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RSNA2025 キヤノンメディカルシステムズ - 血管撮影装置 最新ADCTとの組み合わせで迅速・低被ばくの検査・治療を実現するアンギオCT「Alphenix 4D CT」を展示

2025-12-2

最新ADCTと組み合わせた「Alphenix 4D CT with Aquilion ONE / INSIGHT Edition」を展示

最新ADCTと組み合わせた
「Alphenix 4D CT with Aquilion ONE / INSIGHT Edition」
を展示

キヤノンメディカルシステムズの血管撮影装置は,米国では「Alphenix 4D CT」として展開しているアンギオCTを出展し,今回は最新のフラッグシップADCT「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」と組み合わせた提案を行った。
血管撮影装置「Alphenix」は,画素サイズ76µmの高精細検出器「Hi-Def Detector」を搭載し,小視野を鮮明な画像でモニタに大きく表示でき,精緻なカテーテル手技を支援する。米国では,12×16インチと12×12インチの2サイズのHi-Def Detectorを展開しており,放射線科や腫瘍科のIVRに加え,循環器の領域でも活用されるなど,日本国内よりも幅広く用いられている。循環器では心臓用や下肢用のステントの明瞭な描出が高く評価されており,米国での導入台数を伸ばしている。また,被ばく低減のためのコンセプト「DoseRite」を採用し,さまざまな線量マネージメント機能も利用できる。
アンギオCTにおいては,16センチ幅を撮影可能なADCTと組み合わせることで,迅速で低被ばくな検査・治療を提供できることから,新たな提案として超解像画像再構成技術「PIQE」や検査自動化技術「INSTINX」を実装した最新ADCTであるAquilion ONE / INSIGHT Editionとの組み合わせを展示した。日本発祥のハイブリッドERにADCTを採用したアンギオCTを導入することで,頭部を1スキャンで撮影できるADCTのメリットを生かし,脳梗塞では迅速な診断から血栓回収療法などにスムーズに移行でき,ワンストップの診断・治療を支援する。日本国内では,救急領域の外傷症例においてADCTで全身を速やかに撮影し,必要に応じて開頭や開胸手技を実施するような運用も行われている。米国では共同研究施設に導入されているハイブリッドERが脳卒中診療に活用されており,そこでのノウハウを蓄積し,将来的に米国内での普及をめざしているという。

高画質やワークフロー改善が特長のフラッグシップADCTの組み合わせ,ハイブリッドERへの導入も提案

高画質やワークフロー改善が特長のフラッグシップADCTの組み合わせ,ハイブリッドERへの導入も提案

 

高精細検出器「Hi-Def Detector」による高画質画像で精緻なカテーテル手技をサポート

高精細検出器「Hi-Def Detector」による高画質画像で精緻なカテーテル手技をサポート

 

Alphenixは被ばく低減のためのコンセプト「DoseRite」を採用

Alphenixは被ばく低減のためのコンセプト「DoseRite」を採用