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ITEM2018 リマージュジャパン ブースレポート ディスク発行はもとよりインポートの能力にも優れた,進化したディスクパブリッシャーの新製品4機種をラインアップ

2018-4-26

リマージュジャパンブース

リマージュジャパンブース

CD/DVD/BDパブリッシャーの世界シェアNo.1を誇るリマージュジャパンは,医療業界はもとより,Amazon社をはじめとする各産業界で24時間,365日体制でディスク発行を行う世界最高峰モデルの「Producer MDS-8300/8300N」(NモデルはコントロールPC内蔵)を中心に,「Medical Disc System(MDS)シリーズ」4機種について新製品を発表した。
同社のディスクパブリッシャーは,最上位機種のProducer MDS-8300/8300Nから汎用タイプの「Allegro MDS-A20」まで,装置そのもののサイズとディスクの連続発行数,および印刷方式が異なるだけで,ディスク発行とデータのインポートについてはすべて同じ機能を有するのが大きな特長となっている。このため,導入を検討する医療機関は,規模や設置場所,運用に合わせた柔軟な機種選択が可能である。また,近年はサポート体制も強化しており,東京はもとより,札幌,大阪,福岡,熊本にもサービス拠点を設けてトラブル時のより迅速な対応が可能になったことがアピールされた。

●大量のディスク発行を抜群の安定感で行うProducerシリーズの新製品「Producer MDS-8300/8300N」

今回登場した新製品4機種の中で,最も注目を集めたのが300床以上の大規模医療機関を対象とするProducer MDS-8300/8300Nである。従来,医療用途としては,この最も多量のディスク発行が可能なパブリッシャーは不要と考えられていたが,近年のニーズの高まりを受けて医療用としても展開することとなった。すでに国内でも,1世代前のモデルであるProducer MDS-8200/8200Nが稼働しており,集団検診などで威力を発揮している。
Producerシリーズの新製品であるProducer MDS-8300/8300Nは,4機のレコーダーと4つのディスクビンを備え,最高で連続400枚のディスク発行を,24時間,365日体制で行うことができる。異なる種類のディスクを4種類まで搭載可能なため,例えば,2つのディスクビンにCD,もう2つにはDVDをセットしておけば,データ容量に応じて装置が自動でディスクを選択するほか,データ量が多い場合は,データのきりの良いところで複数枚のディスクに自動で振り分けて保存する。PACSから取り込んだDICOMデータの情報を基に患者IDや氏名,画像の種類などが記載されるため取り違いが防止でき,さらに,ディスクが複数枚となった場合は通し番号が振られるため,どの順番で見ればよいかがかわりやすくなっている。
また,サーマル方式のプリンタが搭載されており,ディスクのラベルはフルカラーで印刷されるほか,ラミネータが搭載されディスク表面に保護シートが貼られるため,傷に強く,水に濡れても文字がにじまない。消耗品のコストはインクジェットプリンタよりやや高いものの,ディスクに傷がついて紹介先で読み込めないといったリスクが低減されるなど,メリットは大きい。
ディスク発行の指示は装置本体のPCのほか,院内のPCをクライアントとしてWebベースで指示を出すこともできる。同社のWebクライアントは非常に柔軟にできており,台数無制限での指示出しが可能だ。

最高で連続400枚のディスク発行が可能な「Producer MDS-8300/8300N」

最高で連続400枚のディスク発行が可能な「Producer MDS-8300/8300N」

 

4機のレコーダーと4つのディスクビンを搭載

4機のレコーダーと4つのディスクビンを搭載

 

プリンタはサーマルタイプを採用

プリンタはサーマルタイプを採用

 

ラミネータでディスク表面を保護

ラミネータでディスク表面を保護

 

●ディスク発行と同時に連続インポート・Webクライアントでのインポートも可能

ディスクパブリッシャーにおいては通常,ディスク発行のみが注目されがちだが,同社の装置ではそれに加えてインポートの能力がきわめて高いことが最大の特長と言える。例えば他院からの紹介患者がCDなどを10枚持参した場合,通常は1枚1枚ウイルスチェック後にインポート作業を行うため1日がかりとなることも珍しくないが,Producer MDS-8300/8300Nでは装置本体に10枚すべてを入れれば自動で連続インポートが行われる。Producer MDS-8300/8300Nは,インポート時はインポート専用,出力時は出力専用として稼働するが,外付けのハードドライブからのインポートや,クライアントPCのドライブからWebで操作してインポートすることも可能で,その場合には,本体でディスク発行を行いつつ,クライアントPCなどからのインポートを同時に行うことができる。外付けハードドライブやWebクライアントからのインポートも台数無制限での対応が可能である。なお,取り込まれたデータは装置本体にいったん保存された後,取り込み順にPACSに送信される。医療機関によっては,外部からのデータを自院のPACSに保存したくないという要望もあるが,その場合はインポート専用のPACSを用意すればそちらにデータを送ることも可能であり,同社では,ディスクパブリッシャーの導入時に,要望に応じてインポート用のPACSをパッケージとして提案している。

●Professionalシリーズの後継機種で連続100枚のディスク発行が可能な「Catalyst MDS 6000/6000N」

Catalystシリーズの新製品であるCatalyst MDS 6000/6000Nは,医療用途の主力製品であったProfessionalシリーズの後継機種。Producerシリーズよりも小型で設置しやすいが,3機のレコーダーと3つのディスクビンで連続100枚のディスク発行が可能でパフォーマンスに優れている。インプット,アウトプット共に,機能的にはProducerシリーズと同等で,連続インポートやWebクライアントからのインポートも行うことができる。プリンタも,Producerシリーズと同じサーマル方式のものを搭載している。

連続150枚のディスク発行が可能な「Catalyst MDS 6000/6000N」

連続150枚のディスク発行が可能な「Catalyst MDS 6000/6000N」

 

●インクジェットプリンタを搭載したコンパクトな「Allegro MDS-A100」「Allegro MDS-A20」

Allegroシリーズの新製品であるAllegro MDS-A100とAllegro MDS-A20は,いずれも非常にコンパクトな装置。Allegro MDS-A100は小型でありながら2つのディスクビンを搭載し,連続100枚のディスク発行が可能なほか,Allegro MDS-A20は連続発行数は20枚であるものの,きわめて軽量・コンパクトで設置場所を選ばない。ディスク発行およびインポートの機能は大型の機種と同じであるため,大規模病院ではAllegro MDS-A20を院内に複数台設置して運用するケースもある。また,プリンタはインクジェットプリンタを搭載しており,消耗品のコストを抑えることができる。

連続100枚のディスク発行が可能な「Allegro MDS-A100」

連続100枚のディスク発行が可能な「Allegro MDS-A100」

 

最も小型で軽量・コンパクトな「Allegro MDS-A20」

最も小型で軽量・コンパクトな「Allegro MDS-A20」

 

●お問い合わせ先
社名:リマージュジャパン株式会社
住所:東京都港区浜松町2-7-1
TEL:03-6452-8780
URL:www.rimage.jp


キヤノンメディカルシステムズ ITEM2018