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ITEM2021 JVCケンウッド ブースレポート 最高レベルの高解像度を誇る「CL-S1200」をはじめとした医用画像表示用モニタや手術支援ソリューション,感染防止対策,BCP対応製品をPR

2021-5-6

JVCケンウッドブース

JVCケンウッドブース

JVCケンウッドのブースでは,画像ビューワや電子カルテ端末,内視鏡など,使用目的に応じた医用画像表示モニタの豊富なラインアップを展示。さらに,映像技術の強みを生かした手術支援ソリューションや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止対策,BCP(事業継続計画)に有用な製品を紹介した。
医用画像表示モニタとしては,「i3シリーズ」の新製品として2020年11月に発表された,30.9型1200万画素(12メガピクセル)カラー液晶タイプの「CL-S1200」をお披露目した。i3シリーズはほかに,「CL-S500 Dualstand」「MS-S500」「CL-S300」「CL-S200」「MS-S300」と,全シリーズを展示。また,i3シリーズ以外にも,診察室の電子カルテ端末と組み合わせて使用する「CL-R211」「CL-R190」,参照用の「CV-F238」,内視鏡用の「CL-E270」を出品したほか,精度管理ソフトウエア“QA Medivisor Agent”のデモンストレーションも行った。
CLINIOブランドを展開する手術支援ソリューションとしては,4K32型のサージカルモニタ「C432DCUH」,サージカルモニタ一体型レコーダ「C622CFT-S」を展示したほか,4Kカメラを参考出品。このほか,COVID-19の感染防止対策,BCPに関する製品として,アルコール消毒が可能なキーボードとマウス「MEDIGENICシリーズ」の紹介に加え,ポータブル電源付き医療用カート「ポタカート」を参考出品した。

●マルチモダリティに対応する30.9型12メガピクセルの高解像度モニタCL-S1200

2020年11月に発表されたCL-S1200は,30.9型のワイド画面,12メガピクセルという業界最高レベルの解像度を誇る医用画像表示用のモニタ。2021年1月から販売を開始した。IPSカラー液晶を採用し,推奨解像度は4200×2800ピクセル,最高輝度は1200cd/m2(出荷時600cd/m2),コントラスト比は1500:1となっている。マンモグラフィの2面表示だけでなく,CTやMRIなどマルチモダリティの画像を自由なウインドウレイアウトで表示できる。同社独自の“ターボルミナンス”機能を採用しており,画面輝度とコントラストを30秒間引き上げて,グレイスケールの階調を拡大。高濃度乳房での結節や腫瘤の検出能を向上させる。また,表示したモノクロ画像とカラー画像をピクセルごとに自動識別する特許技術“ダイナミックガンマ”機能も搭載。モノクロ画像とカラー画像を最適な階調で表示する。
CL-S1200には,感染症対策も施されている。手で触れる箇所を抗菌コーティングしたほか,操作キーも抗菌シールを用意して貼付できるようにした。さらに,液晶画面を低反射のガラスフィルターでカバーして凹凸をなくし,清拭しやすくした。これらのセールスポイント以外にも,モニタ背面と底面に照明を装着。背面は間接照明として使用でき,底面の照明は手元の明るく照らし,キーボードやマウス操作を行いやすいようにした。
I3シリーズのCL-S500 Dualstandは,21.3型5メガピクセルIPSカラー液晶モニタCL-S500の2面構成モデル。モニタ2台を支えるスタンドにより,画面の高さや上下左右の角度の変更などの調整を行える。ユーザーの用途や好みに応じて角度を変更できるため,例えば,首を動かさずに視線の移動も減らすよう,「ハの字」型に角度をつけられるなど,読影作業の負担軽減,効率化にも役立てられる。
このほかに展示されたi3シリーズのMS-S500は,21.3型5メガピクセルIPSモノクロ液晶モニタで,“サブピクセル独立ドライブテクノロジー”により15メガピクセルの解像度を実現する。さらに,CL-S300は21.3型3メガピクセルIPSカラー液晶モニタ,CL-S200は21.3型2メガピクセルIPSカラー液晶モニタ,MS-S300はサブピクセル独立ドライブテクノロジー搭載の21.3型3メガピクセルモノクロIPS液晶モニタである。

12メガピクセルの高解像度モニタ「CL-S1200」

12メガピクセルの高解像度モニタ「CL-S1200」

 

ユーザーが用途や好みに応じて角度を調節できる「CL-S500 Dualstand」

ユーザーが用途や好みに応じて角度を調節できる「CL-S500 Dualstand」

 

“サブピクセル独立ドライブテクノロジー”搭載の「MS-S500」

“サブピクセル独立ドライブテクノロジー”搭載の「MS-S500」

 

21.3型3メガピクセルIPSカラー液晶モニタ「CL-S300」

21.3型3メガピクセルIPSカラー液晶モニタ「CL-S300」

 

●診察室の電子カルテ用モニタや内視鏡モニタ用モニタ,キャリブレーションソフトウエアなど,医療の質向上に寄与するモニタソリューション

診察室などで電子カルテ端末と組み合わせて使用するモニタとしては,CL-R211とCL-R190を展示した。CL-R211は21.3型2メガピクセルIPSカラー液晶モニタで,最大輝度は500cd/m2,コントラスト比は1800:1。19型1.3メガピクセルIPSカラー液晶モニタのCL-R190は,設置場所の限られた診察室などに適している。また,電子カルテ端末モニタや画像参照用モニタとしての使用を想定しているCV-F238は,上面と側面のベゼル幅をわずか1mmとスリム化した23.8型のIPSカラー液晶モニタである。内視鏡用モニタのCL-E270は,27型のIPSカラー液晶モニタ。液晶前面をガラスコーティングし,IP45の防水性能を有している。そのためアルコール消毒も可能で,清潔な環境での内視鏡検査に寄与する。
精度管理ソフトウエアのQA Medivisor Agentは,アイコンなどのわかりやすいGUIを採用し,直感的な操作が可能。マニュアル不要でキャリブレーションを行うことができる。受入試験や不変性試験もソフトウエアのナビゲーションに従って操作を進めるだけで容易に実行可能だ。また,スケジュール管理機能があり,リマインド機能によってキャリブレーションや試験を確実に行える。予定を入れておくと無人の状態でもモニタが起動する自動実行機能も採用した。

「CL-R211」は最大輝度500cd/m2,コントラスト比1800:1の21.3型2メガピクセルIPSカラー液晶を採用

「CL-R211」は最大輝度500cd/m2,コントラスト比1800:1の21.3型2メガピクセルIPSカラー液晶を採用

 

アルコール消毒可能な内視鏡用モニタ「CL-E270」

アルコール消毒可能な内視鏡用モニタ「CL-E270」

 

「CV-F238」に表示した“QA Medivisor Agent”は直感的に操作できるのが特長

「CV-F238」に表示した“QA Medivisor Agent”は直感的に操作できるのが特長

 

●防塵・防滴の4K32型サージカルモニタC432DCUHなどCLINIOシリーズを紹介

手術支援ソリューションとして展示したCLINIOシリーズのC432DCUHは,4K32型のカラー液晶モニタ。手術室内の設置を考慮して,IP54の防水・防滴性能を有しており,清掃などを行いやすくモニタを清潔に保つことができる。入力はHDMI 2.0,DisplayPort 1.2,DVI-D,VGA,3G-SDIなどに対応しており,手術室内の各種モダリティの映像を表示可能である。金属製のフレームを採用し,堅牢性に優れているのも特長だ。
C622CFT-Sは,21.5型カラー液晶モニタを採用したオールインワンの映像記録システム。1台で手術映像などを記録・閲覧できる。タッチパネルによる容易な操作が可能で,2系統の映像を同時に記録できる。記録媒体は1TBのハードディスクドライブで,記録方式にはH.264を採用している。また,C432DCUH同様,IP54の防水・防滴性能を持ち,フラットな筐体デザインにより清拭を行いやすくした。ブースでは,4Kカメラを参考出品し,その映像をC622CFT-Sに表示させるデモンストレーションを行った。

IP54の防水・防滴性能を持つ4K32型サージカルモニタ「C432DCUH」

IP54の防水・防滴性能を持つ4K32型サージカルモニタ「C432DCUH」

 

「C622CFT-S」はオールインワンの映像記録システム

「C622CFT-S」はオールインワンの映像記録システム

 

●感染防止対策に有効なMEDIGENICシリーズや,BCPためのポータブル電源付き医療用カートのポタカートをアピール

COVID-19の感染拡大を受けて展示したMEDIGENICシリーズは,シリコン素材を採用したキーボードとマウス。COVID-19では,PCの共用による院内感染が指摘されるケースがあり,その対策が重要である。MEDIGENICはアルコール消毒が可能で,凹凸のないフルフラット設計のために拭き残し防げる。フルフラットでありながら,深いキーストロークが確保されており,入力しやすいのも特長である。高機能のMEDIGENIC Cと価格を抑えたMEDIGENIC Eの2タイプを用意。MEDIGENIC Cは設定変更可能なアラーム機能を搭載しており,一定期間消毒を行わないとランプが点滅。長時間が経過するとビープ音を発する。さらに,バックライトを採用しており,暗所でも入力しやすい。
一方,参考出品したポタカート(仮称)は,モニタとポータブル電源を組み合わせたBCP対応で有用なカート。展示したカートは626Wのポータブル電源を搭載しており,約8時間,モニタや電子カルテのノートPC端末に電力を供給する。地震などの自然災害により停電で電力を消失した場合でも,診療を継続することができる。また,プレハブや屋外など電源のない場所でCOVID-19の診療を行うといった使用も想定している。

清掃アラーム機能を持つ「MEDIGENIC C」

清掃アラーム機能を持つ「MEDIGENIC C」

 

ポータブル電源を搭載しCOVID-19診療など電源が限られた場所で役立つと期待される「ポタカート」(仮称)

ポータブル電源を搭載しCOVID-19診療など電源が限られた場所で役立つと期待される「ポタカート」(仮称)

 

●お問い合わせ先
社名:株式会社JVCケンウッド
住所:神奈川県横浜市神奈川区守屋町3-12
TEL:045-450-1890
URL:https://www.jvc.com/jp/pro/healthcare_sys/