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ITEM2023 イーメディカル東京 ブースレポート 運用を重視した磁性体センサー「magfhyⅡ」でMRI室の確実な安全をサポート

2023-5-1

イーメディカル東京ブース

イーメディカル東京ブース

イーメディカル東京と東京計器アビエーションは,「MRI室をはじめとした検査室などの安全・安心な検査・処置環境をサポート」をコンセプトにブース展示を行った。イーメディカル東京は,遠隔読影サービスや放射線関連設備工事のコンサルテーション事業などを展開,一方の東京計器アビエーションは,MRIシールドルームや電磁波シールド製品の販売・設計・製造を行っており,いずれも医療施設のニーズに対し,柔軟なサポート体制を持つ。また,現場に密着し,運用面を重視した製品開発を行っている。ブースでは,磁性体センサー「magfhyⅡ」(マグフィーⅡ)やオゾン発生器内蔵タイプLED照明など,MRI室の安全をサポートするラインアップがアピールされた。

●運用面を重視して開発した磁性体センサー「magfhyⅡ」(マグフィーⅡ)で吸着事故を確実に防ぐ

イーメディカル東京が開発したmagfhyⅡは,大小の磁性体を高感度で検知する一方で,不要なノイズを抑制して誤警報を防ぎ,より安全なMRI運用を実現する。magfhyⅡは,MRI室の入り口前に設置した2本の支柱の間を磁性体が通過すると,支柱内部に設置されたセンサーが検知し,支柱上部のランプと音声アナウンスで注意を促す。ベクトル検知能力(特許取得)と環境ノイズ抑制機能によるハイブリッド検知機能で磁性体の移動方向を検知する構造になっており,周辺の磁性体ノイズを抑制することで,誤警報を減らし,より確実に吸着事故を防ぐ。また,2本の支柱は最大1.5m程度まであけて設置できるほか,支柱付近に設置したマットの上で一回転してより小さな磁性体を検知することもでき,施設の設備に合わせた運用が可能である。MRI管理担当者の要望を聞き取り,数年をかけて開発を行った製品で,MRI室の確実な安全をサポートする。ブースでは,MRI検査室に対応した非磁性体の車椅子やストレッチャー,点滴スタンドなどのラインアップも併せて紹介された。

運用面を考慮した磁性体センサー「magfhyⅡ」

運用面を考慮した磁性体センサー「magfhyⅡ」

 

磁性体を検知すると,支柱上部のランプが青から黄色や赤に変わって周囲に知らせる

磁性体を検知すると,支柱上部のランプが青から黄色や赤に変わって周囲に知らせる

 

MRI検査室に対応した非磁性体の車椅子

MRI検査室に対応した非磁性体の車椅子

 

●MRI室に柔らかな印象を与えるブラケットタイプのLED照明を追加

東京計器アビエーションは,MRI室対応LED照明「mag luminance」シリーズのさまざまなタイプを展開している。mag luminanceは,電源装置を別置することでノイズによる障害をなくし,LED照明として初めてMRI検査室内への設置を実現した。白色LEDと電球色LEDを混合し,各色の比率を変更することで,色温度を3段階(3000K,4000K,5000K)の中から設定できるほか,全タイプで0〜100調光が可能である。また,電源装置1台に対して複数台の接続が可能で,室外に設置するノイズフィルターも1台ですみ,導入費用を軽減する。
mag luminanceシリーズにはストレート直付け,ブラケット,スポット,ダウンライト,非常用の各タイプがあり,最近,ニーズが高まっているのがブラケットタイプである。近年のMRI室は機能に加え,デザインや雰囲気を重視する傾向にあり,間接照明による柔らかな印象が患者の緊張を和らげる効果が期待される。照明の付け替えはコスト面での負担も少ないことから,同社では,ブラケットタイプに四角タイプ(白色と黒色の2種類)を追加し,さらなるシェア拡大をめざしている。

電磁波ノイズ低減LED照明「mag luminance」シリーズ

電磁波ノイズ低減LED照明「mag luminance」シリーズ

 

近年ニーズが高まっているブラケットタイプ

近年ニーズが高まっているブラケットタイプ

 

スポットライトタイプなど,幅広いラインアップを揃えている

スポットライトタイプなど,幅広いラインアップを揃えている

 

●オゾン発生器内蔵タイプLED照明「Air Fresh-BaseLight」が登場

さらに今回,新製品としてオゾン発生器内蔵タイプLED照明「Air Fresh-BaseLight」(製造元:東西電工)がラインアップに加わった。Air Fresh-BaseLightは,オゾン発生器「Air Fresh2」とLED照明を融合させたもの。Air Fresh2は,オゾン(O3)と紫外線(UV)の特性を生かした空気除菌・殺菌装置で,紫外線ランプにオゾン生成タイプの冷陰極殺菌ランプを採用,253.7nmのUVスペクトルによる殺菌効果を発揮する。一般財団法人北里環境科学センターでの試験の結果,大腸菌ファージウイルスMS2に対して99.8%の除菌効果があることが実証されており,レントゲン車などにも搭載されている。Air Fresh-BaseLightは,mag luminanceの天井直付けタイプにオゾン発生器を内蔵しており,抗菌や消臭,害虫除去に効果がある。オゾン出力のタイプをMRI室の広さに合わせて選択すれば,MRI室内の照明のうちの1つをAir Fresh-BaseLightに変更するだけで,効率の良い感染防止対策を行える。オゾン発生器と照明部は独立しており,照明としてのみ使用することも可能である。

オゾン発生器内蔵タイプLED照明「Air Fresh-BaseLight」。個別スイッチで,LED照明としてのみの使用も可能。

オゾン発生器内蔵タイプLED照明「Air Fresh-BaseLight」。個別スイッチで,LED照明としてのみの使用も可能。

 

●お問い合わせ先
社名:株式会社イーメディカル東京
住所:東京都中央区銀座7丁目15-5 共同ビル2階
TEL:03-3542-3588
URL:https://www.emedicaltokyo.co.jp/
E-mail : info@emedicaltokyo.co.jp