に販売開始したばかりの「FUJITSU ヘルスケアソリューション Heart Explorer(ハートエクスプローラー)」のデモを行い,来場者の注目を集めていた。

Heart Explorerは,同社のスーパーコンピュータ「京」を活用して研究開発を行ってきた心臓シミュレータの出力データを利用して,心筋の動きや血流,心電図など心臓の挙動を観察できるソフトウエア。三次元立体視ディスプレイを利用したVR技術によって,内部構造や心拍動の様子を360°で立体視することができることをデモした。

医用画像ソリューションでは,放射線治療にかかわる情報を1画面に集約して安全で確実な照射をサポートする「HOPE LifeMark-治療RIS」を展示。電子カルテとの情報連携や,治療前の患者認証の仕組みなど放射線治療のワークフローに沿った機能を提供する。また,オプションで治療計画画像の参照を可能にする「RTビューワ」も紹介した。

そのほか,横河医療ソリューションズとの共同開発によって電子カルテと連携した読影ビューワとして機能を強化した「HOPE LifeMark-PACS」,院内のDICOM,非DICOM,レポートや検査情報などの診療データを統合管理できる統合ストレージ「HOPE LifeMark-VNA(仮称)」,造影剤注入器(根本杏林堂)とRISの連携システムなどを展示した。

心臓シミュレータのデータを元に心筋や心血管の動きを観察できるHeart Explorerを展示

心臓シミュレータのデータを元に心筋や心血管の動きを観察できるHeart Explorerを展示

 

Heart Explorerは三次元立体視ディスプレイを使うことでの3Dによる立体視も可能

Heart Explorerは三次元立体視ディスプレイを使うことでの3Dによる立体視も可能

 

放射線治療業務をサポートするHOPE LifeMark-治療RIS

放射線治療業務をサポートするHOPE LifeMark-治療RIS

 

治療計画装置の画像データを参照できるRTビューワ

治療計画装置の画像データを参照できるRTビューワ

 

電子カルテと連携して機能を強化したHOPE LifeMark-PACS

電子カルテと連携して機能を強化したHOPE LifeMark-PACS

 

HOPE LifeMark-VNAによって院内のさまざまな画像データを電子カルテ上で参照可能

HOPE LifeMark-VNAによって院内のさまざまな画像データを電子カルテ上で参照可能

 

造影剤注入器とRISの情報連携もアピール

造影剤注入器とRISの情報連携もアピール

 

●お問い合わせ先
社名:富士通株式会社
住所:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
TEL:03-6252-2572
URL:www.fujitsu.com