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RSNA2015 GE - USプローブのラインナップ強化に加え,高精細有機ELモニタを搭載した「LOGIQ E9 XDclear2.0」などを披露

2015-11-30

有機ELモニタを採用したLOGIQ E9 XDclear2.0

有機ELモニタを採用した
LOGIQ E9 XDclear2.0

RSNA 2015[第1日目:11月29日]

GE Healthcareの超音波診断装置のコーナーでは,2機種が新製品として紹介された。「LOGIQ E9 XDclear2.0」と「LOGIQ S8 with XDclear」は,ともに2015年10月に日本国内でも発売されたばかりである。

LOGIQ E9 XDclear2.0では,日本のGEヘルスケア・ジャパンが国内で開発した高感度プローブである「XDclearプローブ」をベースにプローブのラインナップを強化している。XDclearプローブは,シングルクリスタルを採用しており,高画質化を実現している。従来の腹部一般用「C1-6-Dプローブ」に,新たに浅部用のマイクロコンベックス型「C3-10-Dプローブ」が加わったことで,表在部から深部までの広範囲で,高画質画像を提供する。また,LOGIQ E9 XDclear2.0には,22インチの「OLEDワイドモニター」が搭載された。斜めからの視認性も良く,黒色のコントラストも明瞭に描出する。

さらに,LOGIQ E9 XDclear2.0では,RFAといったアブレーション治療などにおける穿刺に有用なフュージョン機能である“Volume Navigation”も強化されている。3D GPSによる立体的な表示により,正確で安全な手技を支援。プローブ内にセンサーを内蔵する「C1-6VN」「C2-9VN」に加えて小型の「C2-7VN」を装備し,肝臓がんなどの腹部領域の穿刺に柔軟に対応できるようになった。

もう1つの新製品であるLOGIQ S8 with XDclearは,コンパクトな設計で,設置面積も少なく,日本の医療事情に合わせた装置だと言える。軽量のため施設内の移動も容易。日本仕様には,22インチのOLEDワイドモニターが採用されている。

このほか,超音波診断装置では,乳房専用の「Invenia ABUS」も展示された。デンスブレストの多い日本人女性に対しては,超音波診断装置による乳がん検査が適していると言われているが,Invenia ABUSでは,自動で乳房をスキャンするため,検査者によるバラツキがなく,精度の高い検査を行える。今回は,日本のファーストユーザーである難波 清氏(北斗病院)がGE Healthcareによるプレゼンテーションとワークショップである“GE Healthcare Breast Health Advantage”にて講演を行った。

高精細プローブに対応したLOGIQ S8 with XDclear

高精細プローブに対応したLOGIQ S8 with XDclear

 

日本での導入が進む「Invenia ABUS」

日本での導入が進む「Invenia ABUS」

穿刺用プローブの「C2-6b」

穿刺用プローブの「C2-6b」

 

小型の「C2-7VN」

小型の「C2-7VN」


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