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RSNA2012 フィリップス - USUS:高精細のリアルタイム3Dを可能にするxMATRIX

2012-11-27

プレミアムハイエンドの「iU22 xMATRIX」

プレミアムハイエンドの「iU22 xMATRIX」

RSNA2012 [第1日目:11月25日(日)]

フィリップスは超音波診断装置としては,2010年からRSNAで紹介されている最上位機種の「iU22 xMATRIX」の機能を中心に展示を展開した。縦横に9220素子を配列したxMATRIXトランスデューサは,電子的にビームを振ることでボリュームデータの収集が可能で,探触子を動かすことなく縦横,体表に平行な断面の観察が行える。xMATRIXでは,ボリューム内で断面を振ることで,探触子をあおる角度をつけた断面の描出が可能で,肋間からのアプローチでも精細な画像が取得できる。

もうひとつの特長は,CT,MRI,PET/MRの画像とフュージョンして,穿刺やRFA治療などをサポートする「PercuNav」を搭載することだ(日本国内薬事未承認)。患者の身体に貼り付けた磁気センサやプローブのセンサ,穿刺ニードルの先端のセンサによって位置情報を把握し,フュージョン画像と合わせて正確な手技を可能にする。他のモダリティの画像取り込みも,CDやネットワークなどから簡単に行えるようになっており,コラボレーションが容易に可能となる。

4D画像収集を可能にしたxMATRIXトランスデューサ

4D画像収集を可能にしたxMATRIXトランスデューサ