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ITEM2018 グッドマン / ニプロ ブースレポート 「Goodnet」と解析アプリケーションの最新機能を中心に循環器部門向けソリューションによる業務効率の向上を提案

2018-5-2

グッドマン / ニプロブース

グッドマン / ニプロブース

グッドマンは,ニプロとの営業部門統合後初めてのITEM出展となった。メインで展開する循環器部門向けの総合管理ソリューション「Goodnet」と業務効率向上に貢献する解析アプリケーションを紹介した。Goodnetはこれまでに450以上の施設で採用されている。インターベンショナルデバイスメーカーとして,これまで培ってきた経験やノウハウをアプリケーションの開発・提供・サポートへ反映させ,実績を積み上げてきた。ブースでは,循環器部門の業務効率向上についてのデモンストレーションや間もなくリリースする予定のタブレットビューワの展示などを行った。

●「Goodnet」の信頼と実績をアピール

循環器部門における業務効率向上に貢献するソリューションとして「Goodnet」は,豊富な機能を有している。各種検査画像の保存・配信をはじめ,システム連携やデータ管理,レポート作成,画像解析をサポートする。現在は「Ver.6」をリリース,医療現場からの声を集約して定期的な機能強化が図られている。
解析アプリケーションも国内外の現場の声や経験を反映しバージョンアップを重ねており,各国の最先端の現場で得られている信頼と実績をアピールした。解析アプリケーションはGoodnetで管理され,画像管理,計測,レポーティング,電子カルテとの連携をスムーズに行える。

「Goodnet」は450以上の施設が導入

「Goodnet」は450以上の施設が導入

 

●操作性に優れたDICOMビューワ「GoodView」

「GoodView」は,直感的な操作が可能なDICOMビューワ。血管造影画像や超音波画像を表示できるほか,IVUSの長軸画像構築,簡易測定といった機能を搭載している。GoodViewでは,画面上に患者の全検査画像やレポート一覧を表示。過去画像の表示も容易にできる。
動画観察時には,再生・停止,画像送りやズームなどの操作をマウスだけで行える。これにより,医師の思考を妨げることがない。また,研究発表などの用途で資料を作成する際に行う汎用フォーマットへの変換も機能が充実している。複数のファイルを結合して一括変換したり,変換区間を指定したりすることも容易。フォーマットは,動画はDICOM,AVI,MOV,MPEG1,静止画はDICOM,BMP,JPEG,JPEG2000,TIFの各形式に変換可能である。
iOS用DICOM Viewerに加え,Android OS対応のDICOMビューワもリリース予定である。

Android OS対応のDICOMビューワ(未発売)

Android OS対応のDICOMビューワ(未発売)

 

●血管造影画像から3D画像を再構成する“QAngio XA 3D”

学術研究用プログラムであるQAngio XA 3Dは,血管解析システム「QAngio XA」のアルゴリズムを受け継ぎ,開発された。2Dの血管造影画像から容易に3D画像の再構成が可能で,得られた3D画像から,血管狭窄率,病変の長さ,Bending Angleなどを計測することができる。
また,撮影ガイドや画像選択ツールを搭載。撮影ガイドでは,3D再構成に最適な角度を容易に確認することができる。画像選択では,3D再構成に適した角度で撮影された画像だけをフィルター表示することで,画像を選ぶ時間を短縮する。
オプション機能として,血管造影画像を用いて行う“QFR(Quantitative Flow Ratio)解析”がある。この機能は,QFR値をカラー化して表示し,マウス操作のみで多方向から確認できる。用途に応じてfar distal(Vessel QFR),指定した任意の範囲・位置(Lesion QFR・Index QFR)の3種の解析を行える。

QFR解析を行う“QAngio XA 3D”

QFR解析を行う“QAngio XA 3D”

 

「Goodnet」のナビゲーション機能“G-NAVI”(左)と“QAngio XA 3D”(右)

「Goodnet」のナビゲーション機能“G-NAVI”(左)と“QAngio XA 3D”(右)

 

検査画像を結合し,下肢全体を観察することが可能

検査画像を結合し,下肢全体を観察することが可能

 

●充実した解析アプリケーション群のデモンストレーションを実施

同社が提供する各種の解析アプリケーションは,世界各国の医療機関などで採用されており単体での販売も行っているが,Goodnetと連携することで解析結果や画像の一元管理が容易となる。ブースでは,QAngio XAやQAngio XA 3D以外に,Goodnetと連携する解析アプリケーションも紹介された。“CAAS(Cardiovascular Angiography Analysis System)”は,血管造影画像から高精度の心臓血管定量解析を行う統合型心機能解析システムである。また,心エコー画像閲覧・解析システム“TomTec-Arena”は,心エコー画像の一元管理と解析機能を有している。血管内イメージング解析システム“QIvus”は,自動輪郭抽出のアルゴリズムで短時間に高精度なIVUS解析処理を実現。IVUS/OCT解析システム“CAAS IntraVascular”は,NIRS解析やOCT/OFDI解析が可能である。MRIイメージ心機能解析システム“Medis Suite MR”は,画像閲覧ワークステーションを兼ねたCMR定量化ツールである。

循環器領域に特化した解析アプリケーション群

循環器領域に特化した解析アプリケーション群

 

●お問い合わせ先
社名:株式会社グッドマン
住所:〒465-0092 名古屋市名東区社台3丁目182番地
TEL:0120-864-522
URL:http://www.g-hits.co.jp


キヤノンメディカルシステムズ ITEM2018