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RSNA2017 シーメンス - ヘルスケアIT 機能強化とサービス拡充により「teamplay」から「Digital Ecosystem」へ

2017-11-29

「teamplay」のサービスを強化した「Digital Ecosystem」

「teamplay」のサービスを強化した「Digital Ecosystem」

RSNA 2017 ヘルスケアIT

Siemens Healthineers(シーメンス)のヘルスケアIT関連では,2015年のRSNAで発表された医療情報のビッグデータを扱うクラウドサービス「teamplay」が,機能強化とサービス拡充によって「Digital Ecosystem」へと進化したことが紹介された。ブース内では,Digital Ecosystemに加わった新たな機能やサービスのデモンストレーションが行われた。

teamplayの機能強化として,線量管理“Dose Management”や利用状況分析“Usage Management”の結果を基に,ユーザー施設間でベンチマーク分析が可能になった。これにより,被ばく線量を複数の施設と比較して,適正化を進める上での参考とすることが可能となるほか,モダリティの効率的な稼働に役立てたり,画像送信して情報共有を図ることもできる。このほかにも,循環器部門の情報管理や放射線部門の入院・外来検査比較,読影レポートの作成状況,オーダから検査までの時間管理といったことも可能である。

さらに,Digital Ecosystemでは,ほかのヘルスケアITベンダーが提供するアプリケーションを組み込み,クラウドサービスとして利用できるようにした。今回のRSNA 2017では,米国HeartFlow社が提供する冠血流予備量比を測定する“FFRCT”などを用いてPRが行われた。日本国内での展開は未定だが,同様のサービスの提供をめざすという。

「Digital Ecosystem」の“Dose Management”でのベンチマーク比較

「Digital Ecosystem」の“Dose Management”でのベンチマーク比較

 

“Usage Management”によりモダリティの稼働状況も他施設と比較可能

“Usage Management”によりモダリティの稼働状況も他施設と比較可能

 

「Digital Ecosystem」はHeartFlow社の“FFRCT”など他社のアプリケーションを利用可能

「Digital Ecosystem」はHeartFlow社の“FFRCT”など他社のアプリケーションを利用可能

 

一方で,画像解析ソリューションである「syngo.via」は,バージョンが“VB20”から“VB30”へと上がった。新バージョンでは,“Cinematic VRT”の処理速度が向上したほか,展開した際もなめらかに高精度画像を描出できる。

「syngo.via」の“Cinematic VRT”の画像

syngo.via」の“Cinematic VRT”の画像

 

コクピットのようなデモンストレーション端末で「syngo.via」をPR

コクピットのようなデモンストレーション端末で「syngo.via」をPR


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