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ITEM2021 東洋メディック 取材速報 放射線治療計画支援システムや超音波骨密度測定装置を中心に,多数の製品をラインアップ

2021-4-18

東洋メディックブース

東洋メディックブース

放射線科領域において世界各国で活用されている放射線診断用線量の管理ソリューションや放射線治療の周辺機器などを多数取り扱う東洋メディックは,今回も診療に役立つ多くの製品をブース内に展示した。Mirada Medical(英国)の“Mirada RTx”は,デフォーマブル・レジストレーション・アルゴリズムを利用した放射線治療計画支援ソフトウエアツール。デフォーマブル・レジストレーションとは,歪みのないCT画像に,歪みのあるMR画像などをフュージョンさせる技術で,Mirada RTx はPETやSPECTなども含めたマルチモダリティの画像に対応する。各モダリティ画像の任意のビュー上でATLASベースの輪郭描画や編集が可能で,フュージョン後や輪郭描画後の画像セットを放射線治療計画システムにエクスポートして利用できる。さらに,薬事承認を取得し販売を開始した,放射線治療計画サポートソフトウエア“Workflow Box”では,CT装置や放射線治療計画装置からCTデータを転送すると,機械学習技術を利用したDeep Learning Contouring(DLC)である“DLC Expert”によって自動的に輪郭作成が実行されるため,Mirada RTxとWorkflow Boxを組み合わせて使用することで,放射線治療計画を強力にサポートする。

超音波骨密度測定装置「EchoSシステム」も,新たに取り扱いを開始した製品。従来の骨密度測定装置はX線を使用するものが一般的であるが,EchoSシステムは超音波によって腰椎や大腿骨の骨密度を測定することができる。通常の超音波診断装置と同様のコンベックスプローブを使用し,腰椎なら約80秒,大腿骨なら約40秒走査するだけで簡単に骨密度を測定することができる。また,国内では初めて(*)FRAX骨折リスク評価ツールを搭載しており,測定後には測定結果のレポートが自動で作成される。なお,EchoSシステムには,キャスター付きのスタンドに搭載され院内で使用するパネルPCタイプの「EchoStation」と,専用カートに収納し持ち運びも可能なノートPCタイプの「EchoS」の2種類がある。

*同社調べ

Mirada Medicalの製品を紹介するコーナー

Mirada Medicalの製品を紹介するコーナー

 

“Workflow Box”ではDLC Expertによって自動的に輪郭作成が実行される

“Workflow Box”ではDLC Expertによって自動的に輪郭作成が実行される

 

超音波骨密度測定装置「EchoSシステム」(EchoStation)

超音波骨密度測定装置「EchoSシステム」(EchoStation)

 

通常の超音波診断装置と同様に走査

通常の超音波診断装置と同様に走査

 

測定にはコンベックスプローブを使用

測定にはコンベックスプローブを使用

 

視覚的にわかりやすい測定結果レポート

視覚的にわかりやすい測定結果レポート

 

●お問い合わせ先
社名:東洋メディック株式会社
住所:〒162-0813 東京都新宿区東五軒町2-13
TEL:03-3268-0021
URL:https://www.toyo-medic.co.jp/