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ITEM2022 PSP ブースレポート NOBORIとの合併で,より利便性の高い医療サービスの提供をめざす“新生PSP”が始動

2022-5-6

PSPブース

PSPブース

PSPは,2022年4月1日に株式会社NOBORIと合併し,テクマトリックスグループの一員としての新たなスタートを切った。合併後初の出展となった今回,製品ブランドとして継続するNOBORIのロゴとPSPのロゴをあしらったデザインのブースで“新生PSP”を来場者に印象づけた。テーマに掲げた「医療情報をみんなの手に。そして,未来へ。」には,PSPとNOBORIのシナジーでより利便性の高い医療サービスを提供して医療情報インフラを構築することで,患者や医療従事者,家族,地域社会の“想い”を共有し,持続的な医療環境づくりに貢献するという新生PSPのメッセージが込められている。
展示では,読影を支援する多彩な機能を実装したビューアーソフトウェア「EV Insite R」やクラウドPACS「NOBORI」を中心に,臨床への導入が加速する医用画像診断支援人工知能(AI)サービスや,クラウド線量管理ソリューション「MINCADI」などを併せて展示し,医療情報インフラを構成する数々の製品・サービスを紹介した。

NOBORIとの合併で誕生した“新生PSP”を映像でも紹介

NOBORIとの合併で誕生した“新生PSP”を映像でも紹介

 

●バージョンアップで新機能が追加されたビューアーソフトウェア「EV Insite R」

ビューアーソフトウェア「EV Insite R」は,日々の読影をスムーズにストレスなく行えることをめざして開発されたシステムで,ユーザーごとに画面レイアウトや操作を登録できるカスタマイズ機能や,ワンタッチでの過去画像比較,MPR表示や解析など,多彩な機能が実装されている。ユーザーの声やニーズに応えるためにバージョンアップを重ね,年々利便性を向上させている。
今回のバージョンアップでは,脊椎ラベリングをアノテーションとして保存できる機能が追加された。サジタル画像に対して脊椎にマニュアルでラベリングを行うと,脊椎番号がアノテーションとして保存され,アキシャルなど別の断面で表示したときにも,連動して脊椎番号が表示され読影をサポートする。ラベリング方法はユーザーごとに設定でき,ラベリングを開始する脊椎とラベリングの方向(C1から尾側へ,T12から頭側へなど)をプリセットしておくことで,脊椎を指定していくだけで自動的に番号が振られる。

「EV Insite R」に追加された脊椎ラベリングをアノテーションとして保存する機能

「EV Insite R」に追加された脊椎ラベリングをアノテーションとして保存する機能

 

アノテーションは各断面に連動し,アキシャル表示では右上に脊椎番号が表示され読影を支援する

アノテーションは各断面に連動し,アキシャル表示では右上に脊椎番号が表示され読影を支援する

 

ラベリングの方法はユーザーごとにプリセットが可能

ラベリングの方法はユーザーごとにプリセットが可能

 

●国内1100以上の施設に導入されるクラウドPACS「NOBORI」

クラウドPACS「NOBORI」は,院内に専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」を設置して,国内東西2拠点のデータセンターで医用画像などの医療情報を保管するサービスで,堅牢なセキュリティやスムーズな操作性,導入のしやすさなどが特長である。NOBORI-CUBEは,幅90mm×高さ230mm×奥行き230mmとコンパクトな設計で,施設の規模やニーズに合わせて複数台設置し,ゲートウエイや一時保管のためのサーバ,ビューアやレポートなどのアプリケーションを割り当てて使用する。NOBORI-CUBEのストレージにはSSDを採用することでHDDに比べて耐障害性に優れており,万が一障害が発生した場合にも,共通仕様のため別のCUBEで機能を肩代わりすることで迅速に復旧できる。
NOBORIには,院内サーバと変わらない表示速度や操作性を実現するために"Smart-Retrieve"機能が実装されている。電子カルテなどと連携することで,患者受付やオーダ発生などをトリガーとして該当患者の過去画像をクラウドから自動でダウンロードする機能で,必要時にストレスなく過去画像を参照することができる。
NOBORI-CUBEはレンタルで提供されるため初期投資が不要で,導入初月から使用量に応じた月額利用料で使用できる。また,クラウド上で統合管理されるため保守・メンテナンスの負担もなく,導入のしやすさが大きな特長となっている。

クラウドPACS「NOBORI」のカラフルな専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」

クラウドPACS「NOBORI」のカラフルな専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」

 

●NOBORIで利用できる画像診断支援AIサービスを紹介

PSPはエムスリー株式会社とともに,2022年4月に合弁会社であるエムスリーAI株式会社を設立した。エムスリーAIでは,病院からクリニックまであらゆる医療機関において多様な医療AIを利用できるプラットフォーム「M3 AI platform」を運営しており,ブースではクラウドPACS「NOBORI」でM3 AI platformで提供される画像診断支援AIサービスを利用できることを紹介した。NOBORIで利用する場合には,事前の設定に基づきゲートウエイサーバでDICOMタグ情報から解析対象となる検査を絞り込み,クラウドにデータをアップロードしてAIエンジンで解析,結果がサーバに送信される。M3 AI platformでは現在,エルピクセルの「EIRL」,VUNO Inc.の「VUNO」,Alibaba Damo Academyの「Ali-M3」,キヤノンメディカルシステムズの「Abierto Reading Support Solution」のAIソリューションを提供しており,胸部X線や頭部/胸部CT,頭部MRI,COVID-19肺炎などの解析が行える。AIソリューションは,今後も順次追加されていく予定。

頭部MRAから脳動脈瘤の候補を検出・表示するエルピクセルの「EIRL Brain Aneurysm」

頭部MRAから脳動脈瘤の候補を検出・表示するエルピクセルの「EIRL Brain Aneurysm」

 

●他施設との比較が可能なクラウド線量管理ソリューション「MINCADI」

クラウド線量管理ソリューション「MINCADI」(開発元:株式会社A-Line)は,NOBORIのセキュアな通信技術を活用し,クラウド上で線量記録・管理するシステムである。DICOMのタグ情報やRDSRから検査や線量の情報を取得し,クラウド上で自施設の線量記録・管理ができるほか,匿名化された他施設との比較もできる。他施設比較では同一機種を使用している施設との比較も可能で,他院の検査プロトコルも参照できるため,検査最適化のための検討にも活用できる。NOBORIと同様,クラウドを利用したソリューションのため,初期費用不要な点もメリットである。

クラウドを利用した「MINCADI」では他施設との比較も可能

クラウドを利用した「MINCADI」では他施設との比較も可能

 

●お問い合わせ先
社名:PSP株式会社
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-13-1
TEL:03-4346-3179
URL:www.psp.co.jp


キヤノンメディカルシステムズ ITEM2022