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RSNA2021 フィリップス - 超音波 幅広い領域でハイパフォーマンスを提供する「EPIQ Elite」

2021-12-28

より多彩な活用が期待される「EPIQ Elite」

RSNA2021 超音波

Philips(フィリップス)の超音波装置「EPIQ Elite」は,腹部や表在,乳腺,産婦人科など幅広い領域に対応する。2019年発売のxMATRIXトランスデューサ「XL14-3」は,1本で2D/3D/4Dの画像を表示できる世界初のリニアマトリックスプローブで,約5万6000個の素子が格子状に配列されている。リアルタイム2断面表示が可能で,血管の長軸と短軸を完全に同期した状態で表示,エコーガイド下末梢動脈治療(EVT)時などに有用である。また,3Dデータから腹部大動脈瘤を3Dモデル化して計測する“AAA Model”は,血管軸に垂直な断面を再構成して自動計測するため,2DよりCTに近い結果が得られる。

さらに,“Liver Fat Quantification”(薬機法未承認)が初披露された。MRIを用いた肝脂肪定量法であるプロトン密度脂肪率測定との高い相関が得られており,非侵襲かつ容易な検査法として期待される。また,新型コロナウイルス感染症の影響でベッドサイドでの肺エコーが見直される中,携帯型超音波装置「Lumify」の肺エコーB-lineカウンティング機能も紹介され,有用性がアピールされた。

より多彩な活用が期待される「EPIQ Elite」

より多彩な活用が期待される「EPIQ Elite」

 

腹部大動脈瘤を立体的に自動計測する“AAA Model”

腹部大動脈瘤を立体的に自動計測する“AAA Model”